≪実話≫ 父が入院中に宗教の勧誘を受けた話

 

投稿者:くれはさん

  

 

安倍さん銃撃事件で、山上容疑者の家庭のことが出てきました。

彼の母親がどういう状況だったかも分かってきました。

 

それを読んでいて、思い出したことがあります。

私の父は生前、難病を患っていましたので、何度か入退院を繰り返していました。

ある時病院へ見舞いに行った時の話です。(コロナ前)

 

丁度私が病室に入ってしばらくすると、父と私、共通の知り合いの方が父の見舞いにきました。

その方、某政党の支持団体の熱烈な信者の方でした。

その方は、世間話をしばらくしていると、突然「入信しないか?」との話をもちかけてきました。

 

その方は、自分が信じる団体、教えを一通り話し始めました。

それを静かに聞いていた父でしたが、話が一通り終わると

 

「それは違う。お釈迦様はそんなことは言っていない」。

 

と話し始めました。

 

 

釈迦とは、仏教とは、密教とは、真言(しんごん)とはと懇切丁寧に解説し始めました。

入院している訳ですから体力的にはしんどい状態でしたが、傍で見ていた私も驚くほど濃密な講義内容でした。

 

話が終わると、その方は席を立ち、何も言えず帰りました。親父すげぇなと思いました。

 

この団体は、相手が弱っている時に勧誘にくるのかと知りました。

こういうタイミングで来る宗教団体は他にもありそうです。

 

 

ゴー宣読者の方は自我がしっかりしている方ばかりかと思いますが、

世の中にはこういった弱っている状態に近づいて来る人もいますので、

その時の為に自分の信じるもの、心の中で指針となっている言葉が大事だなと思いました。

 

常に思考は鍛えていないといけないですね。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)   

 

実話ならではの教訓がつまったお話をありがとうございました(^^)/

 

悪徳宗教、悪徳セールスは「人が弱ったときに勧誘する」のが鉄則なんでしょうね。

人は弱った時は、救いの手を求めるもの。

自らの利益のために、そんな人の弱みにつけ込むのは「悪」ですね。

 

そして、くれはさんのお父様は立派でしたね!

 

「人はここ一番で反論できるかが大切」だと感じました。

 

思考も筋肉と同じで、常日頃から鍛えなければ、いざと言うときに力を発揮しないのかもしれないですね。

まぁ、私は運動不足でぽちゃぽちゃなんですけどね(苦笑)

 

 


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コメント: 6
  • #1

    グッビオのオオカミ (火曜日, 19 7月 2022 22:06)

    その相手の人は案外、本当に「親切心」で言ってる可能性もありそうですけどね。
    単なる弱みに付け込んだ勧誘なのか、知り合いの悪気の無い親切かは、文章だけでは判断付きませんけども。
    ただ、そういう話以上に、お父さんが自分の言葉を持っていた。これが一番大きいです。
    「宗教に疎ければ危ない目にあわない」のではなく、お父さんが正当な教えを身に着けていた事で、一貫してブレなかったのだと思います。
    とっさに出せるほど、自分を持つ事と、正当な教えを身に着けることは、生半可なことでは無かったと思います。きっと日々の努力もあったろうと推測します。

  • #2

    ポコ太郎 (水曜日, 20 7月 2022 10:51)

    お父様、素晴らしいです。
    宗教関連でもめることを防止するためのおススメ本、小室直樹著「日本人のための宗教原論」。「日本人のための憲法原論」と合わせて熟読すると最強です。たぶんよしりん先生も読んでいると思います。ぼくも知り合いから某宗教を勧められたのですが、この本で論破しました。

  • #3

    かずず (水曜日, 20 7月 2022 10:57)

    うちも家族に不幸があり一家離散しかけた時に、父に宗教の勧誘きましたね。
    カルトではなく、奈良の天理高校の。良かれと思ってくるのですよね。
    父は、お断りしましたね。仰っていることは、良いことでしたのですが、何か違和感があって、断ってましたね。

  • #4

    ただし (水曜日, 20 7月 2022 12:35)

    とても為になるお話を、どうもありがとうございました☆
    m(_ _)m

     弱っている時に、来るのですね。弱みに付け込もうとして…。

    「人はここ一番で反論できるかが大切」
     このカレーさんの言葉、胸に刻んでおきます☆
    (๑•̀ㅂ•́)و✧

  • #5

    おおみや (水曜日, 20 7月 2022)

    昔のアパートで上の部屋の水漏れがあってうちに若干影響があった後、その部屋の人が「申し訳ありませんでした。お詫びにこちらの新聞をどうぞ。」と、機関紙を手渡しをしてこようとしたので『あのね、少なくともここのアパートではそれはやるんじゃねーぞ。』で大人しくさせた事が。本当に信じてしまえばそうなるのでしょうけど、一般的には謎すぎる思考。
     未成年の頃、マイナーな団体でしたがあえて勧誘に乗って1回だけ潜入してみた事があります。面白いものが見られそうだ、と。教祖のやり口とか憑依された感じの人とか、1回だけでしたがじっくり取材できました。そして一応きっちりお別れしておきました。後から「君は実は位が高い」とか「いつかは教祖様がこの世を救う為に立つから協力してくれ」とか言ってきましたが無視。今から思えばそんな若い頃からそんな思考と行動をしている自分、相当ヘンな奴でした(笑)
     今の会社では地域柄か様々な有名団体の信者さんはかなり居ます。そういう人達の普段の思考パターンはどうなっているのかを探ってみること、それも自らの日常の一部であります。
     お父様程の地力は私にはありませんが、ものすごく強い方がいらっしゃるんだな、と感心しました。
    悪人おおみや、まだまだ未熟者じゃ♫

  • #6

    くれは (木曜日, 21 7月 2022 10:58)

    この団体は察しがつくと思いますが、変なところではないと思います。この人も悪気はないとは思いますが、言っていることはかなり無理がありました。それを言うと、大乗仏教を否定することにつながるぞと思ったものです。

    調子が悪い時にこういう話をもってきたというのが、おいおいでしたね。