投稿者:大平原インデアンさん
Yahooニュースのオリジナル特集で面白い記事を見つけました。
日本人のマスク着用率の高さは、意地悪な性格の裏返し?スパイト行動とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b37949e8276a560d7cb4b225068b054e52deaa?page=1
「『俺がマスクをして苦しい思いをしているのに、なんであいつはマスクをしていないんだ』と批判されることを恐れて、結果的に全体のマスク着用率は高い、というね。社会心理学的に見て、スパイト行動というのは、とにかく平等を求める気持ちなんですよね。とにかく平等にっていう思いや、競争心が強くなりすぎると、みんなが貧しくなる、ゲーム理論では“共貧状態”って呼ぶんですけど、こうした状況が起こってくる」
「または、ワクチンの副反応で数日寝込んだ人が、未接種者に対して、『私がこんなに苦しんでいるのに、ワクチンを打たないなんて許せない』というふうに思う。これも一種のスパイト行動ですね。みんながそう思うから未接種者も、ワクチンを打たざるを得ない。したがって接種率は上がる。こういう構図です」
ホリエモンや橋下徹が、「ワクチン打たないやつが、同じ権利を主張するのはおかしい」と、ワクパスを支持するのはまさにスパイト行動ですよね。
「へえ、世の中にはそんな意地悪をする人がいるんだ、なんて他人事のように思う、それって、すでに自分も罠(わな)にはまっているんですよね。
意図しなくても、同じようにスパイト行動をとってしまうんです。
だからまずは、どんな人間もスパイト行動をする可能性があることを認識すること。
自分が損をしても、相手を出し抜きたいという気持ちがふっと湧いてきたときに、『ちょっと待てよ』と思えるかどうか、だと思います。」
これに気付く人が増えれば、ワクチン打たない、マスクを付けないという選択も、簡単なんだけどなあ。
(管理人カレーせんべいのコメント)
えーーー!これって、本当なのかなぁ?
中川純一郎氏も「コロナ騒動が終わらない原因は「醜い差別感情」にある」と論考してて、すごく面白かったんですけど、実はいまいちピンと来なかったところもあります。
日本人は「自分が損をしても、相手を出し抜きたいという気持ち」があるほど意地悪なんだろうか・・・?
「刺し違えてでも」という感情ならば、よく分かるんですけどね・・・。
私の身の周りは確かにコロナ恐怖症の人間は多いけど、そういう足のひっぱりをするような人間はいないです。
だから今まで、マスクしてなくても注意されたことはありませんし、ワクチン未接種でも誰からも責められたことがないです。
それは、たまたまのラッキーだっただけなのかなぁ。
私は「日本人のマスク着用率の高さ」については「ニセ科学に基づく、勘違いのマナー」だと分析しています。
「相手に不快な思いをさせたくない」という日本人の美点が完全に裏目に出たケースがマスク禍だと思っています。
まぁ、それだけだと、小児にマスクを強制している理由の説明にはならないんですけどね。
・・・やっぱり私の考えが甘いのかもしれない(;^ω^)
もうちょっと考えてみます!
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the_k (火曜日, 24 5月 2022 06:10)
スパイト行動については、1990年代にすでに調べられてて、日本人には顕著にその傾向が見られたみたいですね。
https://data.wingarc.com/spiteful-behavior-33866/amp
今回のマスク禍を予言するかのような結果が出ていて興味深いですね。
ツム (火曜日, 24 5月 2022 07:45)
日本人が本質的に「意地悪」というのは、わかる気がします。なるほどなあと思いました。
みんな「いい人」なんですけどね。口に出さない陰湿さというか。
自分は海外に行って日本に帰って来たときにすごく感じます。街を歩く人の目の違い、ですかね。
ただ、自分にも確実にそういうところがあるので、難しい問題だなあと感じます。
tmr (火曜日, 24 5月 2022 07:47)
これは恐らく、yahooニュースの分析も、カレーせんべいさんの分析も、どちらも正解ではないでしょうか?
むしろ二極化していて、地域性や経済環境などにより、どちらが多いかが変わり、それによって、そこで生活している人々の感じ方が変わって来るような気がします。
マスクやワクチンに対しての、多様性が失われたのでしょう。
私はカレーせんべいさんと同じく、ノーマスク、ワクチン未摂取でも責められた事はありませんが、妻や子供はマスク警察に遭遇しているので、スパイト行動に納得するかも知れません。
グッビオのオオカミ (火曜日, 24 5月 2022 08:09)
なるほどスパイト行動ですか。それで100%説明が出来るものでもないし、証明が出来るものでもありません。・・もっとも大平原インデアンさんもそんな事は望んでないでしょうが。
心理状態の一つの傾向と可能性の問題としては非常に興味深いと思います。
なんだか「ルサンチマン」の言葉の意味を読んだ時に同じような気になりました。多分、そういう事を言いたいのだろうと思います。
「同調圧力」「マスク警察」「自粛警察」そのいやらしい正義はそういう一面もありそうですね。
本当に悪い事をするのは案外”弱い人”の方なのかもしれません。
第6波の「濃厚接触者」騒動のあと、職場でちょっと話し合いがありました。
いわく、「感染するのは仕方ないけど、マスクや黙食で”濃厚接触者”は防げたよね」との意見。それに対して「そうですね。子ども達も学校で感染対策して給食食べて頑張っているんだし・・」(ここのサイトの方々ならこの会話の矛盾点・ツッコミどころは分かると思います)。
「子どもたちも頑張っているんだし」・・この言葉に特に悪気は無いのは分かります。
しかし、自主的に頑張っているのではなく、むしろ行政や自治体の方針で否が応でも”頑張らされて”いる。
科学的根拠は?法的根拠は?本当に適切な事態だったの?第6波は濃厚接触者を拡大解釈してなかった?
そして「子供がやっている」・・・だから何?
結局、日本人に欠けるのは「人は人、自分は自分」という”個”の意志と判断だと思います。
大平原インデアンさん、色々考えさせられました。ありがとうございます。
グッビオのオオカミ (火曜日, 24 5月 2022 08:15)
連投すいません。
グローバルダイニングの長谷川耕造社長の行動はその意味でかなり意識的な様子でした。
コロナ禍で「お上に楯突かない日本人の矛盾」もまた、訴訟を通して問いたかった様子です。
SR (火曜日, 24 5月 2022 09:33)
人類を愛することは簡単だけど、隣人を愛することは容易ではない(フョードル・ドストエフスキー)
だそうです。
愛と憎しみは近い感情であるとして、コロナ脳ワクチン脳目線で見ると、
「誰だか分からないノーマスク・ノーワクチン連中を憎むことは簡単だけど、隣人(カレーせんべいさんなど)を憎むことは容易ではない」
になるでしょうか。
とてつもないコロナ脳ワクチン脳がいれば、容易ではない壁を簡単に越えてきそうですが。
ホリエモンや橋下徹が、「ワクチン打たないやつが、同じ権利を主張するのはおかしい」と言うのは、スパイト行動のほか「権利とセットの義務(つまり、ワクチンは義務だと言っている)」という発想もある様に思います。
彼らから見ると、我々は義務を果たさない人間なのででしょう(だから権利主張するなになる)。
個人的には、
橋本徹:スパイト行動+権利義務(+大衆ウケ)
ホリエモン:権利義務
の様に見えています。
彼らは多額の納税(義務)をしているので、そこへの不満も根底にある様に思います(勝手な想像です)。
やなちゃん (火曜日, 24 5月 2022 10:07)
スパイト行動、すごく実感あります。ここ数年、特定の方々からの強烈な嫌がらせを受けてきたのですが、あてはまりすぎて怖いくらいでした。
自分の中にもそんな嫌な部分はあるけれど、理性で抑え良識あると思える態度を心がけてますが、そんな自分も実は罠にはまっちゃってるんだろうなぁ。
自分も顧みて気をつけていこうと気もちが閉まりました。数々の嫌がらせも、どんなに優れてる方でも苦しみや葛藤はあるのだとわかり、結局は私の血肉にもなりましたし。
コロナ禍は沢山のいやったらしい学びをもたらしてくれますね。マスクワクチン圧も本当もううんざりですが。
まさ (火曜日, 24 5月 2022 10:33)
とにかく多数派に属して安全圏から叩きたいという欲望は日本人に間違いなくある
あとは日和見マナー人間
kd (火曜日, 24 5月 2022 17:01)
私の職場には子供たちが多くきます。親御さんが子供たちに言う言葉で多いのが、「みんなやってるんだから」。いやいや、それは理由になりませんよといつも思っています。親御さんに直接言うと角が立つので、子供に「やりたくない理由をきちんと話してくれ、納得できる理由があるなら他の子がやっていてもやらなくていい」と伝えています。これは自分だけ得しちゃ世間体的にまずいという感覚ではないか。
さらうどん (火曜日, 24 5月 2022 19:17)
スパイト行動説が合っているかどうかはともかく、面白い考察だと思いました。
カレーさんがピンとこなかったと仰っていた中川淳一郎氏の考察も、面白い考察だと思いました。
私は日本人の集団性の負の面が強力に作用してしまったことが、異常なマスク着用率に繋がっていると思います。
「法」よりも「空気」「世間」が上位にくる気質が外国人よりも強いということなのではないかと。
もうひとつは「生命至上主義」を拗らせて「延命至上主義」にまで至っている意識ですね。
それが「集団性」を加味されることで同調圧力と化していくのではないかなと。
「個」「公」「私」「集」でいけば、「私」と「集」が極端に肥大しているのが今の日本だろうなと思います。
「公共の福祉」といいますが、実際は「私集の福祉」になっているような気がします。
パワーホール (火曜日, 24 5月 2022 19:29)
ウイルスを敵視する考えが1番問題だと考えます。この邪な考えを此の世から一層しなければワクチン礼賛、マスク因習がまた蘇るかもしれません。はっきり言ってウイルスを人類の天敵と抜かす輩は人間のクズです。
おおみや (火曜日, 24 5月 2022 19:44)
波風を立ててしまいそうな事を全て潰してしまわないと→また不安が発生→発生すれば増大が必然となってしまう遺伝的社会学的理由→ホントに次の不安はないか、と探しだす→やった!不安を見つけた!、という倒錯に陥る。
「やたら細かい対策アイディア」「子供も含むマスク」「ワクチン心理依存」「○○警察、嫌がらせ」「貼り紙だらけ」「それを受けた人がなぜそんなにプレッシャーを感じるのか」などなど。
コロナ騒ぎでみられる場合のスパイト行動はその中で安定を得ていた人達の一部が攻撃性を発現させた 現象 と考えております。
特に別の何かの不安定要素を抱えていた時に 外れた行動を見て チャンスだ!と攻撃したり制圧行動にかかる、というもので。よく見てみればこういう光景は日常に転がっています。
誰も逃れる事が出来ない感情の動きの一つの範疇ならば 感情を利用して人らしさを味わいたいものです。感情の出処を探れば逆転は可能です。
殉教@中立派 (火曜日, 24 5月 2022 22:43)
うーむ。私は自分が「スパイト行動をとっている」と意識した上で、敢えてそうしている側面があるからなあ・・・。ニュース文中の「時給を1000円から、900円と800円に下げる」も、自分の理屈では結構、腑に落ちる。(私は)自分が成功したり、利益を得る事よりも、「とにかく敵を倒せ、痛い目にあわせてやれ!」という意識の方が強いから。努力した所で(無能な私は)結果を出せず、失敗するのが日常茶飯事。なら、同じ努力でも「自分の成功<敵への妨害」に力を割いた方が、(敵に被害を与えるという)結果も出せるし、満足感も得られる。
・・ただ、この意見広告運動に際してまで、そんな意識のままじゃ駄目だろう。「国の宝、公の担い手たる、子供を守れ」という目的を第一に。復讐だの、敵を倒すだのにも「時・処・位」「価値の序列、優先順位」があり、同時にそちらも、自覚的に意識していこう。
リカオン (火曜日, 24 5月 2022 23:07)
辛い思いをしながらワクチンもマスクもしている人から見たら未接種者でマスクもしない人はフリーライドの悪者だから意地悪しても正当化される。意地悪は弱い相手に対して行うものだから、カレーせんべいさんがスパイトを受けないのは強そうに見えるからか、相手にしたら痛手を食らうと判断したからではないでしょうか?
動物も狭いところに過密状態で飼育すると、少ない資源(食べ物や休憩場所)をめぐって闘争が起こる。日本人同士マスクやワクチンをめぐっていがみ合っていると私には過密状態の動物とかぶって見える。闘争の解消には広いところで飼育し、動物ごとに食べ物(=安心)がもらえるようにする。今回のインフォデミックの解消だったら、マスクもワクチンも必要がないと安心させるか5類にしてしまうことか。
話は少子化問題に飛ぶが、出産を控えて育児休暇をどれくらいとろうか考えていた私に職場の同僚(男性)が「育休を1年とると思うなよ。まわりの迷惑を考えろ。」といきなり言われる。確かに育休とって当然という態度も良くないし、休むことで同僚に迷惑はかかるのも確かであるが、そのために会社としては欠員を埋めるために新人職員の補充もして影響が少なくなるようにしていた。子どもを産むのが会社の迷惑と言っていたらいつまでたっても少子化は解消されない。これもスパイトでは?悪平等でちっとも日本のためにならない。
リカオン (水曜日, 25 5月 2022 01:06)
連投失礼します。
自分もスパイトする側に陥るスパイトの罠:
・カレーせんべいさんは強そうに見えるからスパイトを受けない → ここでいじけると自分もスパイトする側に…
・マタハラの同僚に対して → 「あなたのような人のせいで少子化が解消しないんだ」と考えることで自分もスパイトする側に…
スパイトに陥らないよう自覚せねば…
枯れ尾花 (水曜日, 25 5月 2022 10:25)
気持ちに余裕がない時、自己中な心境に陥ると、とかくスパイト行動に走りやすいと思われます。
おおみや (木曜日, 26 5月 2022 19:49)
感情は使うもの&感情に使われるのを其々の良識に基づき戒めましょう、でいいでしょう。「コピーミスはコピーの必然であり感情の流れもまたその法則の一部」と見ておけばスパイト行動なるものともまた上手に付き合っていけます。
動物の例え、私は特に会社の(動物の一種であるところの)人間関係の相関にそれを見ていますね。そこに対処しておく行動もまた感情の利用の範囲。