投稿者:妄想族たけさん
申し訳ないですが、本題に入る前に細かな気になった点だけ指摘をさせてください。
>ウクライナ戦争
非常に細かい点ですが『ウクライナ戦争』という呼び方は安易に使わない方がいいと思います。ぜひウクライナの方々の視点に立って考えてみてください。私は多少長いですが、『ロシアによるウクライナ侵略戦争』などと呼んでいます。
ロシア・ウクライナ戦争をめぐる言葉遣い 篠田 英朗
https://www.jfir.or.jp/cgi/m-bbs/index.php?no=5344
管理人カレーせんべいのアンサー
「ウクライナ戦争」と書いたのは私です。
それが「安易」ですか??
「ベトナム戦争」「イラク戦争」、そして「ウクライナ戦争」で、私には何の違和感もないです。
むしろ『アメリカによるベトナム侵略戦争』『アメリカによるイラク侵略戦争』などと、誰も言わないでしょう?
もちろん私も『ロシアによるウクライナ侵略戦争』と分かった上で「ウクライナ戦争」と表記しています。
私が納得できる良い呼称があれば、それに変更します。
それまでは、これからも「ウクライナ戦争」と表記しますので、その点はご了承ください。
投稿者:妄想族たけさん
最初にこれは、特に私がウクライナに対しての想いが強まってしまっていることも一つ原因としてはあります。日々ツイートで流れてくる戦況をみて一喜一憂している私は、リアルでも絶対に「ウクライナ戦争」とは口が裂けても言えません。
必死で戦っているウクライナの方々に対して失礼だと思うからです。
戦争? 侵略? ウクライナでの戦いはどう呼ぶのが正しいの? 呼称から見えるものも… 稲葉義泰
https://trafficnews.jp/post/119866
ぜひ、上記の記事も読んでみてください。
特に、現在のようなロシアのプロパガンダに流され、ロシアを擁護する動きも日本(世界)の一部(特に所謂反ワクチンの人々)に根強くある状況で、この戦争の呼び名はとてもデリケートな問題です。
私としては篠田氏の言うように、せめて「ロシア・ウクライナ戦争」と呼んで欲しいです。
昨日紹介した篠田氏の記事は読んでいただけたでしょうか?
以下、特に大事と思われる部分を転記します。
・・・
『「ロシア・ウクライナ戦争」という私が使っている表現は、決して私だけが使っているわけでもないが、日本ではあまり多用されていない。「ウクライナ戦争」と表記してしまう場合が、かなり支配的になってきている。英語圏では「Russo Ukraine War」という言い方がより広く用いられている。もっとも、それでも「Ukraine
War」と言われてしまうことがあるため、抗議の声が上がっていたりする。恐らく戦争の実際の戦場がウクライナ領に限定されているため、「ウクライナ戦争」と短くまとめてしまいたい方がいるのだろうが、ロシアの侵略攻撃によって始まった戦争の部分を「ウクライナ戦争」とまとめてしまうのは、かなり思い切った概念設定である。最近は主権国家同士の戦争は稀になっているが、近年の代表例としては、「エチオピア・エリトリア戦争」がある。エリトリアがエチオピアから分離独立した直後に発生した国家間紛争であったが、エリトリアが独立国家として存在していることに留意をした、「エチオピア・エリトリア戦争」という言い方が定着している。
私は世界の大多数を占める内戦を観察していることのほうが多いので、一国の名前だけをとった名称は、内戦向きであるような気がしてならない。「シエラレオネ内戦」「ルワンダ内戦」のようなものが代表例である。明らかに国際的な紛争の性格を持っているにもかかわらず、一つの地域の名称だけで戦争が呼称されていることはある。「朝鮮戦争」や「ベトナム戦争」などである。これは戦争の基本構図が、当該地域の複数の勢力の間の敵対関係によって作られている、という理解を示している。内戦に外国勢力が介入してくることは、頻繁にある。それでも基本構図は、当該地域に特化した勢力の間の敵対関係によって作られている、という理解がある場合には、いちいち介入した諸国の名称を並べるようなやり方で戦争を呼称したりはしない。』
『03年のイラク戦争は特に、戦争の実態は、国際社会全体が行動しているかのような図式からはかけ離れていた。「米・イラク戦争」と呼ばれるべきものだっただろう。
今回の「ロシア・ウクライナ戦争」を、「ウクライナ戦争」と言い換えてしまうと、ロシアがウクライナにおける内戦などに介入しているだけだという基本構図を追認している言い方になってしまう。つまりウクライナ政府と、反政府勢力の間の戦いに、ロシアは外部者として介入しているだけだ、という理解を是認しているかのような言い方になってしまう。これはかなりプーチン大統領の世界観にそった理解である。少なくとも「ウクライナ戦争」は、ロシアとウクライナという二つの主権国家を対等に扱わない概念設定である。』
・・・
ご理解していただけたでしょうか。
日露戦争のような呼び方で、「宇露戦争」ならOKだと思います。
また、篠田氏の記事内にある女性の声にもぜひ耳を傾けてください。
拡散され賛同の声が多数あります。
https://twitter.com/Anna_Luky/status/1530246527389679622
『お願いします。お願いします。お願いします。
×ウクライナ戦争
×ウクライナ危機
×ウクライナ紛争
そうではありません。
これは
✓ロシアのウクライナ侵攻
✓ウクライナに対するロシアの戦争
✓ウクライナに対するロシアの攻撃
言葉は重要です。特に今は。』
特に今、というのは先程も述べた通り、現在様々なプロパガンダ活動をしているロシアに対し、明確にNo.を突きつける意味を込めてです。
この戦争はこれまでの戦争とは明らかに異なり、ネット上は陰謀論工作(工作員)で溢れています。
特に酷いのは、先程の女性の投稿にもあるようにウクライナ“紛争”などという明らかにロシア寄りの呼び方。これはウクライナ国民を蔑ろにする呼び方で、陰謀論者は好んでこの呼び方を使います。
今は、明確に親ウクライナを意思表明する時!
これが私個人としての考えです。
ただ、上記のようなことを何にも知らなければイラク戦争同様「ウクライナ戦争」と呼んでしまうとも思います。
イラク戦争の時には(私はまだ若く政治に興味関心がなかったこともあり)特に気にならなかったのも事実です。
失礼しました。
管理人カレーせんべいのアンサー
私は人様が『ロシアによるウクライナ侵略戦争』と呼ぶのを否定はしませんし、その意図することや、信条はむしろ好意的に思うくらいです。
しかしながら、「ウクライナ戦争」と呼ぶことが「ウクライナ人に失礼だ」とは全く思いません。
「ロシア・ウクライナ戦争」と呼んで欲しい、「宇露戦争」ならOKと要望されたとしても、「戦線で戦争の名称をつける考え方」だってあると考えます。
「大東亜戦争」も、その側面があります。
私も繰り返しになってしまいますが、その理屈を掲げるなら「ベトナム戦争」や「イラク戦争」という呼称も安易で不適切になるので、今から呼び方を変えるべきということになります。
もちろん言いたい主旨は分かります。
「特に今は。」と考えは理解できます。
しかし細部にこだわることで、肝心の議論に神経を取られるのは望ましくないと私は感じています。
現に私自身が「これからウクライナのことを取り上げる際は、言葉に気を使わなきゃならないなぁ。」と億劫な気持ちになったからです。
そして私が気になるのは、
今秋発売予定の「ゴーマニズム宣言 ウクライナ戦争論」という言葉はアウトなのですか?
「ゴーマニズム宣言 ロシア・ウクライナ戦争論」と呼んで欲しいのか、もしくは「ゴーマニズム宣言 宇露戦争論」ならOKですか?
あれ!?
私の意図せず、前者の「ロシア・ウクライナ戦争論」はすごく良い気もしました(苦笑)
・・・
実を言うと「ウクライナ戦争」という言葉が使えなくなると、管理人としてはメチャクチャ億劫になります。
なぜなら、今、切り抜き動画で、8月6日に開催された「ウクライナ戦争の真実 オドレら正気か?横浜LIVE」を作っている最中だからです。
タイトルからしてアウトになります。
でも篠田英朗さんもご出演されていたイベントだから、この場合はOKになるのかな??
なんだかよく分からないですね。
とにかくゴー宣ファンサイト管理人である私が「ウクライナ戦争」と使う分には目をつぶってもらいたいです。
それは避けて通れないからです。
私がロシアのスパイに乗って、利敵行為をするつもりなど毛頭ありませんので。
それはこれからの行動で証明していきます。
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かわじ (金曜日, 02 9月 2022 11:27)
言い方って難しいですね。。。
そもそもパッケージだけで、内容説明すること自体がかなり難易度高いことだと思いますし。
僕は各々のスタンスで言い方があっていいと思います。
あと日本語だと宇露、日中、日韓、米露、みたく関係性を略字化しやすい文化ってのもありますよねφ(..)
ウクライナ戦争論楽しみです★
きっとカバーメイン色は青と黄色なんでしょうね(笑)
ハジメ (木曜日, 01 9月 2022 18:08)
追記です。 ウクライナ戦争で認知されているので、一般向けにはそれでいいんじゃないかと思います。 それからブリテン島にミサイルが〜、は言い過ぎました。 戦争となれば当事者国が敵と味方に完全に分かれます。そして戦闘地域の拡大に繋がりかねない、といった趣旨でした。
もっとも、プーチンちんのアタマではウクライナを後方支援している英国なんかは既に敵国でしょうが。
グッビオのオオカミ (木曜日, 01 9月 2022 15:55)
今日の小林よしのり先生のブログを読みました。
う〜ん、一般に馴染ませる、広く喚起する意図で「ウクライナ戦争論」…か。
カレーせんべいさんがやりやすい様に、やったらいいのではないでしょうか。
妄想族たけさんの言う意味自体は分かる訳だし。
私はファンサイトに「ウクライナ戦争」で記述があっても否定しない事にしました。
ハジメ (木曜日, 01 9月 2022 11:32)
露国が「戦争」と言い切ってしまうと、ウクライナを支援している国は全部「敵国」になってしまいます。 もちろん露国の都合です。 そしてお互いに経済的にも断交するでしょう。真っ先にブリテン島に向けてミサイル飛んできますよ。 今のところは細々とでもEUや日本(サハリン2とか)とも交易交渉は続いています。 いや、続けられる様に戦争と言わないのです。呼称するなら「ウクライナ事変」が適当だと思います。
グッビオのオオカミ (木曜日, 01 9月 2022 08:01)
妄想族たけ さんの言う事もちょっとわかるかな。
私もコロナ禍から長尾和宏先生のブログに書き込む事が多かったのですが、コメント欄が陰謀論だらけになって長尾和宏先生も非常に困惑し、グレンコ・アンドリー氏、日本ウクライナ友好協会の小野元裕氏とで緊急鼎談した動画を出していました。意見広告運動とも重なり、その頃から、こちらに出入りする様になりました。
だから妄想族たけさんの危惧する話はよく分かります。
ウクライナ戦争…いまさらカレーせんべいさんが変えるかどうかは分かりませんが、確かに私もウクライナ戦争とい呼称より、ロシア・ウクライナ戦争か、ロシアのウクライナ侵攻という呼称の方が実態に合っている感じが、します。
今更変えれませんがイラク戦争の呼称は、個人的には「米・イラク侵攻」が実感に合います。
統一教会を統一協会と表記をTPOで使い分ける様に…ウクライナ戦争の呼称はTPOを考えて使い分けても良いのかも知れませんね。
ロシアは意図的に今回の軍事侵攻に「戦争」という単語を使わない訳だし。
近藤 (木曜日, 01 9月 2022 06:10)
じゃあさあ、
あなたの妄想族っていう名前は適切なの?
暴走族と妄想をかけてるの?
前の連れ合いの妄想がひどいんで別れた、
私みたいな人間もいるんだけどさ。
妄想で悩んでる人、その周りの人に
もしかしたら失礼になるかも、とか
考えたことある?
妄想族たけ (木曜日, 01 9月 2022 04:19)
まず初めに「安易に使わない方がいい」の発言は、ナーさんの最初の一文
「ウクライナ戦争、“多分5年、10年は続くと思います。”」
この特に後半部分に対して、「いやいや、それ完全にプーチンの世界観!」と思い、咄嗟に反応してしまった部分があることだけ言い訳させてください。安易という言葉は使わずに、もっと慎重に選ぶべきでした。
また上記については元記事のスレ#3に書きましたが、念のためここにも転記します。
『グレンコ・アンドリー氏の先日のツイートに全て集約されています。長期戦はロシアの思うつぼです。ウクライナ国民は世界の平和のために戦ってくれています。応援しましょう。
https://twitter.com/Gurenko_Andrii/status/1562937618824065026?s=20&t=8smd087gvtkvMRsRwlPDkw
《「終わりが見えない戦争」、「解決の糸口が見えない戦争」というような話は完全な間違いです。この戦争を早く終わらせる方法は明確で確実です。ウクライナに武器を提供すればいいです。早い段階で、ウクライナに必要な武器を全て提供すれば、この戦争は早く終わります。間違った理論に流されてはいけません。》 』
さて、これらは主に3つに纏められると思います。
①学術的
②『特に今。』
③個人的感情
①について
戦争は、
A.二国間での争いか、B.二国間以上での争いか、C.国内紛争か、この3パターンだと思います。
今回の戦争は(武器等の支援はあるものの)明らかにAです。そのため、日露戦争や日中戦争のように、両国の名前をとるのがベターかと思います。ただし、カレーさんの仰るように例えば途中でNATOに加盟する可能性もゼロではないし、核戦争に発展する可能性もあるため戦況は変わる可能性もありますが、少なくとも今現在はAです。
例えば、もし中国が日本の本土を侵略しに来たとします。それは『日本戦争』と呼ぶのでしょうか?私は中国による日本への侵略戦争・日中戦争だと思いますし、海外で「Japan War」と呼ばれるのは本意ではない気がします。
ベトナム戦争はB。ベトナムは当時南北(南:ベトナム共和国、北:ベトナム民主共和国)に分断されており、ベトナム戦争は内戦に外国勢力が介入した形です。ベトナムとアメリカ以外にも、ソビエト連邦、北朝鮮、中国、韓国、オーストラリア、タイ、フィリピン、ニュージーランドの軍が実際に戦地で戦っています。この場合は篠田氏の指摘にもあるように、いちいち介入した諸国の名称を並べるようなことはせず、当該地域の名前をとるのがベターでしょう。
イラク戦争も複数の国々が介入しているため、個人的にはBではないかと思いますが、例えAであったとしても既に定着している呼称を今更変える必要はないと思います。
②について
特に今、です。
プロパガンダに洗脳された人々や、日本人特有の何となくの反戦平和が厄介です。
特にツイッター界隈は酷い状況で、(ゴー宣関係者以外で)所謂反ワクチンの人々の99%は親ロシア(中立)です。反ワクチンで親ウクライナの人間は、私はこれまでに2人しか出会ったことがありません。信じられないと思いますが、医師をはじめとするおそらく数万人が陰謀論(DS論)に嵌っています。
今回の戦争は決してあってはならない『侵略戦争』だと世間に知らしめるためにも、名前を呼ぶ際は『侵略』『侵攻』とどこかに付けることは大事だと思っています。
ただ、ロシアによるプロパガンダ活動が一切なく、世間一般にも侵略戦争だと認められていたら、私はここまで敏感になっていなかったです。
③について
先程、ウクライナ在住の高垣典哉さんに尋ねてみたところ、「ウクライナ国内では『バイナ(戦争)』と言っている。ウクライナ戦争と外で呼ばれていても特に気にしない。ウクライナ人は細かいことを気にしません。」とのお返事をいただきました。不快に感じるは私の勝手な思い込みだったようです(汗)
私は反ワクチンの人々のあり得ない言動や、難民をたった1500人しか受け入れなかったりビザの発給が遅すぎる日本政府(大使館)の対応に不満があり、ウクライナの方々にはいつも申し訳なく思っている節があり、「ウクライナ戦争という呼び方は申し訳ない」と思ってしまいました。
いずれにせよ、③については勘違いしてしまい申し訳ありませんでした。
尚、『特に今。』であって、後生にまで残る小林よしのり先生の本のタイトル(そもそも○○論なので特に気にならない)にまで口出しするつもりはありませんが、先生は度々「ウクライナ戦争」と発言しており、それについては正直気になっていたところではあります。
グッビオのオオカミ (水曜日, 31 8月 2022 23:35)
補足:「ロシアのウクライナ侵攻で問われる日本の覚悟」これはグレンコ・アンドリー先生の近著の名前でした。
グッビオのオオカミ (水曜日, 31 8月 2022 23:19)
どっちの言い分も良く分かります。
ウクライナ戦争と書く事で、「ロシアの問題」という論点がボケてしまう。ロシアは「特別軍事作戦」と呼んでおり他国への「戦争」では無い事を強調していますが意図的でしょう。
「ウクライナはもともとロシアの一部だから、外国との戦争ではなく、ファシストからの解放だ」が建前だと思います。
しかし、日本人的には篠田英朗先生の「ロシア・ウクライナ戦争」という呼称(というより意味付け)は的確だと思います。ちなみにグレンコ・アンドリー先生は「ロシアのウクライナ侵攻で問われる日本の覚悟」では「ロシアの侵略」や「ロシアによるウクライナ侵略」という言い方をしてます。これは一方的に攻め込んできたロシアの立場を明確に表現する意図がありそうです。
ただ、カレーせんべいさんも忙しいし、今やりかけてる事もあるでしょうから。
今から全部呼称を変えるのも実務上、難しいでしょう。
一般には「ウクライナ戦争」の方が通じるでしょうし。
ただ「ウクライナ戦争」とすると、東アジアの隣国という危機感は薄まって「遠い欧州の他人事」っぽくはなる気がします。
細かいけど、一回考えて見るのは大切な話ですね。
戦争の「主体」と「意味」も含まれますから。