長野県の中学1年生が「ハンセン病患者への差別に学ぶ新型コロナ拡大に生かすこと」

投稿者:タイ象さん

  

第15回スクラップ新聞コンクールなる展示が長野県の駅のコンコース「ミドリ」内の広場でありました。

主催は信濃毎日新聞です。

https://www.shinmai.co.jp/feature/scrap/2021scrap/

 

みなさん、非常に素晴らしい出来で、

その中で、コロナについて述べている方がいらっしゃいましたので、ご紹介させていただきます。

 

「ハンセン病患者への差別に学ぶ新型コロナ拡大に生かすこと」

というタイトルで、中学1年生が受賞しております。

 

 

 

新聞記事のきりぬきの他、ご自身の意見をしっかりと綴っていることが、すごいです。

以下、引用します。

 

”新型コロナに感染してしまった後、「職場や近所で噂されて傷ついて」人が多いかった。私はまだ差別したり、人を傷つけてしまったりする人がいるんだなと実感した。せっかく「ハンセン病元患者/患者への差別という歴史があるのに生かさなければもったいない。

 

差別の歴史を学んで、差別/偏見、誹謗中傷をなくしていかなければいけないと思う。「社会の理解や支えが進んでいない」と感じている人もいるようで、社会が受け入れて、理解し、支え合えるように認めあうことが大切だと思う。”

 

素晴らしいです。新聞社やマスコミはこの感覚を真摯に学ぶ必要があるでしょう。

そして、

 

”差別にNO! ○良いこと ×悪いこと

○「風邪をひいただけ」

○相手の気持ちになって考える。

○お互いを尊重、そして理解しあう。

×「あの人コロナにかかったって。」

×「コロナだ〜。」

 

『十代の声』->

”わたしはたとえコロナにかかった人がいても、ただ、風邪をひいただけだと思えばいいと思います。そうすれば差別はなくなると思います。”

 

もう、言うことありませんね。実に自然体だと思います。

これが、自然な姿勢、もしかしたら、子供らは言葉や文章にする子は限られているけども、おかしいじゃん?っていう感覚は、意外と備わっているのかな?と

少々期待してしまいました。本当に素晴らしい。

こういう子は、ワクチンについても、もっと議論することや、

接種の有無で区別するようなことはきっとおかしい、という視点も

きっと持つのだろうと期待してしまいますね。

僕たちも、改めて、そういう視点も心のどこかに用意しておく必要があるな、と思いました。

 

 

さらに、 

「新型コロナ 出口はどこに?」というタイトルのスクラップ記事もありました。

 

 

 

”切り札のワクチン、でも・・・・・・

 

10代への接種が始まったが副反応を心配して

様子を見ている人もいる。私も同じ事を思いました。

また、路上生活者がワクチン接種をしたくても手に届かない事がある事を知り、情報を十分に行き渡らせる事が重要だと感じました。”

 

と自身の文章が記載されており、これまた、見事なバランス感覚。

 

おっさんは、これらを見ながら、こういう中学生がいるということを知り、目頭が熱くなってしまいました。

 

全く、相変わらず、おかしなテレビや報道、政府、内閣府の奇妙さ、

総理のダボス会議向けの映像(あれ、CGのように見えますけど)

むかつく事ばかりですが、

こういう中学生もいてくれる、という事に気づかされた、

有意義な出張でした。(笑)

 

心の安寧を保つために、笑いましょう!

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

驚きました!

 

長野県の中学生、素晴らしいですね!!

 

多くのマスコミより、専門家より、政治家よりも、誠実に真実を探求しています!!

 

そして主催している信濃毎日新聞が、この中学生に賞を与えていることにも注目です!!

 

皆様、是非ともご覧ください。

 

こうしてみると、まだまだ新聞の可能性はありますね☆

 

そういえば、小林よしのり先生も小学6年生の時に、新聞スクラップで「ベトナム戦争」を取り上げて、賞を受賞されていたと思います(^^)/

 

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コメント: 15
  • #15

    リニモ1号 (火曜日, 01 2月 2022 06:43)

    このコロナ騒動がおかしいと一番気づいているのは中学生とか高校生ではないか?と思っていましたが、こうしてしっかり意見を言える中学生を見ると、私が思っていたことは間違いないと確信しました。
    中学生の視点で自分の意見を書けるのはすばらしいと思います!!

  • #14

    jaune brillant (月曜日, 31 1月 2022 09:43)

    これは素晴らしい!いい教育を受けておられるのでしょうね。
    1つ目は、ハンセン病差別という過去がありながら、歴史に学ばず(歴史、と言っても、まだ被害者がご存命で、そんなに古い話ではないはずなのに・・・)同じことを繰り返している全国の愚かな大人たちに見せてやりたいですね。
    2つ目は新聞の煽り文句の中央に「新型コロナ 出口はどこに?」という言葉を置くセンスがとてもいいし、全体的に非常にバランスが取れていると思います。
    そして、これらをきちんと評価できる信濃毎日新聞の良心も感じることができました。
    タイ象様、ご報告ありがとうございました。

  • #13

    ぺんぎん! (日曜日, 30 1月 2022 17:51)

    長野の中学生、スゴイですね!
    コロナは(特にオミクロンは)風邪、分かってますね!
    ウチの中2の娘も、
    近隣の県がまん防、住む市町村が続々?陽性者が出ている?
    と言うだけで、2月13日まで部活停止と言う、
    一体何度目の停止?
    と言う憂き目に負けず、
    それならばと、放課後、近所の公園で、部活仲間と、
    テニスのトーナメントしたりしてます。(部活はテニス部)
    子供の方が分かってるし、逞しいですね!
    それにしても、信濃毎日新聞さん、
    意見広告掲載と言い、
    素晴らしいですね!
    意見広告には感想送りました!

  • #12

    大平原インデアン (日曜日, 30 1月 2022 17:24)

    タイ象さん 教えていただきありがとうございました。
    最近人権無視の知事の発言など腹のたつことばかりだったので、この中学生のことばに救われました。日本もまだまだ捨てたもんじゃないぞと。
    それと同時に、何をやっている大人達と恥ずかしくなりました。
    歴史から学ぶこと。それを忘れて薬害を繰り返してきた大人達の責任は重たいですね。

  • #11

    ねこだるま (日曜日, 30 1月 2022 17:23)

    これ、面白いですね。

    記事のチョイスにセンスが現れる。

    ワクチンを切り札にしていたのは引っかかるけど、路上生活者のことにも言及とは。
    取材したとしたらすごいですね。

  • #10

    モコチ (日曜日, 30 1月 2022 15:56)

    マスコミの煽り報道がどれほどの弊害を生んでいるのか、それは今も昔も変わらない。
    人の興味を引くことならどんなに非科学的で非常識的でもお構いなしに報道する、それがマスコミ。

    歴史に学び、素直な視点で現代の矛盾を喝破する中学一年生の分析。
    単純にすごいですね。
    やはり一定数、どの世代にも物事の本質を見抜いてしまう存在というのはいるものなんですね。

  • #9

    風樹 (日曜日, 30 1月 2022 14:37)

    私がいうのもなんですが、教育県は過去のものと思いきや、栴檀は双葉より芳しい子供に感動です。

    ここ10年間、教師は問題ばっかり起こしていますが。

  • #8

    タイ象 (日曜日, 30 1月 2022 13:19)

    皆さま
    子供たちの意見の一つとして、見て頂けると幸いです。

    私たちは、私たちそれぞれの意見があるように、子どもたちにも
    それぞれの視点と言い分がある。

    ○○でなければならない
    ○○以外は認めない
    ○○こそが正しい
    という風潮を押し戻すためには、
    私たち自身が、いろいろな意見があることを認めていき、
    なぜ、そう考えるのか、
    本質は、何なのかを、考察出来る余力を持ちながら、
    社会を構成していかなきゃならないなあーと
    考えさせられました。

    世の中は、千差万別のグラデーションです。自分の数センチ離れたところの価値観は、もう、自分の価値観は、及ばない可能性がありますから。
    なので、僕は、今日も新聞社にメールした次第です。

    長野最高!

  • #7

    ゆり (日曜日, 30 1月 2022 13:08)

    長野にこんなすごい中学生がいるのですね!嬉しいし、頼もしいです。
    信毎はとにかく長野県と共にあるといった感じの新聞なので、そういう地元紙がこういったことを主催しているのは意義があると思います。

  • #6

    タイ象 (日曜日, 30 1月 2022 13:06)

    和ナビィさん
    信濃毎日新聞は、こういった企画をしているという事は、まだまだ、表に出てこないバランス感覚の土台となるものが、
    記者さんや会社としても
    残されているのではないか、
    と、期待しております。

    余談、僕はソバアレルギーなので、
    長野に行くと食べ物に気を使うのですが、長野駅ビルミドリの中の
    長野長寿食堂というお店、良かったです。

  • #5

    vivakuro (日曜日, 30 1月 2022 12:55)

    差別や分断を煽って視聴率を取るワイドショーより、よほど中学生の方がしっかりしていますね。

  • #4

    和ナビィ (日曜日, 30 1月 2022 11:17)

    タイ象さん、長野市にて子供達の新聞の実物をご覧になったとのこと。その写真には書くタッチも表れていますね。子供達が一生懸命スクラップをレイアウトし、読む人によく伝えられるように工夫して制作している様子が目に浮かぶようです。信毎記事のご紹介もありがとうございました。

     伝統ある信濃毎日新聞(戦中もそれ以前も独自の論陣を張ってきた歴史があります)が毎年主催。地元紙として一層頑張って頂きたく期待しています。 

     子供達が新聞を読み、≪気付き・感じ取り・考え・関連付けて自分なりの編集をし・自分の言葉でそれについて表現する≫---目を見張ります。こういう子供たちが育っているんだ、何と頼もしいことかと嬉しくなりました。

  • #3

    パワーホール (日曜日, 30 1月 2022 11:17)

    切り抜き記事の見出しの1つ「憎むべきはウイルス」がものすごく不快。こういう考えが、差別や偏見を助長する。私としては、ウイルスと人類は1つの家族にならなければならないと思う。

  • #2

    Richard Tiger (日曜日, 30 1月 2022 10:57)

    こういう新聞の切り抜きこそ、本物の子供の主体性なんだと思いました。

    やはり、田舎では差別がハンパなくて…
    東北の実家に帰った人が、家族に「ホテルに住め」と言われるという事例があるなど、酷い話がたくさんあります。

  • #1

    ただし (日曜日, 30 1月 2022 09:10)

    頼もしく、可愛らしいですね☆♪