投稿者:グッビオのオオカミさん
2月22日読売新聞の朝刊に2021年の東京オリンピック、柔道女子48kg級銅メダリストのダリア・ビロディド選手が出ていました。
その当時は美しいメダリストとして話題になりました。
ダリア選手はウクライナ出身だったのですね。
ダリア選手はオリンピックの後、ちょうどもうすぐ一年経ちますが、父親と祖父を首都キーウに残し、母親と共にスペインに逃れます。
ダリア選手は自身のインスタグラムやTwitterで情報発信をします。
国際大会が開かれたパリで読売新聞のインタビューに答えます。
「戦争のようなばかげたことが、この世にあってはならない」「亡くなった人々をよみがえらせることはできないが、ウクライナが自由を勝ち取って国外に逃れた人たちが母国に戻り、あるべき暮らしを取り戻すことをここれから願う」と語ります。
ウクライナのクレバ外相がウクライナの選手や指導者231人がロシア侵攻で命を落としたと報じ、
「素晴らしい人生を願っていた善良な人たちが何もできず、命を失っていくのは本当に悲しい」とのコメント。
2024年のパリ五輪出場を目指し、各地の大会を転戦し、57kg級に階級を変更します。
「私は国際大会でウクライナを代表して戦うという自分の出来る事に集中する。メダルを取ればウクライナのスポーツ界の後押しになる」
こう、決意を語ります。
さて、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、最近はロシアやベラルーシのパリ五輪の出場停止を求める各国の声と、中立性にこだわるバッハ会長、ロシアとベラルーシ出場ならボイコットを主張するゼレンスキー大統領とで意見のへだたりがあります。
私自身は各国のロシアとベラルーシ批判は正当な主張だと考えています。
侵略戦争を仕掛け、民間人まで惨殺する2国には制裁の意味と、侵略行為反対の意思表示の意味合いで出場停止が妥当だと思います。
【米国含む34カ国がパリ五輪へのロシア選手参加に「同意しない」と表明 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)】
https://forbesjapan.com/articles/detail/61119?read_more=1
【IOC、パリ五輪からのロシア排除に反対 国旗なし出場模索か | ロイター】
https://jp.reuters.com/article/olympics-2024-idJPKBN2UV1GR
【戦時の祭典、悲運の歴史 パリ五輪へボイコット論も|全国のニュース|富山新聞】
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/994633
ロシア軍の侵攻を受けたウクライナを背負い、祖国のためにも柔道で貢献しようと日々努力するダリア選手。
2024年のパリ五輪で無事活躍出来ると良いと思いました。
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おてんば (木曜日, 23 2月 2023 04:37)
昨日の倉持師範のクソスバを中2の息子と試聴しました。
もしもウクライナが負けたら、台湾が中国に攻められて、嘉手納基地から米軍が援護すれば日本も巻き込まれる。その時、前途有望な若者が兵隊になる。戦争回避するためにも、国際的な問題にしてウクライナの若者達を護らないといけないです。
ロシアは支配欲を満たすために残虐行為をしていることを自覚すべきです。私は北方領土を実効支配している時点で大会に参加してほしくないです。
sparky (木曜日, 23 2月 2023)
「スポーツと政治は別」とはよく言われるが、ここでの「政治」が主に武力紛争である以上、その当事者たる軍関連組織の人間が選手として出場する事には抵抗を感じる。そういう人間を関わらせないのが正しい「スポーツと政治の分け方」だと思う。
枯れ尾花 (水曜日, 22 2月 2023 22:59)
確かリオオリンピックで体操の内村選手と男子総合で金メダルを争ったウクライナの選手は戦地に赴いたんだよな。あの選手、
生きているんだろうか?