第25弾 野沢菜煮
(撮影:和ナビィさん)
晩秋に漬け込んだ野沢菜は、春先になると乳酸発酵してきてべっこう色に変化します。
酸味が出て、色も味も京都の「すぐき」や木曽地方の「すんき漬け」によく似ています。
こうなるのを待って毎年作るのが「野沢菜煮」です。
塩出ししてから細かく切って唐辛子も少し入れて甘辛く炒め煮にしたものです。
鰹節をたっぷり加えて煮上げます。
九州の「からし高菜」のようにチャーハンに入れても旨いです。
「野沢菜おやき」はこれを入れて作ります。
祖母も母も作ってきた春先の信州の味、小さい頃から食べてきました。
「野沢菜煮」にしたものを兄妹や親戚、親しい方に送る季節になりました。
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