甲骨文字が彫られたカメ

 

ハックスレー

ゴー宣いきもの図鑑⑤

 

甲骨文字が彫られたカメ

 

【解説文】

 

今回は古代支那の殷時代に、漢字の初源である甲骨文字が彫られたカメ(ヤマガメとハコガメ類?)の腹甲板です。

 

ご存知の通り、殷は紀元前1600年頃 – 紀元前1046年まで続いた王朝です。

甲骨文字は漢字書体の一つで、現在確認できる最古の漢字で、古代支那で生まれ、発達してきた文字と獣骨を用いる占卜(占い)とが結びついて文字記録となったものです。

 

獣骨を用いる占いを骨卜で、その骨を卜骨と呼びます。

亀の甲を用いるときは亀卜で、その甲は卜甲と呼びます。

占トは亀の甲羅、獣の肩甲骨に占トの内容を刻み、裏側を火であぶり、表面にできる亀裂によって吉兆や行動指針を決めるものだったみたいです。

 

これはまだ、専門家による鑑定はしてないのですが、

いつか機会があれば、あの「なんでも鑑定団」にでも見てもらおうと考えてます、笑。




コメント: 1
  • #1

    metalすらいむ塩ムスビ (土曜日, 12 9月 2020 22:43)

    自分が鑑定士なら亀裂が生じてる物に価値をおきます。