岡田晴恵を説く
タッチ&ゴー宣
《収録参加》
皿:皿うどん
え:えみりん
た:たっちゃん
カ:カレーせんべい
《収録》
2020年4月28日21時00分から21時30分
《司会・編集》
皿うどん
FLASH5月12日・19日号
よしりん辻説法 説法40
岡田晴恵を説く
良薬はコロナに苦し
カ:私はサラリーマンだから、平日のワイドショーは見ることができないので岡田晴恵さんのことを知りませんでしたが、よしりん辻説法に登場した『コロナ晴恵』はキャラクターが立ってるし、どこか愛嬌を感じました(笑)
た:そうですよね。
カ:よしりんとコロナ晴恵の疑似対談が面白かったです。ギャグタッチでありながらもデータを示した真剣な討論だったと思います。あとは新ギャグの『安堵ーナツ♪』がサイコーに面白かった!
皿:いつもの『カワウソ~に』と、この間もやってた『くせい!くせい!疑惑の惑星!』もあって、ギャグがめっちゃいいですよね。
た:僕は一コマ目の岡田晴恵さんの絵と「一年後活躍していてほしくない女王だ」というセリフで笑いました。
カ:その後、りか坊さんが「確かにまだコロナと戦っていることになりますけど…」とフォローがあってホッとしましたけど(笑)
た:「コロナ晴恵です」って言いながら登場したところも笑いました。「岡田」じゃないんやと。この二か所はめっちゃ笑いました。
え:似顔絵が似てるなあと思いましたね。
皿:この似顔絵そんなに似てるんですね。僕はモーニングショー見たことないから。
え:「女好き大解放宣言」でこの方を描くねんやって思いました。よしりん先生、岡田晴恵さんのこと好きなんかな?
一同:(笑)
皿:岡田晴恵さんが、いつものよしりん先生とりか坊さんの対談の中に割って入ってくる展開は新鮮でした。その後、岡田晴恵さんとのやりとりになるところが、何か昔、戦争論シリーズでやったかな? よしりん先生が裁判で陪審員になって進めていく回のことを思い出しましたね。
カ:戦争論2の第13章で「南京大虐殺」を題材にした法廷推理ドラマ仕立てで、「再審・南京大虐殺」を参考文献に漫画にしていた回ですね。確かに、それを彷彿とさせる面白さでした!
◆◆◆
カ:岡田晴恵さんが言ってることは多数派だと思います。
え:多数派ですか?
カ:はい。今の「コロナ恐怖症」の人々から支持されていることを言ってると思いました。ただ、この疑似討論を読んでみると「言ってること滅茶苦茶やな」と思いました。データを無視して、パニックを煽っているとしか思えない。にもかかわらず、彼女が言ってることの方が「一般常識」になっている。そうなると今の風潮自体が相当狂っていると私は改めて感じた次第です。
た:異常事態ですもんね。緊急事態じゃなくて。
カ:岡田晴恵さんはイデオロギーや政治団体からお金を貰っているとかでこのようなことを言っているのではないかもしれません。だけど、コロナ騒動を一種のお祭り騒ぎのように、非日常を楽しむための言動を並べているように私は感じてしまいました。
た:インフルエンザと殆ど変わらないというか、重症者数や死者数、それに回復者数など、データを正確に見たら、インフルエンザよりも遥かに雑魚キャラなウイルスのことで、なんでTV番組もコロナ一色になって、世の中こんなことになっているのかなあと思います。辻説法の疑似対談も、読んでいて岡田晴恵さんのセリフに対して読者の自分が「?」マークがいっぱい出てくる感覚になりましたね。
え:そうですよね。
た:でも中々現実は、今回の漫画みたいな感じにはいってくれずに、結構な数の人がパニックになってたり、パニックまではいかなくても、今は兎に角、自粛しとかなしゃーないみたいな空気になっていたり、怖い流れになっているので、笑ってばっかりもいられないんです。けれども、その辺のことをどう考えたらいいのかなと思っている人がいたら、そういう人に今回の辻説法を読んでもらいたいと思いましたね。
え:漫画に笑いながら思考は冷静になれるかもしれないですよね。
皿:そうですよね。
え:岡田晴恵さん自身も途中で気づいて引っ込みがつかんようになってんちゃうかなあと思いました。これだけ自身の発言が世間に影響を持ってしまったからです。でも何かこう、コロナのお陰でテレビに出れてるなあと感じるときがあって、こんな風によしりん先生の漫画にも描いてもらえて、コロナの恩恵凄い受けてるなあと思いました(笑)
皿:コロナの恩恵(笑)確かにそう思えちゃいますよね(笑)
カ:この人は何かの専門家ですか?
皿:感染症の専門家って漫画の中にも出てますね。
え:この漫画を岡田晴恵さん本人が読んだら、どう思うんだろう。漫画は対話形式みたいになっていますけど、よしりん先生の反論まで含めてちゃんと読んでも、それでもやっぱり「コロナは恐ろしい」って主張し続けるのかな。
カ:漫画の中のやり取りに出てくるコロナ晴恵のセリフは、岡田晴恵さん自身が主張しているデータを述べているのだろうし、仮にご本人がこの漫画を読んだとしても「ええその通りですよ」とおっしゃると思います。岡田晴恵さんの主張を元にセリフにし、それに対してよしりんはデータで反論しているのが、実に面白いと思いました。
皿:僕は、よしりん先生がこういう風に漫画に描くことで、岡田晴恵さんが「いや私こんなこと言わへんわ!」って食いついて来て欲しいのかなって読んでて思ったんですけど。
◆◆◆
カ:とにかく、よしりん先生は、めっちゃ岡田晴恵さんを研究してますよね!
皿:やっぱり「好き」なんですね(笑)
た:「女好き大解放宣言」になってから3回目でしたっけ?
え:それくらいかな?
た:よしりん先生が好きな女の人を描くとは限らないと、どこかで目にした気がしますけど、早くも「1対2」で、あんまり好きじゃない人が出てきてますよね。
カ:だからきっとよしりん先生は「好き」なんですよ(笑)
皿:田嶋陽子さんのことも好きやし、岡田晴恵さんのことも好きなんですね。
カ:だって「女好き大解放宣言」って言っちゃってるもんー。よしりんは解放してるわけです! 守備範囲の広さをカミングアウトです!(笑)
◆◆◆
皿:「世界のゴー宣ファンサイト」の掲示板の中でも、コロナの自粛に対していろんな意見が書き込まれていましたね。よしりん先生がブログや漫画で主張されていることもわかるし、自分の身近な人、仕事関係の人にしてもそれぞれにいろんな意見があって、自分も答えが出せずに悩んでいたときもありました。でも、自分がよく利用させてもらっている飲食店の切羽詰まった話とかを聞いたりしているうちに「何でこんな風邪に毛が生えた程度のウイルスで自粛騒動になって、こんなことにならんといかんのやろうか?」っていう思いが強くなってきたんですよね。友人にも物凄く不便を強いられている人がいて、何というかもうこの状況は異常だなと改めて思いますね。芸能人とかYoutuberとか、それ以外の素人の人もネットとかで一緒になって、ステイホームだの家にいようだの籠城しようだの大合唱して、SNSで拡散したり動画とかをUPしたりとかしているんですけど、その人達は善意で言うとるんかもしれんけれども、実際に切羽詰まってる人達の前で同じことを言えるんかな?って思いますね。岡田晴恵さんにしてもそうですよね。自粛でカツカツになって運転資金にも困っているようなお店の店長や従業員の前で「コロナウイルスが撲滅するまで家に籠っててください」って言えるのかな?って思いますね。
た:そうですよね。
皿:岡田晴恵さんの言うてることが馬鹿馬鹿しいっていう風に感じる一面もあるけど、この人本当に何言うとるんかな?と腹が立つところもあり、という感じになってますね。
カ:コロナ騒動が本当に問題だと思うのは「国民同士で分断が起きている」ことだと思います。たとえば私は会社員で仕事は経理をやっていますが、経営管理とは「いかに固定費を回収するか」という考え方をします。
え:固定費ですか?
カ:「固定費」というのは売り上げが立たなくても発生する費用のことです。家賃や固定資産税、減価償却費、そして、給料も固定費なんですよ。
た:なるほど。
カ:固定費の対義語は「変動費」です。うちは製造業ですから、製造に係る原材料代や消耗品、電気代のことです。これは自粛すれば発生しないコストです。ただ変動費は全体の20%程度なんです。残りの80%分は売り上げが立とうが立つまいが払わなければいけない固定費なんです。経営はこの固定費をどうやって回収するかを、1年間の事業計画を立てて、必死に実行して、そして細かくフォローしていきます。会社って、それでようやく利益が出る仕組みなんです。
皿:そうですね。よく分かります。
カ:だから経済活動を完全に止めてしまったら、その8割の固定費分のお金はドブに捨てるようなものなんです!
え:それは大変なことですね。
カ:ところが自粛を呼び掛ける芸能人は傲慢です。おそらく彼らには固定費という概念が無いのでしょう。固定費が無ければ、自粛をしたとしても「給料明細が0円になるだけで赤字にはならない」わけです。だから「外に出ている人間は宇宙人」と平気で言えてしまうんでしょうね。マスコミにしても「少々のことで、うちが潰れる訳がない」という驕りがあるから危機感を持てないのでしょうね。だけど飲食業の人達なんかはもっともっと危機感があるでしょう! 資金繰りが自転車操業っていうところが沢山ありますし、そういう会社は売上ゼロになってしまったら、たとえ黒字で経営していても、資金繰りがショートしてあっというまに潰れてしまいます!いわゆる「黒字倒産」です。
え:切実な問題ですよね・・・。
カ:ノーベル賞の本庶佑氏も、そういう危機意識なんて理解できない「貴族」なんだと思います。貴族だから平気で「経済より命が大事」と葛藤もなく乱暴に言えるのだと思います。
皿:東大の准教授やったかな。外出自粛を止めたら感染者が増えて今までの努力が水の泡になるから、抑圧政策を徹底させろみたいなことを力説している人がいましたが、その東大准教授も自分は税金とか日々の生活費さえ払ってれば自分自身に大して影響が無いからそんな力説が出来るんちゃうかな、閉じ籠っても困らないんやろうなって思いましたね。
カ:私自身はまだ恵まれている方だと自覚しています。テレワークで仕事はしているし、給料は出ているから。給料が出ていない人、自営業がギリギリの人からすれば、世の中がここまで一方的な自粛の雰囲気になってしまっては、同調圧力で自分の意見も言えないだろうし・・・、本当にやりきれないです。
た:僕は交代制の出勤に最近変わったんですけど、二班に分かれて。今日は出勤したんですけど、昨日まで三連休だったんですよ。
カ:え~、本当に?
た:三連休って普段滅多にないんですよ。滅多にないこと過ぎて何やっていいか分からんかったっすね(苦笑)自分は家にテレビないんですけど、もしあったらずっとつけてて、ワイドショーとかが煽っているのをずーと見てしまうかなと思うんです。今回の辻説法みたいな感じやったらいろんなツッコミ入れながら読めるんですけど、一方的にコロナ晴恵さんの主張をずっとずっと毎日毎日聞かされてたら、そのとき、ちゃんとツッコミ入れられてたのかなって、ふと思いましたね。
カ:恐怖で煽られたらデータは一切無視して、極端な総意がいとも簡単に形成されてしまう今の風潮を見ていると、「戦争なんか簡単に起きるんとちゃうか?」と不安を覚えてしまいます。
皿:僕もゴー宣を読んでいなかったら、同調圧力でガンガン言うてくる人の声に圧されてたかもしれんなあと、ちょっと思ったりしますね。だから、同調圧力や全体主義にどう抗っていったらいいのかを試されているような感覚もありますね。
た:そうですね。
皿:「女性天皇・女系天皇」に賛成とか、「愛子様を皇太子に」っていう声が多くを占めているのは「庶民の常識」でいいと思うんですよね。今回のコロナの自粛に関しての今現在の多くの声は「同調圧力」ですよね。よしりん先生は「同調圧力」とか「権威主義」と戦おうとして描いているんだなあということを改めて感じます。そして辻説法の場合は、同じテーマを扱うにしてもゴー宣とは切り口が全然違って、そこがまたいいですよね。
た:真面目なテーマですけど、ギャグが満載で笑いながら読めますしね。
カ:新ギャグがまた出るかなという楽しみもありますね。
え:この座談会にはオチはないですけどね。
皿:ボケとツッコミを学ばなければ(苦笑)