投稿者:グッビオのオオカミさん
8/6の公論イベントのゲスト、グレンコ・アンドリー氏の「プーチン幻想」を読み終えました。
ウクライナの問題で日本が見直さないといけない事は非常に多いと、思います。
そしてロシアの拡張主義は伝統的な考え方の様です。
グレンコ・アンドリー氏によるとロシア人はキリスト教徒が多いと言われるが「信心深い人」は少数派で現実には「勝利教」で、ナチスを破ったソビエトが偉大!!という大前提があると書いてました(125Pロシア人の勝利教より)。
ロシア軍の蛮行の背景にはそうした意識も働いていそうです。
また、第2章・5節では日本の北方領土問題に言及。安倍首相の2島返還の誤りや、対ロ宥和外交政策の誤りを的確に指摘。6節では本来の在り方を示します。
非常に勉強になりました。
エマニュエル・トッド氏が以前、日本の対中戦略に「アメリカだけではなくロシアとも協力関係を」と発言していました。
私はその時は「あり得るのかな?いや無理かな?」と迷った覚えがあります。
今回の軍事侵攻で「絶対に無し」と思う様になりました。
当時の安倍首相も、もしかしたら保守論客からこのエマニュエル・トッド氏のロジックを聞いていたのではないかと、この著書を読んで、そう感じました。
(管理人カレーせんべいのコメント)
読書感想文、ありがとうございます!
今週土曜日(8月6日)に開催される「オドレら正気か?in横浜」ウクライナ戦争論の予習になります。
プーチン幻想 「ロシアの正体」と日本の危機 (PHP新書) 新書 – 2019/3/16
このままでは北方領土は返ってこない!
安倍晋三首相はいま、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を重ねて関係を深めている。経済協力を通じた友好関係を深めた先に、念願の北方領土の返還が実現するのではないか、との期待がある。
しかし現在の外交手法では、北方領土が返ってくることはないだろう。日本人の大多数はロシアの正体や、プーチンという人物の本性を知らない。
ロシアと国境を接するウクライナ出身の著者は、ロシアは「約束を破るために約束をする」国だという。領土クリミアを奪われた経験から日本人に警鐘を鳴らし、世にはびこる「プーチン幻想」を解消する。
倉山満氏推薦! 「かつてウクライナは、世界三位の核保有国だった。しかし『非核三原則』を掲げ、あげくはクリミアをロシアに奪われた。日本在住のウクライナ人が、平和ボケ日本人に贈る警告の書。プーチンに騙されるな! 」
目次
第1章 日本人が知らないプーチンの本性
第2章 ロシアは「約束を破るために約束をする」
第3章 ウクライナの教訓〜平和ボケと友好国への盲信が悲劇を招く
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ひとかけら (金曜日, 05 8月 2022 22:02)
長尾先生の15分動画だけを見ました。泥棒を見つけて縄を綯うのでは確かに遅すぎますね。現実に起こってることを見て未来をどう考えるかオドレら正気かを楽しみにしたいと思います。明日は都合があって見れませんが明後日しっかり見ます。
グッビオのオオカミ (火曜日, 02 8月 2022 10:27)
先ほど、「ひとりも死なせへん2」の所にも貼り付けましたがこちらにも貼って置きましょう
#680「陰謀論って何やねん?ワクチン問題とウクライナ問題を一緒に語るな!!」15分程度(9:42からは替え歌)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40181382
小野元裕×グレンコ・アンドリー×長尾和宏 緊急鼎談前半(35分程度)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40265093
同後半(41分程度)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40265574
8/6のウクライナ戦争問題のシンポジウムの参考になれば幸いです。
グッビオのオオカミ (火曜日, 02 8月 2022 01:09)
この本を読み「ヤバい!」と思いました。
ウクライナ情勢と言うから、遠い欧州の問題として好きな事を言ってしまいます。
この本はウクライナ情勢では無く「ロシア問題」として語っています。
また、中国とロシアの関係性を通して、東アジアの将来的な「いま、そこにある危機」を論じています。
プロパガンダ合戦や情報戦の危険性を指摘もしています。
どなただったか、特攻について問題提起をしてる方がいらっしゃいましたが、それを避けるためでもあるし、またその極限の状況で、何が出来るのか。ウクライナ人は(NATOの武器供与があるとは言え)核大国ロシアと決死の覚悟で戦います。
本当にこの戦争から日本人が考えるべき点、学ぶべき点が多いと思います。
果たしてコロナオミクロンに正体を無くす程怯え続ける生命至上主義の価値相対主義の今の日本人がこの問題に向き合う事が出来るか、非常に疑問です。
ひとかけら (月曜日, 01 8月 2022 18:39)
勝利数によって民族的な誇りを得るというのは習近平のゼロコロナ政策が最初は成功していて、それから離れられないのとは少し違うように思えます。プーチンと習近平は独裁者だと私は思ってますが違いはあるのか6日を楽しみにしてます。