投稿者:グッビオのオオカミさん
先月末に出版された、鳥集徹氏の近著【薬害「コロナワクチン後遺症」】を読みました。
本の構成は全6章からなり、
ヒポクラテスの誓いp8
序章:ある日突然、奪われる未来p11
第1章:胸痛、動悸、呼吸困難感p25
第2章:脱力感、筋力低下、歩行困難p53
第3章:頭痛、耳鳴り、ブレインフォグ、倦怠感p83
第4章:持病の悪化、胃腸障害等p119
第5章:なぜワクチン後遺症が起こるのかp151
第6章:いずれ歴史に証明される、国家の闇p191
となっています。
鳥集徹氏は最初の4章(全236ページ中、150ページ分)をワクチン後遺症被害患者に直接取材し、やり取りした患者の証言の声に割きます。
鳥集氏が読み手に生々しいまでの「痛み」を突きつけている様に思いました。
実際に、多くの健康な若い人が良かれと思い、お世話になった職場のため、家族を守るため、次々とワクチン接種をします。
取材を受けたワクチン後遺症患者もまた良かれと思い接種します。
ある日を境に歩けなくなる、息が苦しくなる、頭痛がひどくて立って居られなくなる、胸が重くて動けなくなる。深刻な症状に日常生活が破壊されます。
加えて患者を苦しめるのは、医師たちや行政の''たらい回し"や"偏見"であり、より一層苦しめるのが家族からの"無理解"でした。
第5章はワクチン後遺症が起きるメカニズムと共通する症状。
第6章は製薬企業の論理と政府の論理から薬害がなぜ起こるのかを論じます。
鳥集氏は言う。リスクとベネフィットと言うがHPVワクチンを例に出し「国が推奨するワクチンを打って健康被害を受けても、国が簡単に救済してくれるわけではない(略)健康被害を受けても国が因果関係を認め、救済してくれるとは限らないことまで頭に入れて置くべきなのだ」そしてワクチンの薬害を「反ワクチンのデマ」と切って捨て強引に接種を推し進めるワクチン担当大臣への怒り。
そして現在闘病中の後遺症患者への言葉…。
ジャーナリストとして患者と国の実態に真摯に目を向け続けてきた、鳥集氏の「涙」が伝わって来た様に思いました。
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グッビオのオオカミ (月曜日, 13 2月 2023 22:17)
カレーせんべいさん、掲載ありがとうございます。
コロナ禍で多くの有益な著書を出し、世に問うてきた鳥集徹氏の渾身の一冊だと思いました。
理屈よりも、取材に応じた患者の生の声を文章越しに感じさせるような、それだけに読者を「他人事」にはさせないような、読み応えのある一冊でした。
お時間のある方は、このサイトから購入するもよし、書店で手に取って立ち読みするもよし、是非とも関心を持って頂ければと思います。
枯れ尾花 (土曜日, 11 2月 2023 19:31)
薬を処方する側の者にとっては常に薬害( 副作用 )は念頭に置いておくべき問題です。特にワクチンは病気でない健康な方にも用いるものですから、安全性については一般の薬以上に注意することが要求されているのに一体、私が所属してきた医療界はどうしてしまったのだろう。井上先生達も仰っていたが、これから臨床の現場はこれまでの常識では対応が難しい様々の症状を抱えた患者さんが受診してくるのだろう。
既に精神科診療所の私の元にもワクチンの影響を無視しては理解しづらい症状の方々が来られている。
パワーホール (土曜日, 11 2月 2023 19:17)
私は、真実を隠蔽して2回目で副反応と思しき慢性的な体長不良にさいなまれていた人にも3回目以降を打たせたことがどうしても許せない。