ハックスレーの
ゴー宣いきもの図鑑⑥
「頭骨・肩甲骨・牙」
【解説文】
左はニホンイノシシSus scrofaの頭骨。
80キロの大物で、手作業で除肉(疲れた)、アセトンで脱脂、漂白剤を用いて作成しました。
漂白剤の使用は殺菌程度と注意をしながら作成したので、骨本来の白さを保っています。
渾身の力作です。
右側の扇状のはマッコウクジラPhyseter macrocephalus Linnaeusの肩甲骨。
宮城県石巻市の工芸品らしく、ザトウクジラの美しい絵が描かれています。
幅は40センチほどで、持ってみると意外に軽いです。
最後に本の横の小さなアーチ状のものは、バンジージャンプで有名なバヌアツ共和国ペンテコスト島のイノシシの牙です。
ペンテコスト島では若い個体のイノシシの上牙を削ぎ落とします。
すると、上下の牙の噛み合わせにより研磨される術を失うと、下牙が生涯伸び続け、常識では考えられないほどのアーチを生み出します。
バヌアツ共和国の原住民の間では村長クラスの位の高い方が装飾しており、ペンテコスト島では銀行で金のかわりに、このイノシシの牙が用いられています。
恐らく日本で所持しているのは私のみです。
metalすらいむ塩ムスビ (土曜日, 12 9月 2020 23:05)
サクラ(馬)にモミジ(鹿)、クジラは口にしてますがボタン(猪)は......うり坊は捕獲可能ですか?