ダイヤモンドプリンセス号環境検査に関する報告(要旨)

 

投稿者:なおジョカさん

  

ダイヤモンドプリンセス号のことを調べようとして、国立感染症研究所のサイトを見ました。

 

ダイヤモンドプリンセス号環境検査に関する報告(要旨)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9597-covid19-19.html

 

ーーーーーーーーーー

各部屋での検出頻度は、浴室内トイレ床13か所(39%)、枕11か所(34%)、電話機8か所(24%)、机(24%)、TVリモコン7か所(21%)などであった。退室からRNA検出検体採取までの日数は、最長で17日であった。患者でない人の部屋からは検出されなかった。また、空気検体からの検出を認めなかった。

ーーーーーーーーーー

 

とあります。「空気検体からの検出を認めなかった」という知識は一般的でしょうか?

 

僕は初めて読みました。そうであれば、空気感染よりも接触感染のリスクがはるかに高いというのは、当たり前であり、議論の余地がないですよねぇ?

 

これは2020年5月に出されたものです。

空気よりもウンコというのは2年前から明確でした。なのになぜいまだにマスク??おれには理解ができないのですが!!!

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

いや、正確に、別の箇所を引用すれば、

「空気伝播を示唆する証拠は得られなかったが、廊下天井排気口からSARS-CoV-2 RNAが検出されており、特殊な環境でウイルスが遠方まで浮遊する可能性について更なる検討が必要である。」とレポートされているので「議論の余地がない」とは言い切れないわけです。

 

尚、このホームページでも、昨年2021年11月6日時点で「空気感染 VS 糞口感染」の議論をやっています。

 

今読み返してみると興味深く、議論として成立している内容だと思います。

 

以下の通りご紹介しますので、是非ともご覧ください。

 

 

◆◆◆

 

(投稿タイトル)≪議論≫糞口感染をメインルートというには証拠が足らない?

 

◆2021年11月6日の投稿◆

 

投稿者:うっしーさん

  

井上正康先生はとても博学で論理的に話されると思います.ほとんどの意見に同意しますが,ただ,糞口感染をメインルートというには証拠が足らない.

(宮坂先生のように一言のもとに否定するのは論外で,けっして宮坂先生を弁護するわけではないです.むしろ全体的には私は井上派,小林よしのり派です)

 

便からコロナウイルスのRNAが検出されることは間違いないが,

WangらがJAMAに2020年に報告したletter (Detection of SARS-CoV-2 in different types of clinical specimens)では,便からコロナRNAが検出されたのは44/153例29%,喀痰は75/104例72%としている.

 

ご存知のように,RNAはウイルスの死骸みたいなもので感染性の証拠にはならない.

そこで,Wangらはウイルスが多そうな20例を調べて便から感染力のあるウイルスが検出されたのは2例のみであった.

 

これは考えてみれば当然のことで,コロナウイルスがACE受容体を介して感染するのはエンベロープという脂質の膜にあるスパイク蛋白を使う.

ところが,エンベロープというのは脂質であるが故に,アルコールや洗剤に弱く,すぐに感染性を失ってしまう.

腸管内には膵液や胆汁酸など強力に脂質を分解する酵消化液が存在するため,便中にコロナウイルスが出たとしてもそれは失活するのが普通なのである.

 

豚コロナウイルスは糞口感染すると言われているが,それは豚舎という極めて不衛生な環境にあるからである.

下水道の発達した近代国家で糞口感染がメインになるとは考えにくいと思います.

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

まずは、うっしーさんが「新型コロナの感染メインルートは糞口感染というのは考えにくい」という意見を「BECAUSE」を添えて投稿して頂いたことに感謝申し上げます。

 

そして教えてくださった、WangらがJAMAに2020年に報告したletter (Detection of SARS-CoV-2 in different types of clinical specimens)を読んでみました。

 

私は英語が読めないので、不完全な日本語自動翻訳を利用して読みました。

 

その翻訳では、「重要なことに、生ウイルスは糞便で検出され、SARS-CoV-2が糞便経路で感染する可能性があることを示唆してい(る)と書かれています。これはまさに糞口感染の可能性を示すものです。

 

 

うっしーさんは、

>Wangらはウイルスが多そうな20例を調べて便から感染力のあるウイルスが検出されたのは2例のみ

 

とおっしゃいますが、それは私が読んだレポートの解釈とはズレがあるようです。

以下の通り、そのまま引用します。

 

20人の患者が2〜6個の検体を同時に収集しました

ウイルスRNAは、6人の患者(呼吸器検体、糞便、または血液)の単一検体で検出されましたが、7人の患者は気道検体および糞便(n = 5)または血液(n = 2)でウイルスを排泄しました。

下痢を起こさなかった2人の患者からの便サンプルで生きたSARS-CoV-2が観察されました。

 

私は、このレポートの信ぴょう性については判断しようもないのですが、ただこのレポートを読む限りは、「糞口感染を示唆する内容」であっても「糞口感染を否定する内容」だとは読み取れませんでした。

 

 

・・・

 

 

ところで私には医学の論文を読み解く力はありません。

そんな私でもできることは「データを集めて事実を分析すること」です。

 

 

私は新型コロナの感染ルートが糞口感染ではないかと疑っています。

 

その根拠(BECAUSE)は「ダイヤモンド・プリンセス」の船内環境調査で、感染者が利用した部屋のトイレの床や枕、テレビのリモコンなどから高い頻度でウイルスの遺伝子が検出されたからです。

 

 

読売新聞の記事(2020年5月4日)

ウイルス検出多いのは「トイレ床」「枕や電話機」「TVリモコン」…クルーズ船感染者の室内

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200504-OYT1T50093/

 

 

一方、飛沫感染を否定する根拠としてはフィリピンパブで、男からコロナを感染させられたホステスのニュースをピックアップさせて頂きます。

 

がん患う中で感染し“外出”か…「ウイルスばらまく」50代男性が死亡 訪れた飲食店のオーナーも驚き

https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20200318-baramakishibou.html

 

 

横に座り接客に当たる女性店員。

肩に手をまわし、時には手を握り…。

この日、20分ほど男性を接客しましたが、感染したのはこの女性ではありませんでした。

 

 

店員に促され、男性は席へと向かいます。

その2分半後、ソファーに座った女性店員。

化粧などをしたあとソファーを離れました。実はこの女性店員に感染が確認されたのです。

 

 

もしコロナ感染のメインルートが飛沫感染と仮定した場合、20分も接客したホステスが感染せずに、すぐに男から離れた化粧をしていたホステスが感染するのは不自然な話です。

 

感染した女性とこの男は「トイレを利用した」のだと私は推理しています。

 

 

 

以上2点が、私が新型コロナ感染のメインルートが糞口感染ではないかと疑う根拠になります。


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コメント: 26
  • #1

    マーちゃん (木曜日, 23 6月 2022 08:16)

    感染研の報告にあるように、ダイヤモンドプリンセス号で検出されたのはRNAなんですよね。

  • #2

    なおジョカ (木曜日, 23 6月 2022 09:38)

    カレーせんべいさんご指摘の通り、確かに「廊下天井排気口からSARS-CoV-2 RNAが検出されており」の記載はありますが、ただ、この事実が空気感染の可能性について考えたときにどれだけ重要なのか、よくわかりませんでした。

    単純に、「空気にはなかった」、そして、「トイレの床やいろんなものにはあった」という事実から考えれば、空気感染よりも接触感染が起こる可能性がはるかに高いというのがロジカルだと思いました。

  • #3

    ひろ (木曜日, 23 6月 2022 13:44)

    私もフィリピンパブの件があるので接触感染がメインルートだと思ってます。
    屋形船の件でも恐らくトイレやビール瓶、コップなどを経由して感染したんだと。

  • #4

    Dr.U うさぎ (木曜日, 23 6月 2022 16:02)

    こんにちは。この「20人の患者」のグラフを見ると、下向きの三角(▼)が糞便で、感染力があるウイルスが検出(*サイクル閾値40以上)されたのは、患者番号8,10,12,14,15,20の、計6人ということになるのかな(…2人というのは間違いでは?)。のどのあたりから検出されたウイルス(上向きの三角マークとか)のほうが多いのは確かですが、糞便からの検出も、少くないですね。
     ともかくも、こういうデータ、研究が、これからもっともっとたくさん出て来てほしいです。

  • #5

    ねこだるま (木曜日, 23 6月 2022 18:32)

    なおジョカさん:

    うんこか空気か、というのは解りやすくてキャッチフレーズとしても面白いですが、オミクロンのビフォー、アフターで病気の形態がまるで違ってしまっています。

    要するにオミクロン以降は ACE2 受容体に吸着せず、血栓も作らないということなのですが、「新型コロナの本質は血栓症である」と井上氏が言っていたことを考え合わせれば、オミクロン以降はもう別の病気になったと考えたほうがよいです。

    6/4 のライブでも 6/11 のオドレらでも、「オミクロンの」感染経路に言及されないのが不満で、6/11 にはコメントでも「オミクロン~」と飛び交っていましたが、結局言及されず。
    が、小林よしのりライジング 「コロナ感染経路をもう一度」小林よしのりチャンネル Vol.438
    でようやく言ってくれました。

    有料コンテンツっぽいので、露骨な引用はできませんが、オミクロンは ACE2 受容体に吸着せず、もう発生源は糞便ではなくなり、インフルエンザと同様、飛沫を介した感染になっているとも考えられる旨を書いています。

    だが体内にウイルスが入る経路としては、飛沫が飛び散ったものに接触 → 手指から口へ という接触感染説のようです。

    最終的には接触感染ですが、うんこがソースでないとするとこれはもう糞口感染とは言えないでしょう。

    「考えられる」と柔らかい表現ですが、小林氏は飛沫→接触感染説ということです。

    体内に入ってからも ACE2 へ吸着しないのだから、肺まで降りていかないオミクロンがわざわざ小腸まで行ってウイルス入りうんこを産生する道理は薄いと思います。

  • #6

    神奈川県民 (木曜日, 23 6月 2022 18:39)

    相変わらず屋外でもマスクして歩いてる人が圧倒的多数なのを見るにつけ、例え糞口感染がメインルートだと確定しても、マスクしながら身の回りの消毒を徹底しようと言い始めるんだろうなと思ってしまう…

  • #7

    たけ (金曜日, 24 6月 2022 00:37)

    ①クルーズ船内、3m超離れた「エアロゾル感染」が35%…米大研究チーム 読売新聞オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210205-OYT1T50163/amp/

    ハーバード大ではエアロゾル計70%、接触30%と推定しています。ただしダイヤモンド・プリンセス号はかなり特殊な環境下なので実社会とは分けて考えた方がいいかと考えています。

    ②以下の二つの論文が根拠で実社会になればもっと接触は減りエアロゾルは増えるのかな、と考えています。
    ・接触感染は1万分の1
    https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/more/science-and-research/surface-transmission.html
    ・接触感染は10万分の6.5
    https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.estlett.0c00875

    ●ヒューマン・チャレンジ
    https://www.icpcovid.com/sites/default/files/2022-02/Ben%20Killingley%20SARS-CoV-2%20human%20challenge%20Res%20Square%201%20Feb%202022.pdf

    英国で行われた暴露試験の結果、感染価10というとんでもなく感染力が強いウイルスということだそうです。そのため、とんでもなくエアロゾル感染し易いのかなと考えております。
    「18-29歳の被験者に10TCID50を経鼻腔投与で18/36人が感染。インフルエンザやRSウイルスは10の4-5乗TCID50で感染成立するため、それらより1000-10000倍感染し易い。」

  • #8

    Dr.U うさぎ (金曜日, 24 6月 2022 04:54)

    「たけ(金曜日, 24 6月 2022 00:37)」さんのコメントについて

     この方のコメントの②のところの、「接触感染は1万分の1」「接触感染は10万分の6.5」という情報の源である「二つの論文」は、基本的に、いずれも2020年にマサチューセッツ州で行われた実験調査の成果に基づいて作成されたものです。この実験調査は、よく読んでみると、感染ルートについて考える上では、あまり決定的なものとは言えないことが分かります。
     そもそも、新型コロナの接触(糞口)感染において最も重要なルートの一つと想定されるのは、家庭内や仕事場や学校における、トイレでの「トイレットプルーム」の発生による媒介物(身体・衣服・スマホなどの所持品)へのウイルスの付着、そしてそれら媒介物を通した(未感染の)人へのウイルスの移動、というものです。
     したがって、このような最も重要なルートに焦点を据えた、ウイルス感染の実証的研究がなされたときに、はじめて、どれくらい接触(糞口)感染が重要なのか、あるいは重要でないのかを判断するための材料が得られると言えるでしょう。
     ところが、上述のマサチューセッツ州の実験調査は、屋内だけでなく屋外でも実施され、さらにその場所は食料品店・銀行・ガソリンスタンドのドア、公衆電話や信号機や電車のボタン、などなど、きわめて多様です。ふつうに考えて、野ざらし雨ざらしの信号機のボタンなどからウイルス感染が起こりにくいのは当前で、そのような感染可能性が極めて低いものまで含めてサンプリングして、それらの平均値をとって「接触感戦は1万分の1」などと言われても、粗雑すぎて、ほとんど参考にはならないはずです。
     以上の理由から、②に挙げてある「2つの論文」だけを根拠に、接触(糞口)感染を過小評価し、空気・飛沫感染こそが最も重要な感染ルートであると主張するのは、私には非常に無謀なことのように思われます。

     また、空気・飛沫感染がメイン感染ルートであることの根拠として、もうひとつ挙げられている「ヒューマンチャレンジ」関連の研究ですが、これも既に小林先生の「ライジング」のコメント欄で(私含め)多くの人から指摘があったように、そもそも「(ウイルスの)経鼻腔投与で18/36人が感染」したといっても、鼻孔にウイルスを噴射したのであれば、そのウイルスが口腔内の微細な傷から感染した可能性もあるということになります。つまり、その「18/36人の」感染は、エアロゾル・飛沫感染ではなく、接触(糞口)感染によって生じた可能性もあるわけです。ですから、この研究は、空気・飛沫感染がメインであることの根拠にはなりません。
     そもそも、この「ヒューマンチャレンジ」の研究調査は、ウイルスの感染力を明らかにしようとするものであり、ウイルスのメイン感染ルートを明らかにするためのものではありません。というか、この研究調査は初めからウイルス感染における接触(糞口)感染の可能性を無視している節があり、とうていメイン感染ルートの議論に何らかの判断材料を与えるものとは言えないということです。

     最後になりますが、私自身の考えでは、新型コロナのメイン感染ルートを客観的に判断するための実証的研究は、現段階では、量的にも質的にも全く不十分であるように思われます。何よりも、上に述べましたように、仕事場や家庭内での「トイレットプルーム」や「スマホ」などを主要ファクターとする、接触(糞口)感染の可能性についての実証的研究が、世界各国でもっと多く実施される必要があると考えます。

  • #9

    マーちゃん (金曜日, 24 6月 2022 09:51)

    たけさん:
    ご紹介ありがとうございます。
    私はコロナウイルスの存在証明はないという説を支持しているので、この暴露試験は興味深いです。
    使用したウイルスSARS-Cov-2/human/GBR/484861/2020は下記にあり、2020年7月に英国で分離されたとのこと。
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/OM294022.1/
    発症したことより病原性があるものだとは思われますが、上記にChallenge Virus Manufactureという論文タイトルらしきものが載っており、このhVIVOという機関はウイルスを大量生産できるということかと考えています。この試験のことは、自分なりにもう少し追究してみようと思います。

  • #10

    ねこだるま (金曜日, 24 6月 2022 22:00)

    ウンコかツバか(体外排出経路)タッチかエアーか(体外伝播経路)に分けて考えた方がよいと思います。

    オミクロンが ACE2 に吸着しなくなったという情報から、ウンコはなくなったと思ってたんですが、ライジングのコメント見るとウンコ人気高いですね。

    ウンコかツバかは私はツバと思ってますが、タッチかエアーかについてはマスク要不要に関わってくる大事なところなのに決定打がない感じで私は解りません。

    ただ、ゴー宣道場の場外乱闘のように
    大勢で
    ノーマスクで
    大声出して
    やってれば、タッチかエアーかに関わらず集団感染は出てる筈です。
    ゴー宣道場に参加するような方は PCR なんか受けないでしょうから陽性カウントがされないだけで。

    実験をやれば、ウンコかツバかに関しても、タッチかエアーかに関しても結論出せる気がするんですけどねぇ。

    ダイヤモンドプリンセスでやったように、ある建物内のウイルスの多少を調べればよい。
    ダイプリと同じようにトイレの床が一番多ければ、ウンコ説が有利になります。

    あと下水ですね。
    食器洗いで手から流れたり、食べ残しをディスポーザーから流したりとノイズは入るでしょうが、陽性者の家付近の下水でウイルス発見されたらウンコ説有力ですね。

    タッチかエアーかに関しては、50人~100人の陰性者軍団に陽性者を1人混ぜといて、窓閉めた会議室でおしゃべりをさせるのはどうでしょう?
    被験者は知らない人同士でしょうから話をはずませるのは難しいかもですが、ゴー宣読者なら共通の話題があるし、コロナ陽性へっちゃらですからうってつけです。
    ゴー宣飲み会みたいに人数集めて実験できそうな気が。

    その際に、マスクする/しない、手袋する/しないで、2×2の4集団でやらせるのです。

    接触 vs エアロゾル 論争に有力な資料となるような気が。

    しろうとっぽい素朴な意見しか言えなくてごめんなさい。

  • #11

    ねこだるま (土曜日, 25 6月 2022 12:28)

    本日掲載の意見広告を紙面でしみじみ読んでると「あれ?」と思いました。

    「マスクをしていても感染してしまう理由」という記事でウイルスのサイズとマスク(と顔)の隙間について言及、隙間を通り抜けてしまうとのこと。

    ってことは井上正康氏は空気感染説?

    たけし社長にも井上氏がどう言っていたか確認したいところです。

  • #12

    たけ (土曜日, 25 6月 2022 17:24)

    私は「空気・飛沫感染がメイン」とは一言も発言していないのですが、、エアロゾルと考えています。

    また「以下の2つの論文が根拠」と書きました。ヒューマン・チャレンジの論文は含んでいません。

    ヒューマン・チャレンジについては、接触感染が論文により否定されている以上「とんでもなくエアロゾル感染し易い」と書きましたがご納得いただけますでしょうか。

    批判はしていただいて構わないので、【糞口感染である論文】又は【エアロゾル感染を否定する論文】の提示をお願いします。糞口感染の研究が進んでいないという理屈はまだ理解できますが、接触感染を否定する論文が存在する以上、エアロゾル感染を否定する論文位(もしそれが有り得るのならば)あるのでは?

    ないなら、ないって事です。

    妄想ばかり語られても、、それとも、妄想で論戦します?

  • #13

    Dr.U うさぎ (土曜日, 25 6月 2022 20:41)

    私とあなたのどちらのコメントが適切であるかについては、他の方々の判断に委ねましょう。このコメント欄は、妄想で論戦する場ではありませんから。

  • #14

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 09:46)

    ども、たけさんとDr.U うさぎさんのレベルの高さに恥ずかしい思いをしております。

    糞口感染 vs 空気感染 って考えると面白いんだけど、感染対策特にマスクの要不要につなげて考えないと理系のパズル趣味になっちゃうな、という自省がありながらもつい考えてしまいます。宮沢氏の発狂もあったし。

    ちょっと(Wikipediaで)調べたんですが糞口感染は存在し、以下のものがあります。

    ランブル鞭毛虫症
    A型肝炎
    E型肝炎
    ロタウイルス
    細菌性赤痢
    腸チフス
    腸炎ビブリオ感染症
    ポリオ
    コレラ
    アメーバ性肝膿瘍

    このどれもが細菌性であり、消化器官を通って感染部位へ到達するものばっかりなんですよね。

    ウイルス性であり、感染ルートが
    口内擦過傷 → 血液 → 感染部位
    である感染症がないのか、知りたいところであります。

  • #15

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 10:29)

    #11で書いた、井上氏の感染経路がオドレら/道場と意見広告で違うのは、

    意見広告:広く一般人に向けてのもの
    オドレら:観客は勉強している可能性が高く、糞口感染に関しても知っている

    というわけで、受け入れられ方を考慮して使い分けたのかな、と考え直しております。

    糞口感染を主張すると抹殺される学者の世間は解りませんが、少なくともツイッター世間では、論理的な知性を展開している大御所ツイーター(権威主義?)はエアロゾル感染が主流で糞口感染を主張しているのはゴー宣読者だけ、という感触です。

    糞口感染が立証、実証されれば脱マスクへの強力な根拠となりますが、脱マスク活動の手段として糞口感染を主張するのは戦略的にあまり上策ではないようです。

    しかし、「脱マスク活動に都合がよいから/悪いから」という理由で考えちゃったら科学にならないってのもありますし、難しいとこですね。「主張」となると具体的な活動なっちゃうわけですから、「受け入れられやすいように配慮」するのはアリとは思いますが。

    ツイッターでは糞交感染が「陰謀論」みたいな扱い受けている感もあります。
    このサイトやライジングコメント欄のような「内輪」で言うなら問題ないですが、広い場所で糞口感染を主張するのは注意した方がよいかも知れません。

  • #16

    たけ (日曜日, 26 6月 2022)

    #15とても重要なご指摘です。
    私の考え方としては、
    感染経路問題とマスク問題を結びつけてはなりません。
    結論ありきの議論は危険です。そこは明確に分けて考えるべきです。

  • #17

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 14:11)

    たけさん:#16

    共感はできるが迷いもあります。
    例えで言えば
    「地球外生命の存在は純粋に科学の問題であり、人類が自分を客観視、相対化しやすいという目的で考えてはならない」
    ということでしょう。

    反面マスクに結びつけないと純粋思考のお戯れ、理系のパズル趣味に終わってしまうという後ろめたさがあるんですよ。

    科学、哲学は世界の成り立ち、真理の探究を行う基本的に役立たずなもの。
    技術、思想は社会の向上や、個人の人生の充実に役立つもの。
    ただし人のお役に立てようとすると、好みや情、利権などの政治が絡んできますから、ピュアではいられなくなる。

    小林よしのり氏は情もあり権力志向もありで、純粋思考よりもだいぶ政治よりの人だと思いますが、感染経路の問題はマスクの着脱に関わってくる重要なことで曖昧にすべきでないという立場のようですね。エアロゾル感染を主張しながらマスク不要を訴える宮沢氏を「矛盾してる」と批判してますね。

    #11で指摘した井上氏の感染経路の違いも、純粋科学の立場からはダブルスタンダードであり、マスク不要を主張するなら糞口感染を主張すべきで、宮沢氏とどっこいの不誠実、という見方もできるわけです。
    現在の知識格差は非常に大きく糞口感染なにそれ?って人がほとんどでしょうから、現実の政治としては受け入れられやすいエアロゾル感染を仮定した、というのは政治として解りますが。

    つまり「エアロゾル感染だったとしても」マスクをしてても感染しますよ、ということを井上氏は言いたかったってことですね。
    しかしそうだとすると小林氏→宮沢氏の「エアロゾル感染でマスク不要は矛盾」は成り立たないなぁ。
    話の主語は違うわけですが

    宮沢氏の「エアロゾル感染でマスク不要」と
    井上氏の「2つの感染経路」

    は両方肯定するか両方否定しないと考えがおかしい。

  • #18

    トマト (日曜日, 26 6月 2022 14:22)

    感染経路については、宮沢孝幸先生の話の方が腑に落ちていたので、6月4日のオドレら正気か関西LIVEで、井上先生と同席するにあたり、宮沢先生の話がより詳しく聞けるかと思っていたのに、本当に残念でした。

    それで、その旨をカレーせんべいさんにもメールしていたので、今回の掲示板を興味深く読みました。

    でも、皆さんの議論が高度すぎて、私には難しすぎました( ;∀;)
    論文の一つも理解できません( ;∀;)

    ただ動物へのウイルス感染実験をしていた宮沢先生の経験と知識からの発言により説得力を感じます。

    「コロナ脳 日本人はデマに殺される」 2021年4月6日初版第一刷発行
    P71~
    「私たちはワクチン開発のために動物に病原体を感染させて実験するんですが、ウイルスの場合、ちょっとやそっとでは感染しない。そんなに簡単に感染するんやったら苦労せんわって思う(中略)新型コロナのワクチン開発では、アカゲザルを使った動物実験をしていて、アカゲザルに感染させるために100万個単位のウイルスを肺に直接流し込んでいるようで、そのレベルの量を入れないと確実に感染させられないと研究者が判断したのだろうと思います。これまでのウイルス研究の蓄積から判断して、人の場合、最低でも1万個ぐらいのウイルス粒子が入らないと感染しないだろうと推測しています。(中略)ウイルスが1万個入った唾液の量は、10マイクロリットルくらい。小さなスポイトで1滴採ると20マイクロリットルなので、その半分くらいの量です。半滴です。」

    ただし、上記はオミクロン以前の知見に基づいての話だと思うので、感染するのに必要なウイルス量は今はまた違うのだろうな・・・と思っています。

    多分、ゴー宣ファンサイトに集う方々は井上先生の説に説得力を感じている方が多いと思うのですが、宮沢先生の説に説得力を感じている者もいるという事を伝えたくてコメントしてみました。

    掲示板の内容とズレていたらすみません。

  • #19

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 14:50)

    #14 に関して重大な事実誤認があったので訂正します。

    >ランブル鞭毛虫症
    >A型肝炎
    >E型肝炎
    (中略)
    >このどれもが細菌性であり、消化器官を通って感染部位へ到達するものばっかりなんですよね。

    A型肝炎、E型肝炎は細菌ではなく、ウイルス性感染でした。常識の範囲内でした。
    ランブル鞭毛虫も細菌ってことはないですね。

    非常におそまつ、誤解を招いて申し訳ありません。

  • #20

    なおジョカ (日曜日, 26 6月 2022 16:50)

    オミクロン主流の現在でも、仙台市で下水調査して感染者数の予測をしており、けっこう当たっています。

    https://novinsewage.com/%E4%B8%8B%E6%B0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%AE%E6%B5%81%E8%A1%8C%E3%82%92%E4%BA%88%E6%B8%AC/

    これって、オミクロンになっても、糞便にウイルスが存在するということではないんでしょうか。

  • #21

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 17:08)

    また解らなくなってきた。

    (コロナ禍のバカ者どもでも紹介されてた@MiyuMotohashiさんのツイートより)
    https://twitter.com/MiyuMotohashi/status/1540748664750379008
    >>>
    日本中で行われている「ノーマスク+飲酒+大声」の実証実験の結果が更新されましたのでお知らせいたします。
    この中で唯一「ノーマスク+飲酒+大声」の飲食店での集団感染は、福祉施設の約1/50、医療機関の約1/10で最少です。

    グラフはここ。
    https://covid19.mhlw.go.jp
    <<<

    グラフは厚労省のページですが、「集団感染等発生状況」を見ると飲食店の圧倒的な感染率の低さが解ります。

    MiyuMotohashi さん自身は空気感染論者のようですが、
    ウンコ vs ツバ、タッチ vs エアー で考えると
    これだけ「ノーマスク+飲酒+大声」で実験してくれて陽性者が少ないのは、ツバ主体だと考えにくいですね。タッチだろうとエアーだろうと。

    やっぱりウンコなんでしょうか?

  • #22

    ねこだるま (日曜日, 26 6月 2022 17:20)

    なおジョカさん:#20

    このようなサイトがあったんですね。
    すごい貴重なデータ紹介ありがとうございます。
    流行予測の一致度がすごいですね。

    #20,21 でまた糞口感染と考えたくなっている自分がいます。
    Dr.U うさぎさんのおっしゃるようにデータが不足してるかも知れません。
    しろうとが悩んでも仕方ない。
    研究の進捗を待ちます。

  • #23

    たけ (日曜日, 26 6月 2022 21:52)

    本日、haithhopelove先生(内科医)がエアロゾル感染について貴重なツイートをしてくださっています。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

    https://twitter.com/fhljpt/status/1540849801117728769?s=20&t=1qhm6ZcaCT-MKJEnMETSkA

    ツイッターをされていない方でも見ることだけなら可能だと思いますが、いくつかご紹介させていただきます。

    「Q.新型コロナウイルスの感染はどのようにして起きますか?」
    「A.鼻腔や気管などの気道上皮細胞にあるACE2受容体に結合して細胞内に侵入します。細胞内で増殖したウイルスは呼気中のエアロゾルによって空中に放出されます。つまり、一定量のエアロゾルを吸い込むと感染が成立します。」

    「Q.会話するときの飛沫が主な感染経路ではないのですか?」
    「A.会話時の飛沫に含まれるウイルス量は僅かです。ですから唾液PCR検査では鼻をこするのと比べ検体を多量に必要とします。飛沫を鼻から吸い込んで感染が成立するには至近距離が必要ですが、その場合にはエアロゾルも沢山吸入しているでしょう。」

    「Q.近距離でのマスクなしでの会話や食事が危険とされていますが、エアロゾルだけの感染はあり得るのでしょうか?」
    「A.施設や療養病棟では、寝たきりで発語もなく胃ろう栄養の方だけの大部屋がありますが、一人陽性になるとマスクをさせても次々と感染します。」

  • #24

    ねこだるま (月曜日, 27 6月 2022 19:44)

    たけさん:#23

    ゴー宣飲み会は楽しかったようで何よりです。
    しかも喉が痛いとは「ノーマスク+飲酒+大声」の実験に参加していただいたということで(笑)。

    たけさんが引用されている haithhopelove さんの記事ですが、私の疑問は yuki さんという方が質問されていました。
    引用します。

    >>>
    ACE2はデルタまででは?

    オミクロンの受容体は
    アミノペプチダーゼNでは?

    ACE2は呼吸器系に凄く少ないのでは?

    デルタまでの新コロは経気道感染と違うのでは?
    何せ受容体が血管壁にある
    ACE2ですから。
    <<<

    これらの疑問はコロナ論3巻以降を読み、井上氏の糞口感染説を知った読者にしてみれば、自然にわく基本的な疑問です。
    なので、紹介してくれたたけさんには申し訳ないですが、haithhopelove さんが基礎的なことを把握せず、エアロゾル感染という結論先にありきで論を展開しているように見えてしまいます。
    内科医としての経験も入っているとは思いますが。

    内科医としての経験といえば、たけさんの引用されていた
    「A.施設や療養病棟では、寝たきりで発語もなく胃ろう栄養の方だけの大部屋がありますが、一人陽性になるとマスクをさせても次々と感染します。」
    が印象的です。
    数値的なエビデンスはないのでしょうが、経験として、肌感覚で言っているのでしょうね。

    実はこのあとに、

    >>感染対策で部屋を閉めきると必発です
    >>エアロゾル感染です

    という文があり、換気のあるなしで感染が左右されるとなると、エアー経由の感染に有力な根拠となりますね。

    ツイッターではエアー経由感染が「世間」のようで、このスレッドにも前述の MiyuMotohashi さんからの「接触感染が言われていた頃には」なんてリプがあります。

    haithhopelove さんにしても MiyuMotohashi さんにしても多忙なのか、なかなかリプライいリプしてくれませんね(苦笑)

  • #25

    ねこだるま (月曜日, 27 6月 2022 19:56)

    これからは「ウンコ/ツバ」と「タッチ/エアー」に分けて考え、新しいデータが出るたびに、どの説の可能性をプラスするのかマイナスするのか、という視点で見ていこうと思います。

    ただ、糞口感染論者もエアロゾル感染論者も相手のことを全面否定はしてないんですよね。「いくらかはあるだろうけど」とことわりを入れてます。

    つまりどちらがメインかサブかという論争なわけで、メインとサブの比率が 99対1とか 9対1 とかだったら議論する意義もあるだろうけど現実には 6対4 とかの可能性もありますよね。

    どうも 6/4 オドレらの宮沢氏の「糞口感染を主張すると抹殺されます!!」が頭にこびりついて離れないんだよな。学会内部のことは知るよしもありませんが、ツイッターにはそういう世間あるみたいだし。

  • #26

    たけ (日曜日, 03 7月 2022 23:03)

    [緊急寄稿]COVID-19は空気感染対策に注力を

    向野賢治 (福岡記念病院感染制御部長)
    原 宏 (東京農工大学名誉教授)

    https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=19893

    6月28日学術論文がUPされましたのでご報告致します。