タッチ&ゴー宣
このコーナーでは『ゴーマニズム宣言』の最新話を読み終えた読者が、間髪入れずの「タッチ&ゴー」で感想を語り合います☆
《収録参加》
た:たっちゃん
え:えみりん
カ:カレーせんべい
《収録日》
2022年6月7日
ゴーマニズム宣言 第164章
「ウクライナ・ナショナリズムの歴史 その3」
た:今日発売のゴーマニズム宣言第164章「ウクライナ・ナショナリズムの歴史その3」の感想座談会を始めます。
カ:よろしくお願いします。
た:僕からの感想としては「本当の独立というものは、やはり血を流し、命がけで勝ち取るしかないのかもしれない」というセリフが一番グサッと刺さりました。
カ:やっぱりそこですよね!
え:私も同じところが印象に残りました。「独立の仕方」が、とても重要だと分かりました。
た:日常においても「自分の身に降りかからないと関心を持たない、真剣にならない」という事が多々あるように思います。
カ:僕も思い当たります(苦笑)
え:「棚ぼた」で独立を得たとしても、自分たちで維持する力は育たないのだと思いました。
カ:あ。もしかして、それって「憲法」でも同じことが言えませんか?
え:「自分たちが戦って得たもの」でないと意味が無いということですか?
カ:そうそう。そういう意味!
た:なるほど、確かにそうですね。
え:自分たちで作成したものでないから「憲法を守らなければ」という意識がないかもしれないですね。
カ:だから日本には「与えられた憲法」は存在するけれど、「立憲主義」は根付かないんです。
た:日本も侵略されて血を流せば独立するのでしょうか?
カ:うん。私はそう思いますよ。
え:ちょっと怖いですけど、そうですね。
た:いや。僕は「侵略されたとしても、何も起きないのではないか?」と思ってしまいますね。
カ:今の日本人の体たらくを見ていれば、その疑いも当然です。でも、私がやりますよ!
え:なにをするんですか?
カ:日本が他国から攻め込まれ、支配されたとしたら、国民に向けてゲリラ戦を呼びかけます。
た:意見広告運動みたいにですか?(笑)
カ:いやいや、マジでそうです。そんな話を、たけし社長との対談で話したことがあります。また動画をアップしておきます。
え:その動画、楽しみです。
◆◆◆
た:今週号で「ナショナリズム」について、改めて考えさせられましたね。
カ:そもそも、国の成り立ちというのは、領土や軍隊から始まるのではなく「ナショナリズム」から始まるのではないかと考えさせられました。
え:そうですね。
カ:先週号のゴー宣で描かれた、ロシアがウクライナの人々に対して「人為的な飢餓」を起こしていたことについてですが、あれは「ナショナリズム」なのでしょうか?
た:少なくとも、ロシアはウクライナの人々を「同胞」とは見なしていないですよね。
え:自分たちの利益のために、ウクライナの人々を「支配」しようとしたんだと思います。
カ:そう。つまりロシアとウクライナは「ナショナリズムを共有していない」と感じました。
た:それって「別の国」ということですよね?
カ:これは愉快なたとえじゃないけれど・・・、もし沖縄が独立を宣言したとしたら、それは嫌だし、力いっぱい説得はするだろうけど、でもだからと言って、まさか経済封鎖をして人為的な飢饉に追い込んだり、武力で殲滅したりはしないですよ。
え:そうですね。それは「同胞」だからですね。
◆◆◆
カ:ところで最近のゴー宣は「よしりんがブサイクに描かれている」のが気になります。
た:え、そうですかね?
カ:だって、わざわざ「二重あご」にしてるもん。
た:そういえば「三重あご」のコマすらありますね!
え:うーん。実年齢に合わせて描いてるのかな?
カ:これは間違いなく、よしりん企画スタッフの悪意です!
え:日頃の恨みが絵に出ちゃってるのかな?
カ:あははは、それだと「恨みがある」ことが前提だな!!
え:・・・揚げ足。カレーさんに、嵌められました。
た:案外この2人、同胞意識がないんですね(笑)
ゴー宣を読んだ感想をコメント欄に書いてください♪
簡単でも短くても全然よかです(^^)
殉教@中立派 (金曜日, 10 6月 2022 22:19)
少し話題が逸れるが。
「自力で独立を勝ち取る」という考え方は「恩賜の民権VS恢復の民権」に似ている。
(ゴー宣2nd・2巻のP173~P196くらいを参照)。引用すると「日本人は権力から圧政を受け、権力を縛らなければならないという切実な思いをした事がなく、お上任せでも、そう悪くはなるまいという、薄甘い感覚がまかり通っている」。ウクライナは、この引用文の「権力」を「ロシアなどの外敵」に入れ替えると、分かりやすい。憲法もまた、国防の重要なファクター。いくら防衛予算を増やしても、憲法に「今、その凄い武器を使ったら憲法違反ね!」とかいちいち止められていたら「金塊を握りしめたままの屍」になるだけだろう。
ウクライナは、外敵によってナショナリズム(の導火線)を喚起された。では日本人の導火線はどこにあるのか。絶えず外敵に晒された国の歴史と対比し、見極めたい。小林先生はきっと、そこまで意図して、この漫画で(思考の)ヒントをくれたのだろう。
・・「ロシアは怖くないけど、鼻風邪こわいよう畜群」に、どこから手をつけたものかな。まずは、愛子天皇を迎えつつ、みんなで思索していこう。
グッビオのオオカミ (金曜日, 10 6月 2022 10:27)
そのSPA!の話、私も読みました。
小林先生の似顔絵は意図がある気がします。むしろ小林先生自身が「円熟したシブい大人」を演出してそうな気がします。コロナ禍は日本人の「死生観」と「高齢者観」も関係ある気がします。だからわざと、現実を受け入れる”重み”と”深み”を出した様に思います。
ナショナリズム。血を流さないナショナリズム・・考えさせられました。
今回は地続きの国の歴史の悲哀と切実さを感じました。
日本は「敗戦」を「終戦」と言いかえるところが、既に世代の分断を生んでいます。
これを言うと、怒られるかも知れませんが・・
皇統の長さも、実は「島国だから」という側面が大きい気がします。
異民族の侵略・支配を受けにくかった。日本人は他国の侵略・支配をイメージしにくいのかも知れません。
ナショナリズムの核は「言語」と「建国の歴史」だろうと思います。
修身論でも紹介されていた坂口安吾の堕落論。彼は日本人の生来の楽天性と世知に長けた巧妙さに、戦中戦後の日本の世相の欺瞞を見たようです。
憲法問題もナショナリズムも、「自分達で勝ち取る」。この意識が必要なのでしょう。
どこまで覚悟が出来るか、自分自身を含めて省察したいと思いました。
佐々木 (金曜日, 10 6月 2022 08:57)
おはようございます。
今週のゴー宣を読んで思い浮かんだのは、
日本が中国やロシア、北朝鮮などに攻め込まれた場合、
独立を守るために徹底抗戦を貫けるか、でした。
以前、よしりん先生が今の日本の米国への属国ぶりに
昭和天皇は有条件降伏を受け入れず、
最後まで戦い抜くべきだったのではないかと
ブログで書かれていました。
大東亜戦争では終戦の詔を受け入れて降伏しましまが、
今度はそれを無視してでも、独立の為に戦い抜けるか、
それを問われているように思います。
最も、今の日本では戦う前にさっさと降伏しそうですが。
潤峰 (木曜日, 09 6月 2022 21:35)
日本の誕生は神話から続いています。
誕生した瞬間から国家として自立独立しています。
外国の生い立ちや、自立独立の歴史と比較すれば、日本の素晴らしさを理解できると思います。
アメリカは日本に原爆を投下しました。が・・
アメリカに「日本に原爆を投下する」と判断させた日本が悪いと教えられました。
加害者の「加害する判断をさせた被害者が悪い」という弁解が正しいのでしょうか??
他国に核(原爆)攻撃を行った国は人類史上、アメリカだけです。
そのアメリカは日本を心底恐れたから核を使いました。
GHQに洗脳されたことを知ることが日本のナショナリズムの再始動です。
いよかん (木曜日, 09 6月 2022 19:29)
お疲れ様です。「タッチ&ゴー宣」のほうに初めて書き込んでみます。
遅ればせながらSPAを購入して今週のゴー宣を読みました。
大変恥ずかしながらウクライナの歴史はよく知らなかったのですが、ソ連の構成国から独立した経緯、今回のロシアの侵攻に至るまでたびたびロシアからの影響や脅威に晒されていたことなど、複雑な背景があることを知りました。
特に、30年前の独立は無血で達成されたが、そのため独立の象徴のような存在が生まれず、結果として自国の独立に価値を見出せない人が多数の状態での独立になった、という内容が印象的でした。
「無血で独立が達成された」と聞けば「戦わずして勝つ」みたいな感じで聞こえのいい印象がありますが、独立についての意識やそれを命がけで守る気概が育たなかった、という意味では実は負の側面が強いもので、戦わずにすむことがいい結果をもたらすとは限らない、ということが分かった気がしました。
ナショナリズムというと自分の中ではうまく言葉にできない曖昧なイメージがありましたが、人間、命がけで物事を成し遂げてこそ成し遂げたことを守ろうとする気概が育ち、それがまさに国規模となって形成されるものがナショナリズムなのでは?とも思いました。
今の自分自身、命がけで何かできるか、と言われると正直かなり怪しいですが、前向きに、何かしらできることを見つけてやるようにしたい、と改めて思いました。
平井智也 (木曜日, 09 6月 2022 00:52)
ロシアに土足で上がられて国土と文化を荒らされているウクライナには心底同情するし、揺るぎないナショナリズムの力で真の独立を勝ち得てほしい。ウクライナを応援する。
中国は台湾をどうするだろう?多分ヤクザ国家ロシアの現状をつぶさに観察しながら、同じ轍は踏むまいと反面教師にしているだろう。台湾のナショナリズムを焚き付けないやり方で中国に巻き込もうとするのではないか?
日本にはナショナリズム無いですね。
しかも憲法や法よりも世間が上位にあるという。
「血を流す」危機でも起きなければ目が覚めないんだろうな。いや、敵に平伏してあっさり奴隷になってしまうか•••想像すると幻滅しかない。
だからこそ、ゴー宣道場や世界のゴー宣ファンサイトからのアクションは益々重要になると思っています。前向きに、自分にできる事をやる!
ひとかけら (水曜日, 08 6月 2022 20:58)
他国によって領土を蹂躙されることによってウクライナのナショナリズムが目覚めた。これから起こる皇室の存亡と権威主義国家との戦争の前に日本人が目覚められるかが未来にとって重要と考えます。
さとがえる (水曜日, 08 6月 2022 05:28)
「タッチ&ゴー宣」復活ありがとうございます。自分も毎回読んでおりました。
ゴー宣の感想ですが、チョルノビーリから、自分が学校で習ってきたチェルノブイリがロシア語であること、そして言語の重要性を感じました。
言語と文化は相互に影響を与えているはずで、独自の文化(価値観・考え方)も独立には重要なものとも感じました。
筋がそれますが、個人的に教育の根本は読み(言葉を理解する)、書き(考えを表明する)、そろばん(計算する、そして思考する)なのかもとも感じております。
コロナでの言葉の軍事訓練を引き続け実施したいと思います。
また次回楽しみにしております。
敬天 (水曜日, 08 6月 2022)
うぉ〜!
ウクライナ・ナショナリズムの歴史についての意見ですね(^o^)
僕も朝4時にタバコを買うつもりでコンビニに行ったところ運良くSPAがあったので一緒に購入。
帰宅しすぐに読み終えたのですが、なんだか胸騒ぎがするので1〜3を再度読み直しました。
そのとき(意味不明かも知れませんが)これだぁっー!って思いました。
うまく言い表せないのですが日本人に必要なこと、もしくは足りないことでしょう!
みたいなことなんです。
かわじ (水曜日, 08 6月 2022 00:26)
「ウクライナ戦争論」出て、買おうかなと思ってた不届き者ですが(笑)
よしりんがどうゼレンスキー描くか気になってつい、SPA買っちゃいました^皿^
なんか、親露派のヤヌコヴィッチに対する、親欧派のユシチェンコの似顔絵がえらく内線のタッチが荒れてるな~、と思って画像検索したら…
毒で、カオやられてたんですね。。。知りませんでした(ちょっと実写真は目をそむけたくなるレベル(・・;)
日本では、衆・参選挙や総裁戦で毒入れたりとか、まずありえないですもんね。。。
2014デモ以前の、他国の侵略にさらされ続けた歴史といい、
ホント、シーバリアで守られ続けた日本と比べ犠牲の量がハンパないっす。。。
個人的にちょっと中共と相対する、台湾も連想してしまいますね。。
最近はよしりんがブサイクに描かれている?(笑)件ですが、
なんというか、、、髪型は、前より手間かかっている気がします(笑)
和ナビィ (火曜日, 07 6月 2022 23:17)
わぁ、たっちゃんに再会できました!! 嬉しいです
サイト開始の頃からあった「タッチ&ゴー宣」大好きでした。着陸するやいなや轟音とともにスピード緩めず飛び立つ迫力。新鮮で鋭くてすぐ再読したくなり、新たに気づかされる、---三人三様の感性が集まって話すと、カレーさん仰るところの「化学反応」のように展開し、自分だけで読んでいるよりずっと楽しめるんですよね。
まずは「タッチ&ゴー宣」再開歓迎の感想になりました(^-^)/。