カレー氏の部屋
カレー氏の部屋
カレーせんべいが
ゴー宣読者をゲストに招き
小林よしのりの魅力を語り合う
対談企画
第2回
ゲスト:えみりん
「小林よしのりの言葉」を語る
ライジング版流行語大賞②
収録日:2020年12月26日
ゴー宣読者同士で忌憚なく語る
-男女差別論-
カレーせんべい:えみりんさんは【女性は精神の強い男に憧れる (2/8 よしりんブログ)】という言葉をライジング版流行語として選んでいますね。
えみりん:そうですね。
カ:えみりんさんは女性ですけど、この言葉が心に響いた理由はなんでしょう?
え:私が「強さとは」と考えた時、それは「誰かに負けないこと」ではなく「負けた時に再び立ち上がること」だと思うんです。
カ:ほぉ!
え:もし失敗しても「もう一度やってみよう」とか「別の方法でやってみよう」と思って、次の一歩を踏み出すことが「強さ」だと私は思うのです。
カ:よく分かります。
え:私にとって「頼りがいのある男の人」は、そういう人のことなんです。
カ:なるほど、そうなんですね。
え:もちろんお金を持っていたら経済的に頼りがいあると言えると思います。だけど「トラブルに直面した時にも対応できること」が一番頼りがいを感じるんです。
カ:その頼りがいのある男は「精神の強い男」であるわけだから、えみりんさんも憧れるというわけですね。
え:そうです。だけど、男の人だって「強い精神の女性」に憧れるものじゃないでしょうか?
カ:うーーーむ、そうでしょうか?
え:だって暗くていつも落ち込んでいる人よりも、明るくて前向きに物事を考えられる女性の方が、男性も好きなんじゃないですか?
カ:それは確かにそうですね。
え:そう考えると【女性は精神の強い男に憧れる 】という言葉ですが、女性や男性に限らないことじゃないかなって思います。
カ:「精神の強い人」に男も女も関係なく憧れるというわけですね。
え:私は、物事を明るく前向きにとらえることができる人が、精神の強い人なのかなって思っています。
カ:えみりんさんご自身の好きな男性のタイプは「明るくて前向きな人」ですか?
え:なんというか「よくしゃべる人」がタイプというわけじゃないんです。ポジティブな考え方をしている人とか、物事に動じない人とかが好きですね。
カ:「いつも正々堂々としている人」という感じですか?
え:はい、そうですね。
カ:私自身は、「物事を暗く後ろ向きにとらえてよく動揺する男」だから、えみりんさんの選考からは外れちゃいますね。
え:いや、そんなことはないと思うけど(笑)
◆◆◆
カ:私はこの【女性は精神の強い男に憧れる 】という言葉を目にしたとき、「フェミニストの人が怒りそうな言葉だな」と思ったのが第一印象でした。
え:それは『「女は弱いから、強い男に憧れる」と言ってるのか』という風に受け取られてしまう恐れがからですか?
カ:そうです。その可能性が、頭をよぎりました。
え:だけどナンヤカンヤ言っても、女は強い男、頼りがいのある人が好きだと思う。
カ:やっぱり、それが現実ですよね!けして女性差別ではなくね。
◆◆◆
カ:今から私が申し上げることこそ「女性差別」だと批判されそうですが・・・。
え:はい、なんですか?
カ:「言葉を逆にしたら、当てはまらない」と私は思うんです。
え:【男性は精神の強い女に憧れる】という言葉では成立しないということですか?
カ:少なくとも私は、女性の精神が強いからと言って、別に憧れやしないです。
え:うーーーん、そうですか?
カ:というか、そもそも男が女に憧れることがないですよね。
え:えーーーー!?いやいや、そんなこと無いと思うけどなぁ!
カ:そもそも「憧れる」という意味ですけど「自分もこの人みたいになりたい」という感情のことではないのですか?
え:それは違いますよ! 憧れとは「理想的なものに対して心惹かれる」という意味だと思います。
カ:あら、そうだったの?(笑) それでしたら私にも「理想の女性」に憧れる気持ちはあります。
え:カレーさんは「自分もこの人みたいになりたい」という意味では、女性に憧れたことは無いんですか?
カ:無いです。
え:断言しはった(苦笑)
カ:私が女性に惹かれるのは「自分は持っていない心身を持っているから」なんです。
え:うん、なるほど。
カ:男女の関係というのは、どちらか一方が「あやかりたい」とか「自分も同じようになりたい」と思うのではなく、互いに持っていないものを補い合う関係こそが理想だと思うんです。
え:それはそうですね。
◆◆◆
え:男性から見て「精神の強い女性」ってどんな人ですか?
カ:たまたま昨日は金曜ロードショーで「風の谷のナウシカ」がやってましたけど。
え:わーー、見逃した(笑)
カ:ナウシカは「精神の強い女性像」の結晶ですね。
え:そうですね。女の人の場合は「優しさ」や「母性」が精神の強さに現れるのかな?
カ:あとは前皇后美智子さまも、精神の強い女性です。
え:美智子さまは、ほとんど女の人は、憧れる存在じゃないかな。
カ:それはすごく分かります!この場合の憧れるは、「自分もこうなりたい」と思う意味ですよね。
え:そうですね。美智子さまの立ち振る舞いや雰囲気とか、憧れの存在です。
カ:男の私としては、そんな美智子さまを自分の嫁さんにした上皇陛下こそが憧れの存在です!
え:「見る目あるね~」って感じですか?(笑)
カ:あと「うらやましいぜ、チクショー!」って嫉妬もあるかもしれない(笑)
え:だけど、上皇陛下のように人格が誠実だったら、そばにいる女性もそのように変わっていくってこともあるんじゃないでしょうか?
カ:なるほど!そうかもしれません。ということは、私はどうやっても、美智子さまのような女性とは付き合えないわけですかぁ~。
え:今、カレーさんは、自分で自分の人格を否定しましたね(笑)
ただし (火曜日, 18 5月 2021 10:50)
強い男の話、頼り甲斐のある男の話、強い精神を持つ男の話、そして逆に、そういう女性についての話、自分に照らし合わせてみて、とても考えさせられ、また、学ばせて頂きました。
えみりん (土曜日, 13 2月 2021 10:26)
>カブ好きさん
感想ありがとうございます^ - ^
負けた時に再び立ち上がれることや
誰かに非難されても冷静でいられることなど
自分がピンチの時にでも
自分の感情や状況に負けない人が強い人
なんじゃないのかな〜と思いましたね^ - ^
それはよしりん先生を見てきて
そう思いました。
>> 精神面に身体面が
伴ったら最強ですけどね。
本当に最強だと思います。
精神面の不調は身体面にも現れると思うので
精神的なものはいつも
絶好調でいたいですね^ - ^⭐︎
カレーせんべい (金曜日, 12 2月 2021 13:34)
>>1 カブ好きさん
>カレーせんべいさんは今のご自分だけでなく、将来のご自分をも否定されたのですね(笑)
ぬあ!ほんとうだ!!(*_*)
そういうことになりますよね(泣)(笑)
この対談を収録したのは昨年12月でした。
今日現在、森元総理の「男尊女卑発言」が話題になっています。
今「男女論」を語ることに、ややプレッシャーを感じます。
いつ自分の言動が「男尊女卑」に該当し、そして糾弾されるか、自分では分からないためです。
男女論を語ることは、地雷原を歩くがごときプレッシャーを感じます。
今回の対談を通じて、
『異性はお互いの「男らしさ」や「女らしさ」に魅力を感じる』
というのは現実的にあると思いました。
その「男らしさ」や「女らしさ」を見下したり、卑しんだりすることが良くないと思いました。
その一方で、「男に”男らしさ”を強要する」ことや「女に”女らしさ”を強要する」ような社会であってはいけないとも思いました。
カブ好き (木曜日, 11 2月 2021 13:26)
カレーせんべいさんは今のご自分だけでなく、将来のご自分をも否定されたのですね(笑)
えみりんさんの、「「強さとは」と考えた時、それは「誰かに負けないこと」ではなく「負けた時に再び立ち上がること」だと思うんです。」には同感です。精神面に身体面が伴ったら最強ですけどね。