投稿者:いっぽこさん
私は趣味で管楽器を吹いていて、アマチュアのオーケストラにも所属しています。
ようやくコンサートを行うことができるようになり、またプロの団体のコンサートにも気軽に足を運べるような環境になってきているなぁ、というふうに感じていました。
ところが、実際に最近の演奏者側、視聴者側の両方を経験すると、クラシック音楽界は完全に誤った感染症対策をあたかも「常識」であるかのように行われています。
今回、ここ最近体験したことをご報告させていただき、いかに異常なことがコンサートでは行われているということを、この場をお借りして共有させてもらいたいと思います。
まず、演奏者側からの視点です。
コンサート当日、会場に入ろうとすると、まずフェイスガードとマスクをつけた係員2名がすぐさま体温チェックと消毒液を入場者へ要求します。
その後、連番の名札をぶら下げ、関係者であることを示します。
会場内はマスクをつけること、楽屋では会話禁止、飲食時は黙食という注意あり。
そして最大のトンデモ要請は、
・本番中は弦楽器は全員マスク着用のこと、管楽器、打楽器、指揮者、ソリストはマスク無しで可。
・マスクは演奏直前までつけること。
一通りコンサートが終わってみて、これの一体どこが感染対策?という突っ込みどころだらけでした。
・入口チェックは最初だけ。入った後は入口に誰もいないので自由に出入りできる。
・管楽器はどの楽器も絶えず大きな深呼吸をしているようなもの。演奏直前までマスクして何になる?
等々挙げればきりがありません。
そしてさらに驚くのは、せっかく「管楽器はマスクしなくていい」と言われているのに、わざわざ本番中に長い休みの小節になると、マスクをつける奏者があちこちにいました。
いやいや、あんたらさっきまでずっと飛沫飛ばしまくって音出していたんだよ、て突っ込みたくなります。
これが演奏者側の視点で、続いて視聴者からの視点で。
入場受付にフェイスガードとマスクをつけた係員がいるのは相変わらず、すぐに検温をやらされ、その後客席に座ります。
ここまでは想定内でした。
ところがその後、ドアマンと言われる係員が、席を一つ空けずに座っている客に対して、感染症対策を書いたプラカードを見せて席を1席空けて座るように、いちいち注意をしていました。
非常に滑稽に感じたのは、1席空けるどころか隣り合って歩いて入ってきた客に対してそんな注意をしていることです。
いやちょっと待て、さっきまでこの二人、どんな距離感で入ってきたかわかってるの?
そしてコンサートが始まり、ステージに演奏者が出てきたら驚愕の光景が。
何と全員マスクをしていました。
さらに指揮者もマスク姿で登場。
いざ演奏が始まろうとする、というところで全員マスクをはずしました。
えーと、たしかあなた方、本番前のリハーサルでの演奏、ずっとマスクしてませんでしたよね?でないと演奏できませんよね??
このように、今オーケストラ業界では、とち狂ったような感染症対策が当たり前のように行われています。
この背景には、私はNHKのある検証番組が大きく関連していると思っています。
いろんな楽器に対して、演奏する際に飛沫がどのような飛び方をするかを検証した番組をやっていました。
当時私もまだコロナ脳だったので、信じきっており、当時だったら私も演奏直前までマスクをしていたかもしれません。
そして最も影響しているのは、やはり都道府県の圧力ではないかと思います。
こういった音楽のコンサートはイベントに当たるので、開催にあたっては感染症対策を行うこと、が義務付けられているのでしょう。
今では私もおかしいということに気が付き、誰かに注意されるまではマスクはしない、と決めています。
いざ実践すると、自分以外の人間が全員マスクをしていることがよくわかりますが、続けているうちに何も気にならなくなるし、誰も注意をしないことに気が付きました。
実は人は他人がマスクをしている、していないなどほとんど気にしていないのかも知れません。
何はともあれ、音楽業界もそろそろ目覚めてもらいたいと願っています。
(管理人カレーせんべいのコメント)
いっぽこさん、貴重なオーケストラ出演者側と観客側の証言、どうもありがとうございます!!
これは「ツッコミコンテスト」の設問になるくらい、ツッコミどころが満載ですね。
『いわゆる感染対策』が(コロナ恐怖症の土俵に上がって見たとしても)、全く感染対策になっていないですね。
一連の感染対策は「脳死状態でマニュアルをこなしているだけ」のように感じました。
そして「感染対策」という名前と実態は異なり、正確には「世間に対するアリバイ対策」だと思いました。
それは、いっぽこさんの所属するオーケストラが悪いのではなく、「そうしなければならない社会」が悪いと思います。
>実は人は他人がマスクをしている、していないなどほとんど気にしていないのかも知れません。
なるほど!案外、そんなものかもしれませんね。
もしかすると「王様は裸だ!」の童話のように、一瞬にして、マスクをしていることが恥ずかしくなる日が来るかもしれませんね。
一日も早くその日が来るように、私も自分ができることを実践していこうと思います!
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和ナビィ (水曜日, 27 10月 2021 09:15)
>「王様は裸でマスクだけしてた」(モコチさん)
に絵が浮かんで大笑いしました。
ずいぶん久しぶりに研修センター(公民館)で区の催しがありました。小さな音楽会です。フルート、ヴァイオリン、ピアノの女性トリオ。クラシックの曲からポピュラー、演歌のメロディーまで、和やかな会でした。
ピアノとヴァイオリンの方は透明のマウスシールド、フルートは・・・何と楽器の吹き口にふっくらとさせた不織布マスクを括り付けてあるではありませんか;。
「楽器用のマスクっていうのもホントにあるんですよ。でも高価だから自分で作っちゃいました(^-^);」
とのこと。
コロナ禍のため、演奏会の機会がこの2年間ほとんど無かったそうです。
ゆり (月曜日, 25 10月 2021 22:39)
非常によくわかります!
NHKの「クラシック音楽館」や他のクラシック番組見てても「オーケストラで弦楽器奏者がマスクしてるのって何?」とそれでしらけてしまって曲に集中できません。
奏者同士の間も空けてますよね?何をそんなに恐れているのか、そんなに恐かったらそもそもコンサートなんてしてないでしょ、と呆れて脱力します。
飛沫実験なら昨年の春にウィーン・フィルがすでにやってます。
一番飛ぶフルートでも30㎝だったので、通常配置で大丈夫との結論になり、昨年6月からディスタンスもとらず、アクリルもなく普通に演奏してます。
ディスタンスをとると残響に影響が出てウィーン・フィルの響きじゃなくなってしまう。それはお客様を裏切ることになると自分達の音に誇りと責任を持ってます。
実験結果は各国のオーケストラから問い合わせがあり、日本からもあったそうですが、日本は全く参考にしなかったということですね。
10/24に放送したクラシック音楽館は「いま届けたい音楽~コロナと戦う全ての人のために」なんてタイトルで、いつまで何と戦ってるんだ?と阿保らしくなりました。
こういう偽善的なタイトル、趣旨の番組は嫌悪感を抱きます。
独自にやった飛沫実験の結果、トロンボーンで2m飛ぶ、なんてやってましたからダメだこりゃです。
日本のオーケストラは外国みたいに自治体からの支援金も支援者からの寄付(ケタが違います)もなく、昨年存続の危機が叫ばれて気の毒に思っていましたが、あんまりにも感染対策が的外れ、無意味なので支援する気も聴きに行く気も起きなくなりました。
本当になんとかなりませんかね?
因みにオーストリアは今年の春、高齢者、基礎疾患持ちの人を差し置いて最優先でウィーン・フィルにワクチン打たせたそうで(私はそれが心配です)、現在イベント参加や世界文化遺産にもなってるウィーンのカフェに入るにはワクパスが必要だそうなので、手放しで褒めるつもりはありません。
市民は反対のデモをしているので頑張ってほしいです。
PSM2356 (月曜日, 25 10月 2021 21:40)
電車に乗る時もマスクしませんが、周りの乗客は自分のスマホ画面に夢中で下向いています。、
当然、誰も私がマスクしていないことに気づいてくれません・・・・
モコチ (月曜日, 25 10月 2021 20:57)
なんかもう
「王様は裸でマスクだけしてた」
ですね。
マスクをするのが当たり前で感染症対策が完全に置き去りになってしまっていますよね。
カレーせんべいさんのいう「世間に対するアリバイ対策」が全く適当で
マスクをしていない人がスーパーの中で買い物をしていたら子供がジロジロ見てきます。他の大人も多少は意識するでしょう。
しかし顎マスクをして鼻や口を出している人がいてもさほど気にも止めませんね。子供は見向きもしないでしょう。
結局そういう事なんですよね「マスクしても感染したんだからしょうがないじゃん」なんですよ。
しかし恐ろしい事にワクチンも一緒なんです。
「ワクチン打ってコロナに罹ったんだししょうがないでしょ?私悪くないでしょ?やる事やってましたよ?」
この程度の言い訳作りの意識でホイホイこのワクチン打って呑気に副反応出て体温計の写真をSNSにアップして…
コロナに罹ったら2週間拘束のペナルティ、職場家庭世間に迷惑がかかる。
先ずはこの狂ったルールを何としても変えねばなりませんね。
5類に落とす!なんとしても落とす!ですね。