感想文 ゴーマニズム宣言 第1巻

第1章「宗教と科学の葛藤」

 

「わしは非科学的なものはいっさい信じない!」とゴーマンをかますよしりんだが、

その一方で、自身を「真言密教の不動明王に見守られている」と信じている。


宗教と化学の葛藤の末に出した答えは

「人間は矛盾だらけのままでいい!」

というゴーマニズムだった!

 

「いっさいの矛盾なく理路整然とした思考はコンピューターかロボットにまかせればいいのだ!」

というセリフは『人間は思想する生き物である』と述べているようにも感じた。

 

「矛盾」は必ずしも不誠実ではなく、むしろ葛藤という名の誠実なのかもしれない。