五ノ井里奈さん会見「部隊ではセクハラがコミュニケーションの一部のように感覚がマヒしていた」

 

投稿者:たっけさん

  

北海道新聞12月20日朝刊から

 

陸上自衛隊でセクハラ被害を訴えた五ノ井さんの会見です。

 

 

「部隊ではセクハラがコミュニケーションの一部のように感覚が麻痺していた。」とのコメントは重みがあります。

 

自衛隊員には国防を担って頂き感謝しています。

 

一方でこのようなセクハラ問題が出てくることは複雑な心境になります。

 

このような問題を二度と起こさないよう是非とも組織として変わってほしいと願います。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

 

私がこの事件で一番問題だと思ったのは「自衛隊が、被害者の訴えに取り合わず、事実を無かったことにしたこと」です。

 

五ノ井さんの言葉が実情を表しているとしたら、そうした土壌が、自衛隊内部にあったということですね。

 

いくら軍の風土が男社会だとしても、組織が性暴力を隠蔽しても良いことにはならない。

 

これは「言葉によるセクハラ」とは次元が違う話です。

 

 

今後、女性自衛官の数や存在感が大きくなるのか、それとも縮小するのか。

 

その是非については思想として考える必要性はあるにせよ、今回の件では、私は全面的に五ノ井さんを応援します。

 

 

 

≪五ノ井里奈さんの事件を取り上げた記事≫

 

◆10月17日:元自衛官・五ノ井里奈さんが加害者から直接謝罪を受ける

 

◆10月13日:五ノ井里奈さん、SNSでの誹謗中傷に「もう耐えるのも疲れてきた」

 

◆9月30日:元自衛官・五ノ井里奈さんへのセクハラを防衛省が認めて謝罪

 

◆9月10日:元自衛官・五ノ井里奈さんが訴えた性被害、検察審査会は「不起訴不当」の判断


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コメント: 9
  • #9

    こびないナビ (水曜日, 18 1月 2023 19:10)

    性犯罪者の男性を擁護する風潮って日本全体にありますね。
    女性=被害者かつ弱者だから、弱い者を強い者が制するのは当然という価値観でしょうか。

    しかし、性犯罪者の男性=下品な弱者としかみなしません。
    下品な者は下品と断罪する勇気を持つ!

  • #8

    グッビオのオオカミ (木曜日, 22 12月 2022 23:12)

    五ノ井里奈さんは、多くのバッシングを受けつつも戦ってこられ、偉大だと思います。
    女性の自衛官。私は場合によっては必要な局面はあるだろうと思います。
    被災者の保護や相談には、同性での対応が必要な場合もあるでしょう。
    自衛隊も因習を改善する自浄能力が問われます。
    女性は女性で部隊を作った方がいいのかな?
    海外ではどうしているのでしょう。

  • #7

    sparky (木曜日, 22 12月 2022 16:34)

    そこで「女性が地元に留まれば地方も都会も問題解決」となるのがこの国擬きクオリティ。

  • #6

    リカオン (木曜日, 22 12月 2022 01:38)

    これからどんどん少子化が進み、人口減社会になる。人手不足が深刻化し、男性がメインだった分野にも女性が必要とされるだろう。しかし、男尊女卑が解決できない分野には女性が定着できず、衰退するのではないだろうか?

    さらに、男尊女卑の風習のある地方については、若い女性は嫌気がさしてチャンスのある都会に向かう。すると男性も適齢期の女性が身近にいなくて結婚できない。
    一方東京などは待機児童の問題など子育て環境としてはハードルが高く、都会ほど一人の女性が産む子供の数は少ないため、少子化は進む。

    専業主婦の方が子供の数が多いと思われているが、実際は共働きの方が子の数は多い。

    こうしてみると男尊女卑は少子化や社会の活力低下など、様々な弊害を及ぼしていると思う。

  • #5

    殉教@中立派 (水曜日, 21 12月 2022)

    学校のイジメ隠蔽と同じく、これも組織の病理か。彼女以外にも、被害を受けた女性もいるようだし、根は深そうだ。「感覚が麻痺」の部分は「違法行為に慣れたオウム信者」「(アベの)憲法違反に慣れた大衆」に通じる。
    やはり五ノ井さん・伊藤詩織さんのように、先駆者が戦わないと、どうにもならないだろう。あとは、その度に「サポートする世論の盛り上げ」「彼女たちへの誹謗中傷が、現在よりも減る事」なども必要だが。

  • #4

    sparky (水曜日, 21 12月 2022 20:40)

    ゴー宣においてコロナ論の為に中断しているテーマの中にフェミニズムもありましたよね。愛子天皇論にも深く関わるテーマだと思うので(国民が真に女性天皇を受け入れられるかという問題)、是非再開してほしいです。
    アンケートや世論調査で7~8割が賛成・容認と答えていても、この様な事件を見ると「一皮剥けばやはり男尊女卑かぁ」と思ってしまいます。自分でも良く考えていきたいです。

  • #3

    モコチ (水曜日, 21 12月 2022 20:27)

    新潟県は国道8号線などの幹線道路で大雪による立往生渋滞発生に自衛隊の災害派遣を要請。
    2日間にもわたる通行止めは今朝解消。

    国民の生活を守るため活動している自衛隊には感謝の念を覚えますが、
    セクハラ隠蔽は組織の規律統制に重大な問題があり

    性差別の問題でもあると同時に
    国家の安全保障の問題でもあると考えます。

    国防を考える上で組織の風土意識に重大な欠損があり、それを露呈させたという一面があるでしょう。

  • #2

    ごま太郎 (水曜日, 21 12月 2022 12:49)

    ほんの5~6年前であれば五ノ井さんがバッシングされて終了だったと思う。
    潮目が変わってきたと感じます。加害者は慰謝料も支払うべきです。

  • #1

    リカオン (水曜日, 21 12月 2022 07:25)

    五ノ井さんは巨大な国家組織である自衛隊を相手に一人で闘って本当に尊敬します。

    謝罪も勝ち取れたのもすごいし、今でも言われのない攻撃を受けているようです。

    そんな中でイギリスのフィナンシャルタイムズマガジンがthe2022 momen of yearに選出されました。しかし、日本ではこの事を報道しているのでしょうか?私は彼女のTwitterで知りました。
    マスコミもあまり彼女の事を取り上げたくないのでしょうか?

    以下はフィナンシャルタイムの記事
    五ノ井さんはかなり下の方に記事になってます。英文
    https://www.ft.com/content/8428d275-a9ba-46e7-9c39-78b847c5cef7