抗体保有率とワクチン接種率

投稿者：まいこさん

お世話になります。

3/24掲載のいいまつたかさんの御紹介くださった情報に関して、厚労省と首相官邸のHPに掲載の資料を探してみました。

厚労省　第２回献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査

調査時期 令和５年２月19日～27日

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001070846.pdf

上記の5頁目がNHKのニュースで使われたデータと考えられます。

首相官邸　5頁目　オミクロン株対応ワクチン接種状況（都道府県別、年齢階級別）

接種率　(3月20日公表時点)

https://www.kantei.go.jp/jp/content/nenreikaikyubetsu-vaccination_data.pdf

以上の二つの資料の数値を比べてみました。

年齢群 抗体保有率 ：オミクロン株対応ワクチン接種率

16-19歳 62.2% ：25.59% （12歳～19歳）

20-29歳 51.6% ：23.02%　20歳代

30-39歳 52.2% ：26.27%　30歳代

40-49歳 46.0% ：34.67%　40歳代

50-59歳 36.7% ：51.37%　50歳代

60-69歳 28.3% ：65.33%（60～64歳63.06% 65～69歳67.50%　から割り出し）

10代と60代の年齢群は一致していませんのでご参考まで。

60代接種率は、

人口 60-64歳　7,378,055 65-69歳　7,770,002　60歳代合計　15,148,057

接種回数　60-64歳　4,652,241　65-69歳　5,244,611　60歳代合計　9,896,852

9,896,852÷15,148,057＝0.6533　65.33％　としました。

献血できるのは69歳までとのことで、もっとも接種率の高い年代の

抗体保有率は示されていませんが、60代までの数値を比較すると、いいまつたかさんの

「（抗体保有率が）全体で4割　さらに注目すべきは年代別の抗体保有率で、これは完全にワクチン接種率と逆相関」という御言葉は、的を射ているように思います。

・・・

さらに、調査期間　令和４年11月６日～13日のデータを見てみます。

献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf

抗体保有（陽性）率

令和４年11月６日～13日→令和５年２月19日～27日

16-19歳 38.0% →16-19歳 62.2% 　24.2％アップ

20-29歳 35.7% →20-29歳 51.6% 　15.9％アップ

30-39歳 33.6% →30-39歳 52.2% 　18.6％アップ

40-49歳 26.8% →40-49歳 46.0% 　19.2％アップ

50-59歳 21.3% →50-59歳 36.7% 　15.4％アップ

60-69歳 16.5% →60-69歳 28.3% 　11.8％アップ

オミクロン株対応ワクチンの接種率が高くない10～50代の抗体保有率がアップしているのは、個人的な実感からすると、お正月前後に御家族でコロナになったという例が多く、

接種よりも実際に感染することで免疫の軍事訓練ができたということではないでしょうか。

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