池江璃花子を説く
タッチ&ゴー宣
《収録参加》
皿:皿うどん
え:えみりん
た:たっちゃん
カ:カレーせんべい
《収録》
2020年9月16日
《司会・編集》
皿うどん
FLASH9月29日・10月6日合併号
よしりん辻説法 説法45
池江璃花子を説く
~水を得た璃花子~
カ:今回の一番の感想はやっぱり「創作よしりん語」です!
皿:そうですね。3つも採用していただきましたね!
カ:今回採用された「まさか、ひょっとこして」というよしりん語は「カブ好き」さんという女性の作品です。息子さんと旦那さんと家族で投稿して下さっているんです。しかもレベルが高い。まだまだ採用されるんじゃないかなと思います。
た:女性が考えたよしりん語だったんですね。
カ:「疲れやスイカ」を送って下さった人は「つるぎちゃんのパパ」さんです。つるぎちゃんは小学6年生で、茶魔語のイラスト描いて送ってくれてた女の子ですが、そのお父さんですね。
皿:カブ好きさんとつるぎちゃんのパパも秀逸でしたが、えみりんさん&カレーさんのコンビも流石ですよね。
え:「信じてマスカラ」が採用されたのを見たとき、「え、これを採用するんや」と意外に思いました(笑)
カ:読者がネタを考えて、作者がプロの作品に仕上げて発表するという「コール&レスポンス」が成立したことに感無量です!!
皿:すごいことですよね。
え:来週以降も採用されるということですので、皆さん、どしどし投稿してください♪
た:よろしくお願いしマスカラ♪
◆◆◆
え:今週の辻説法。1ページ目の、よしりん先生がベランダにプールを置いてバシャバシャ泳いでいるのが可愛いなと思いました。
カ:よく見たら、めっちゃ腹出てますけどね(笑)
え:あと「疲れやスイカ」のよしりん先生の顔もむっちゃ可愛いと思いました。
カ:よしりん語は「よしりんの表情」も含めてよしりん語なんですね。さらに「りか坊さんの表情」がツッコミなんですね。まさにプロの技術!
皿:今回は内容的にハードなエピソードも多かったので、ギャグがたくさん散りばめてあったところでバランスが取れてるなと感じました。
た:なるほど、確かに。
え:可愛い絵が多いですもんね。
◆◆◆
た:今週の辻説法を読んで。池江さんは大病を患いましたが、これだけの記録を出せる人だから精神力が強い人だと思うので、きっと復活されると思いました。
カ:そう信じたいです。
た:僕は今まで、オリンピックに興味がなかったのですが、池江選手をオリンピックで見たいと思いました。
カ:私も今週のよしりん辻説法を読んで、同じ気持ちになりました。
皿:柱のコメントには、『前はよしりん先生はオリンピックに批判的だったけど、今は新型コロナ禍での自粛ムードや経済打撃、そして何より池江瑠花子さんのことで、先生の意識が大きく変わった』って書いてありましたね。
カ:私はオリンピックの商業主義や政治利用が大嫌いです。だけど池江選手の物語を見たいと思いました。選手一人一人に実存の物語があるのなら、それは応援したいです。人生をかけて全身全霊の努力を注ぐ選手を尊敬します。
◆◆◆
え:池江瑠花子さんが白血病になったというニュースを見たときは、私も衝撃を受けました。
カ:確かその1カ月前には紅白歌合戦に審査員として出演していたんですよ。「笑顔やったやんか!」「元気やったやんか!」「こんなバカな話があるかよ!!」って神を呪いました。
え:池江瑠花子さんは、そこから病気と向き合って、治療して泳げるようになったというのは、言葉に尽くせないほど大変なことだったと思うんですけど、すごくドラマティックですね。
皿:そうですね。
え:だけど辛い病気を乗り越えてやっと日常生活に戻れたのに、世の中がコロナ騒動で、またしても日常が奪われてしまった。このような経験をしている人は池江さん以外にも沢山いると思いました。
カ:社会が、努力している人の日常を奪うのは、あまりにも理不尽ですね。
◆◆◆
皿:今回の辻説法で、よしりん先生が述懐しているコマで『白血病といえば夏目雅子、本田美奈子、わしが大ファンだった女性の命を奪った病だ』とありましたけど、僕は世代的にこのお二人の大ファンで、夏目雅子さんは「西遊記」というドラマに出ていたのをテレビで見ていました。27歳という若さで亡くなったんですよね。
カ:27歳。死ぬにはあまりに若すぎます。
皿:当時、僕は16歳で高校生でした。夏目雅子さんは白血病は治ってたんだけれども、抗がん剤の副作用で容体が悪くなって亡くなってしまったんです。
た:そうだったんですね・・・。
皿:本田美奈子さんは僕と同世代の人で、本田美奈子さんは38歳で亡くなっちゃったんですよ。本田美奈子さんはやっぱり同世代だったこともあってかなりショックでしたね。
カ:それはショックですね・・・。
皿:夏目雅子さんが亡くなったのが1985年だったかな。本田美奈子さんが亡くなったのが15年くらい前だと思うんですけど、そのときからしたら医療も進んでいるみたいですし。
カ:白血病は治る病気になったんですよね!
皿:渡辺謙さんが白血病になったのが、一度目が1989年で、再発が1994年で、そこから再治療で復帰を果たしていますからね。今はもっと医療も進んでいるんでしょう。池江さんは再起されましたが「ベッドで自分が速かったときの映像を見て号泣した」とかね、闘病中は相当辛かった、苦しかったというエピソードが、今回の漫画に描かれています。
カ:胸が詰まります。アスリートは毎日鍛えまくって筋肉を維持しているのでしょうから、10か月運動をしないだけでも痩せちゃうでしょうし・・・。
皿:『コロナ禍で誰もが日常生活のありがたさに気づき始めているだろうが、池江ほど日常生活の尊さが分かる者はいないだろう』というコマを読んで、確かにそうだろうなって思いました。
◆◆◆
え:今週のよしりん辻説法で『プールに入ることが彼女のドーパミン(脳内快楽物質)を出す最上の行動であり、楽観的で前向きであることが、免疫を健全に保つ生活態度でもあるだろう』とありました。目標に向かって、また泳ぎたいという気持ちを持つことが、病気に勝つことに繋がるのだと思いました。
皿:生き甲斐みたいなものが、免疫力を高めることはあると思います。免疫力が下がっているからと言って、外界から遮断されたところに閉じ込めていたら余計に免疫力が下がりますよね。
カ:雅子様がそうでしたよね。外交官としての経験を皇室の中でも活かすというご自身の夢が、もしも理不尽に妨害されていなかったとしたら、雅子様は病気にならずに済んだんじゃないかって、どうしても思わざるを得ないです。
た:そうですね。
皿:もちろん難病で一歩も外に出られないような方もいらっしゃいます。だけど池江さんの場合は、再び泳ぎ始めることで気持ちも免疫力も上向きになっているのでしょうね。
カ:小林よしのり先生は『周囲がよっぽど注意をして守って欲しい』という言葉も添えていますね。そこに小林先生の気遣いと優しさを感じました。
え:なるほど、そうですね。
カ:私は池江選手に無理はして欲しくないし、正直、結果が出なくたって別にいいとすら思います。それでも逆境から実存のために頑張る池江選手に「池江ガンバレ! 池江ガンバレ!」って応援したいです。
◆◆◆
た:『人生を振り返ると、子供の頃から危険な場面は何度もあったし、自分はたまたま生きているんだなぁと思うんだよ』というセリフがありましたけど、僕も泳げなかったんで、一回、海で溺れて「死ぬかも」って思ったことがあったのを思い出しました。
皿:僕は、このコマのよしりん先生の子供の頃の絵にあるものは、全部経験しましたね。
カ:皿うどんさん、命からがらじゃないですか?(笑)
皿:ただオウム真理教に命を狙われて生きているのは、小林よしのり先生くらいなものでしょうけれども(苦笑)
え:普通は暗殺の経験はないですよね(笑)
カ:私が子供の頃はビルからビルに飛び移ったりとかしてたもんなあ。3階くらいの高さでね。今から思うとゾッとするけど、当時の子供はみんなやってたよ。屋根の上で寝っ転がったりしてね。今は絶対にできないなぁ。
皿:僕も田舎の方で育ったので、山の奥の方の丸太が一本かかったような渡り橋の上でふざけたりとかやってましたけど、これも落ちて打ちどころが悪かったら死ぬし、下の川で溺れる可能性もあるし、自分は泳げもせんのにようやってたなと今になって思いますね。
カ:結局、たっちゃんも皿うどんさんも泳げないんですね?
皿:そうなんです。生まれ育ったところはめっちゃ海に囲まれたところなのにね(笑)
た:カレーさんは泳げるんですか?
カ:私は泳ぎは得意ですよ。「カッパ」という異名までありましたしね。
え:たぶん、それ、悪口ですよ。
◆◆◆
カ:最後の方の欄外で『今回登場したギャグは「世界のゴー宣ファンサイト」創作よしりん語より。投稿してくださった皆さま、ありがとうございます!』って書いてくださってます。私は、これで、りか坊ファンになりました(笑)
え:りか坊さんがスゴイと思うのは、他社で出版している【コロナ論】の宣伝も欄外で行っていることですね。
皿:『コロナ論が大好評です』って書いてましたね。同じよしりん先生の漫画であるとはいえ、違う出版社の宣伝をよく書いてくれたなと思いましたね。
カ:わー、ほんとうだ! 他社の出版か。そういうところは気づかなかったな。
た:りか坊さんは「小林よしのりのためになるかどうか」でご判断されているんでしょうね。
カ:すごいなぁ!
え:素敵な担当者さんですね。
カ:私は、りか坊さんが欄外でわざわざ書いてくださったことが本当にうれしかったです。うん。だから、りか坊さんのためにも「よしりん辻説法」の魅力を、ホームページから発信していきたいと思いました。
採用された
創作よしりん語
第2弾
ま…まさか!
ひょっとこして?
※ 漫画の掲載は、小林よしのり先生の許可を得ております。著作権者の許可無しの転載は禁止されております。
考案者:カブ好き さん
《考案者の解説》
ひょっとこ姿で驚いている様子。
第3弾
疲れやスイカ?
考案者:つるぎちゃんのパパ さん
《考案者の解説》
お疲れ気味の人にスイカを渡しながら励ます。
第4弾
信じてマスカラ
イラスト:えみりん
考案者:カレーせんべい
皿うどん (水曜日, 30 9月 2020 01:51)
>和ナビィさん
いつも感想を書いて下さってありがとうございます。
池江選手、2000年生まれ(!)でまだまだ若いんですよね。
若さで免疫を高めてパワーを高めるという手法は、
かつてよりも進んだ高度な医療な中では可能ですよね。
よしりん先生はかつて同じ辻説法で「高度な医療だけ」が進んだ場合の負の視点の描写もされていましたが、
このコロナ禍の中で池江選手が紡ぎ出す物語と、東京五輪は、経済(この場合、経世済民としての命そのもののエネルギー)復興の象徴で実際に費用対効果もあるだろうと思うし、むしろ無ければ何の為の五輪か?となりますので、そこには五輪に賭けている方々は尽力していると思いたいですね。
傑出した女性の活躍が、閉塞した日本の今の状況の突破口みたいになる可能性もあるかもしれませんね。もちろん、国民はよしりん先生のように池江選手に出来る限りの精一杯の注意深い配慮をして欲しいですよね。
和ナビィ (金曜日, 25 9月 2020 11:00)
最初のページ、湛えた水の光を背景に微笑む池江璃花子の画の美しさに胸を突かれるようでした。眼差し、口元、チャーミングなほくろ、----試練を乗り越えてきている「今」のお顔から溢れるように伝わるものがあります。
題名は「水を得た璃花子」、「水を得る」という言葉って何だかわくわくします。思いっきり自分を活かせ自由に展開できる場所を得ることの仕合せ!。
>人生を振り返ると、子供の頃から危険な場面は何度もあったし・・・自分はたまたま生きているんだなぁと思うんだよ。(本文)
座談会でも取り上げられた「池江ほど日常生活の尊さが分かる者はいないだろう」はそういう死生観そのものですね。ましてや「水を得る」は、文字通りそこまでの様々な“仕合せ”あってのこと。
池江選手、日本学生選手権(インカレ)出場が当面の目標とのこと、そうか、まだすごく若いんだ!。大人の深い美しさを持つ人だからつい思い違いしちゃうけど、ナント2,000年生まれ!。-----これからをこそ見守り応援したいです☆。
よしりん先生のブログにて、当サイトの「よしりん語」が複数採用されると予告されていたので一層楽しみにこの回を待っていました(^-^)。「おぼっちゃまくん」を読んでいた元子供達が今投稿している感じ?♪。これからも楽しみです。