2019年日刊ゲンダイの記事「安倍新内閣はまるで“カルト内閣”…旧統一教会がらみ12人、日本会議系も12人」

投稿者：グッビオのオオカミさん

疑惑があります。

統一協会は日本の国教化を狙ってる？

だからこそ、保守派は皇室典範改正を阻むのか？

【安倍新内閣はまるで“カルト内閣”…旧統一教会がらみ12人、日本会議系も12人｜日刊ゲンダイDIGITAL】

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913

2019年9月17日と第4次安倍内閣発足当時のコロナ禍前のやや古い記事ですが、興味深い指摘をしています。

(本文より)

『11日発足の第4次安倍再改造内閣は、党4役を含めると日本会議国会議員懇談会の幹部が12人もいる極右内閣。ところが実は、霊感商法問題で知られる宗教団体「統一教会」（現・世界平和統一家庭連合）がらみの大臣と党4役も計12人いる。

　安倍晋三首相自身、官房長官時代に統一教会の大規模イベントに祝電を送り、首相就任後も教団幹部を官邸に招待するなどしてきた。菅義偉官房長官、麻生太郎財務相、高市早苗総務相、加藤勝信厚労相、下村博文選対委員長も、統一教会と関わりが深い』

なるほど。日本会議と言えば、男系保守派が多くて有名ですね。

また鈴木エイト氏もこう解説します。

(本文より)

『「萩生田光一文科相は、2014年に都内での統一教会系イベントで来賓として挨拶に立っています。17年に統一教会系団体がワシントンで開いた日米韓の国会議員会議やニューヨークで教団が開催した大規模フェスティバルに参加していたのが武田良太国家公安委員長や竹本直一IT政策担当相、山本朋広防衛副大臣です」』

他に衛藤晟一1億総活躍担当相、田中和徳復興相、菅原一秀経産相と統一協会の関係を指摘します。

統一教会は16年に世界国会議員平和連合(IAPP)を結成し、自民党を中心とした国会議員63名の名前があったと言います。

鈴木エイト氏の指摘で特に重要な箇所が、あります。

(本文より)

『しかもIAPPの目的は「統一教会の日本の国教化」だという。

「教団は内部資料で、IAPPを“真の父母様（文鮮明夫妻）の主権によって国家を動かす”ための戦略としている。教団ではこれを“国家復帰”と呼び、日本を含め21カ国での実現を目指しています」（鈴木エイト氏）

　知ってか知らずか統一教会国教化計画に加担している議員が、内閣に加わったということだ。

武田大臣と山本副大臣は17年2月、韓国で開かれたIAPPの総会で韓鶴子から直接、国家復帰指令を受けた。昨年10月、東京での国際勝共連合（統一教会の政治組織）50周年大会にも出席しています」（鈴木エイト氏）』

この鈴木エイト氏の指摘が本当ならば統一協会問題は各個人の"信教の自由"や"献金被害"に留まらず、むしろその日本人から搾取した金で"国家復帰"という「統一協会の日本の国教化」計画を進めていると言う事でしょう。

ここからは、この記事を読んでの私の個人的な感想と憶測になります。

皇位継承問題を小林よしのり先生は、日本人の伝統とエートス(魂)の問題として語っておられます。また政治と憲法における権力と権威のバランスの問題としても捉えておられます。

そして統一協会を''ステルス侵略"とも表現されます。

私は全て賛成なのですが、統一協会が本当に国教化を狙っていたとしたら、真っ先に邪魔になるのは皇室の存在だろうと思います。

例えば、今の日本でどこの宗派が多数派になろうと少数派になろうと皇位が継承され、中心的な権威がある限り、どの宗派も「国教」には出来ません。

しかし、皇位が無くなり立憲君主制から大統領制に変われば、定期的に選挙が必要になります。

その選挙には支援団体や票田が生まれるでしょう。

そうなれば特定の宗教団体の意向を政策に強く反映させ、その教団が国教的に振る舞う事は可能でしょう。

実際に統一協会との断絶決議をした地方自治体を提訴する動きが現在でもあちこちで見られます。

統一協会がどこまで本気で日本の国教化を考え、実行する力があるかは分かりません。

また、国教化と言っても国教に伴う責任や義務までは負わず「利益とイデオロギー」のみ実現しそうです。

ただ、今の自民党の癒着状態から皇位が断絶し、大統領制に突き進めば間違いなく統一協会は国教に近い影響力を持つと思います。

そうなれば、政治と憲法だけで無く、各個人と各宗派の信教の自由まで脅かされる可能性があるかも知れません。

(管理人カレーせんべいのコメント)   

安倍晋三銃撃事件の前、安倍政権だった2019年の記事。

今から読むと感慨深いです。

鈴木エイト氏は、ずっと統一協会に警鐘を鳴らしていたとよく分かりますね。

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