投稿者:通りすがりのゴー宣ファンさん
色々とうわさされていた「ファクターX」ですが、どうやら正体が判明したようです。
論文の概要は以下のページに掲載されています。
ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れるSARS-CoV-2変異の発見
注目すべきは以下の記述です。
『新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部が、「HLA-A24」という、日本人に多く見られる型の細胞性免疫によってきわめて強く認識されることを、免疫学実験によって実証しました。』
「ファクターX」の正体は「HLA-A24」だという話のようです。
しかし、論文概要には以下の記述もあります。
『「懸念すべき変異株」に認定されている「カリフォルニア株(B.1.427/429系統)」と「インド株(B.1.617系統;デルタ型)」に共通するスパイクタンパク質の「L452R変異」が、HLA-A24を介した細胞性免疫から逃避することを明らかにした』
つまり、現在流行中のデルタ株には「HLA-A24」は効かないということのようです。
なので、「感染者数」については、今後、日本でも欧米並みに増える可能性があるかもしれません。
一刻も早く、5類に落とした上で指標を「重傷者数」「死者数」に変える必要がありそうです。
(管理人カレーせんべいのコメント)
ご紹介頂いた研究成果は、2021年6月14日に米国科学雑誌「Cell Host & Microbe」オンライン版で公開されたものであり、内閣府所管の国立研究開発法人である「国立研究開発法人日本医療研究開発機構」のホームページに掲載されています。つまり正式な論文ですね。