投稿者:グッビオのオオカミさん
小学館、ビッグコミック・オリジナル連載中、こざき亜衣著「セシルの女王」を3巻まで読みました!!
結構面白かったので紹介します。
こちらで試し読みが出来ます。
https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784098612598
論破祭りからこっち、愛子様の皇太子への道を模索する過程で、よく英国王室の故エリザベス2世女王が引き合いに出されます。
2022年の9月8日エリザベス女王は亡くなり、長男のチャールズ3世が後継者となります。「女系継承」ですね。
この物語の舞台は16世紀のイングランド。ヨーロッパには宗教改革が流行っていたころ、テューダー朝イングランド王ヘンリー8世は王位を継ぐ後継者を作るために婚姻と婚姻の取り消しを繰り返します。王族の婚姻と戴冠にローマカトリック教会の承認が必要だった時期に、英国国教会を独自に作り、イングランド国内の宗教上の統制をはかり、妃には「男子を産む事」を望みます。
ヘンリー8世の妻、アン・ブーリンが多くのプレッシャーの中で出産したのは「女の子」。
その女の子こそが後の女王「エリザベス1世」となります。
主人公はウイリアム・セシルのちにイングランドの国王秘書長官としてエリザベス1世女王の補佐をする政治家となります。
物語は実在の人物を配置し、史実の出来事をベースにフィクションや脚色も交えつつ、イングランドの当時の宗教上の制約や、王位継承問題、外交問題や宮廷内部の権力争い等のドラマが描かれています。
また、女性が君主になる事の意味と継承の意味を考えさせる作品でした。
今後の展開が非常に楽しみに思った漫画でした。
試し読みが面白かったら一度ご覧ください。
私は皇室典範改正を考える上で、海外の女王の生涯もまた、何かヒントになるかも知れないと思いました。
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リカオン (月曜日, 16 1月 2023 21:27)
#7 かわじさん
なんか面白そうなYouTubeをご紹介くださりありがとうございます。シリーズ物ですね。
時間に余裕があるとき見てみます。
かわじ (火曜日, 10 1月 2023 16:42)
僕もリカオンさんに続き、とりあえず3巻まで読みました。
まだ主役のエリザベスは赤ちゃんなので、だいぶ長編になるかも知れませんね^^;
(むろんフィクションですという前提で描いてあるとは思いますが)
ヘンリー8世個人と言うよりも、ブーリン家やシーモア家なども含めた、
世の中にかけられた因習=呪いに個人の利害関係が加わり、さらに事が宗教対立にまで及んでくってかんじですよねぇ。。
「個人じゃどうしようもない案件」ってとこに、今の皇位継承の件、コロナの件が重なって見えますねぇぇぇ(-_-;
リカオンさん>
この動画ご存じでしょうか?けっこうためになりますよ☆
「エリザベス1世 波乱に満ちた女帝の一生【COTEN RADIO #174】」
https://www.youtube.com/watch?v=JWsmBdw9cL8
リカオン (月曜日, 09 1月 2023 11:00)
kindleで3巻読了しました。
うーん、男子を産むプレッシャーって本当にひどいなぁ。まさに家畜扱い‥。
これに匹敵することが、皇室で起きているのか。
リカオン (土曜日, 07 1月 2023 19:07)
kindleでゲットして読み始めました!
かわじ (土曜日, 07 1月 2023 00:17)
1巻コミックシーモアで読みましたが、、、
ヘンリー8世、、、現代の価値観あまり持ち込んではいかんのでしょうが、、、
男系のクズと被ってしまいますねぇ(-_-;;;
アン・ブーリンが健気でかわいそうだぁ。。。
このあと、義姉メアリーとの確執や、エリザベスの人格形成にかかわる義母キャサリン・パーも出てくるんですよねきっと。。。(歴史的な流れだけはコテンラジオ聴いてたので知ってます^^;)
いかに一神教のなかで女性が不遇の扱い受けてきたか、つくづく思い知らされます。。。
てかアンやメアリーやシーモアやら、名前かぶりが多すぎるこの時代!(笑)
僕が読んでるWEBコミック媒体もコミック「シーモア」でまたまたややこしいし(笑)
グッビオのオオカミ (水曜日, 04 1月 2023 15:57)
カレーせんべいさん、掲載ありがとうございます!
投稿は小林先生の作品とは違うしどうしようかと迷ったのですが、かわじさんやタロー・Gさんが言われる様に、歴史上の海外の女王に思いを馳せる事も何かと日本の皇位継承を考える上で参考になるかと思い、投稿しました。
この作品中で、エリザベス1世の母親が男子を産む様に当時の王や貴族達が圧力を掛ける様や"男子を産まねばならない"その思いに自縄自縛になっているヘンリー8世が男子限定継承の残酷さと、無理難題さを物語っている様に思いました。
また、傲慢な権力者ヘンリー8世の裏に隠された小心さは、どこか新型コロナに怯えていたロシアのプーチン大統領を思わせます。
もちろん、作品には著者こざき亜衣氏の脚色や主観も入るでしょうから"史実"ではなく"大河ドラマ"でしょう。
ただ、そのドラマもまた、作品として面白く描かれていると思います。
またこうして見ると、海外の王室の女性君主と女系継承にも葛藤を経ている事がうかがえます。
海外の王室はどうやって、この葛藤を乗り越えて来たのか、興味があります。
タロー.G (水曜日, 04 1月 2023 06:57)
私は世界史が大好きで、特にこの時代はハプスブルク家も絡んでいるので、読んでみたくなりました。希蝶さんは西洋史に詳しいから盛り上がるかもしれませんね。
かわじ (火曜日, 03 1月 2023 23:50)
おお!これは初見ですので読んでみたいと思います!
おっしゃる通り、歴史における海外の女性指導者の存在と言うのはけっこう
皇室典範問題の解決のきっかけになると僕も思ってました。