投稿者:あるでぃーさん
統一協会のお墨付きのついた「親学」の二大イベント、「親守詩(おやもりうた)」の大会と、小4の学校行事「二分の一成人式」とはいったいどんなものか?についての情報です。
①「親学」の高橋史郎氏は「『親守詩』は報恩感謝の親孝行の心を取り戻す試み。」と自著「家庭教育の再生ー今なぜ親学・親守詩か」で述べています。
「親守詩」の作品募集要項です。例文にすでに親学の意図が滲み出ています。
俳句「帰り道 いつも楽しみ 母の味」
短歌「がんばって パパのお仕事 家族のために どんな時でもおうえんしてるよ」
https://mahoroba-ed.org/program/parents/oyamori
※↑主催のまほろば教育事業団は高橋史郎氏と関わり深い団体で、著書の編集協力、講演招聘などしています。
高橋氏が自著の中で紹介している、埼玉県大会の知事賞の一句「遠くの地 一人がんばる 父恋し 長男坊よ 家族まかせた」などはもろに儒教カルト臭が漂ってきます〜。
「親守詩」は、文部科学省、内閣府、総務省の後援で東京ビッグサイトで全国大会を開いたりと、破竹の勢いで全国的に広まっていきました。日本PTA全国協議会、日本青年会議所などとも連携しています。
しかし、昨年8月、松本市が旧統一協会の関連団体が関わっているとして、親守詩の県大会の後援を取り消しました。この気運が全国に波及して欲しいです!
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220826/1010023831.html
②また、高橋氏とタッグを組み、「親学」の普及に貢献している教育研究団体「TOSS」が先導し、ここ十数年で全国の小学校に広がったのが「二分の一成人式」というものです。10歳の節目にと小4対象に行われますが、これも子どもが親への感謝の意を表すイベントです。
学校に保護者を招き、子ども達が親への感謝を書いた(書かされた)手紙を読んだり、教師が用意した「親への感謝」シナリオを群読したり等で親ウケがいいそうですが、両親揃った「理想的な家庭」しか想定していないのではないか?虐待を受けている子どもの気持ちは?子どもに親への感謝を強いるのは如何なものか?等々いろいろな問題点が指摘されています。
二児の母であるライターの方が、自著「不道徳お母さん講座」で、実際に娘さんの「二分の一成人式」参加した体験を綴っています。タイトルは「『二分の一成人式』の気持ちの悪さ。親を泣かせたがる演出の数々」。「大人が考えた感謝のセリフを子供が棒読み」「「親への感謝の手紙の指導がえげつない」などリアルな現場報告です。TOSSの話題も出てきます。
「本稿を横から覗き見た長女が『地獄かよ…』とつぶやいた。」とあるのには激しく同意したくなりました。反抗期の入り口の10歳の子どもに、心にもない事を人前で言うように強いるとはそれこそ全くもって教育に悪い。
「女子SPA!」2019/1/29
「親学普及運動」には儒教カルト的な空気感を世間に醸成して、上位の者にやたらに従順で管理しやすい人間を製造しようという意図も見え隠れしているように思います。
天皇、皇族方を自分らの意のままにロボットのように操縦しようとする異常なメンタリティーとも通じるものを感じました。
【参考】
①「感動の学校行事『2分の1成人式』個別の家庭事情が教育に利用され続けている」内田良・名古屋大大学院教育発達科学研究科教授 2023/1/9
https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20230109-00332044
②TOSSランドの台本例
https://land.toss-online.com/lesson/3QKMKynjDCT8CmA9xUIx
③後ろ立ての安倍晋三亡き後も、高橋氏は「親学」のさらなる普及に燃えています。
https://www.moralogy.jp/salon220927-01/
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あるでぃー (木曜日, 30 3月 2023 19:58)
#グッビオのオオカミさん
いつもシャープなコメント&情報、どうもありがとうございます。
日本会議、神道政治連盟、安倍晋三周辺はなにか生長の家の原理主義の人たち(生長の家本流運動場とかいう分派)の溜まり場みたいですよね。しかし、儒教カルトの男尊女卑、家父長制ってなんでそんなに吸引力があるんだろう?と謎です。
#馬ノ骨さん
もくれんさんのとてつもない探求力はリスペクトしてるので光栄なのですが、、、いやいやいや、私のはネット中心に気の向くままに調べただけで探偵なんてしろもんじゃないです〜(^o^;精進します〜
グッビオのオオカミ (木曜日, 30 3月 2023 00:58)
あるでぃーさん、またまたナイスな情報提供ありがとうございます。
日本会議は神社本庁にも一枚噛んでおり、国際勝共連合(統一協会)も一枚噛んでいます。高橋史朗氏はもしかしたら椛島有三氏と共に「生長の家」の出身かも知れません。
https://lite-ra.com/2021/12/post-6101_2.html
証拠としてはよわいのですが。参考までに。
いずれにせよ「儒教カルト」でしょう、共通点は。
そして「家父長制」。その論理が全てをつなげている気がします。
皇位継承論の男系論もそれら「儒教カルト」の亜種ではないかと思います。
馬ノ骨 (水曜日, 29 3月 2023 22:37)
あるでぃーさん。いつも有益な情報ありがとうございます。
木蘭探偵ならぬ、あるでぃー探偵ですな‼(失礼しました。)
T協会は親学推奨。日〇会議は戦前回帰志向(たとえば森友の教育勅語)。安倍〇三はレガシーを残したいがために、憲法改正という共通の目標があったがためにイデオロギーが違くても結託できたのかもしれません。
しかし皮肉なことに、邪な憲法改正を阻止したのはコロナ禍なんですよね(苦笑)
コロナ禍が安倍政権を弱体化させた側面があるかと思います。
あるでぃー (水曜日, 29 3月 2023)
みなさん、コメントをありがとうございます!
私は子どもがいないのですが、現在子育て中の方々が、PTA活動、塾など教育現場のいろいろな所で違和感を感じておられることを知って、ステレス侵略のぶりを一層不気味に感じました。知らず知らずのうちに儒教カルト的な空気感が蔓延してるようで。
#さとがえるさん 八木と高橋氏は、二人ともモラロジー財団の経営する麗澤大学の教授なのでそのつながりもありますよね。調べれば調べるほどあの辺の輩はみんな繋がってきますね。儒教カルトシンジケートというか。。。ゲゲゲゲッですが。
#輝くような黄色さん 二分の一成人式で歌われたその「いのちの歌」って、なんか宗教の勧誘冊子に載ってそうな歌詞ですね。と思ったら竹内まりあが作詞なんですね(°_°)調べたら生長の家にも「久遠いのちの歌」という聖歌があり、竹内まりやも信徒の噂があるようでちょっとショック。高橋史郎も元は生長の家の信者のようで。
で、統一協会と高橋氏の親学との絡みですが、下の赤旗の記事にはその一端が書かれています↓「家庭支援条例」については、「統一協会の闇」のp203〜212で有田さんが詳しく述べられています。
「赤旗」2012/5/6
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-06/2012050601_03_1.html
また、議員立法で「家庭教育支援法」の制定を目指す、超党派の『親学推進議員連盟』の設立時の会長は安倍晋三、事務局長は下村元文科大臣。統一協会と関わりの深い二人です。
(今回の投稿の前段として、他にも統一協会と高橋氏、TOSSの関係についてぐちゃぐちゃ調べたものもいっしょに送ったたのですが、こちらは採用には至らずで〜。でも、個々人でお調べいただいても一味がつるんでいる事は直ぐにつかめると思いますよー。)
さとがえる (水曜日, 29 3月 2023 07:05)
あるでぃーさまご紹介の③をクリックし、「モラロジー道徳教育財団 」の活動を見ますと、
ラジオ番組に高橋氏だけでなく、八木秀次氏も出ておりました。
https://www.moralogy.jp/activities/radio/
財団と旧統一教会との関連性も注視したいと思います。
さとがえる (水曜日, 29 3月 2023 06:44)
あるでぃーさま、貴重なご報告ありがとうございました。
自分もテレビで二分の一成人式を見て、違和感を感じたのですが、統一教会との関連があるとは目から鱗でした。
子どもへの押し付けであり、反抗ないし従順になるだけで、人を育てることには繋がらないと思います。
自分は小さい子どもの親ですので、今後、親を敬うことが正しいとの、儒教的な押し付けは警戒したいと思います。
亜門 (火曜日, 28 3月 2023 20:25)
「二分の一成人式」には前々から不気味さを感じていたのですが、まさか統一教会が絡んでいるとは夢にも思っていませんでした。
学校側もブランド力を高めるだとか、保護者受けが良いからなんて理由で嬉々としてこの手の学校行事を行っているとニュースで聞いたこともあります。カルトはそんな部分に付け込み、知らず知らずのうちに公教育を破壊しようとしているのですね。
ももこ (火曜日, 28 3月 2023 18:29)
近所のECC(英語塾)が「親学」の講座を受講するよう、生徒の親に勧めていました。
コレも統一教会絡みだったのか。
親学の本はPHP文庫でよく
どこまで普及しているんだろう。
匿名希望 (火曜日, 28 3月 2023 16:47)
あるでぃーさん、ありがとうございます。じわじわ統一協会の教義が浸透している教育現場への不安が深刻すぎて恐ろしいほどです。
食育など、一見正しくて同意できそうな話と織り混ぜっているのが、いかにもステルスで巧妙ですよね。
1/2成人式、私が小4の時はそんな呼び名はなかったけれど、当時も過去を振り替えるような写真や心境綴ったファイルを作った覚えがあったので、違和感なかったですが、よく考えると昔からじわじわ仕込まれていた感じですね。今となっては違和感の塊のようなイベントです。松本市の取り決め立派ですね。
授業でこんなことに時間取られて勉強が疎かになっていたり、先生の負担も増えたりしてるのかと腹もたちます。
昨年は京都や東京で日P抜ける抜けないの話題が新聞に掲載されてましたが、PTAは上層部へ行けばいくほど、協会を始めとする怪しい団体との繋がり深そうなので、抜けるのが困難だとしみじみわかりました。前例踏襲を変えられないだけではない問題を痛感しています。
個人的にPTAに絡む身の回りの問題を解消すべく色々考えて取り組んできましたが、ヤバさを思い知る度に困難に出くわします。教育現場を怪しいカルトに乗っ取られたくないし、親も巻き込まれたくないし。かといって看過してたら奴らの思うツボだし。このサイトや読書で情報得つつ、どうしたらこの悪循環から脱却はかれるかを考えています。
輝くような黄色 (火曜日, 28 3月 2023 13:13)
あるでぃーさん、貴重な情報ありがとうございます。
この「親守詩」と「二分の一成人式」、気持悪すぎますよね。特に「二分の一成人式」、娘が巻き込まれたら、一体どういう顔で聞いたらいいのかわかりません。どちらかというと「うちの娘に何させとんねん」という怒りが顔に出てしまいそうな気がします。
幸い長女が通っている小学校の行事予定に「二分の一成人式」は見当たらないので安心してたのですが、コロナ騒動で中止していただけという可能性もあるからなぁ・・・と思って調べていたら、2020年2月に娘が通学している学校以外の、同じ市の市立小学校で行われていた内容がブログにupされているのをみつけてしまいました・・・
「命」という字が書かれた習字が並べられ、一人ひとりマイクの前で夢を語り、マイクに立つ児童の後ろには、産まれたころと今の写真が一人ひとり名前と共にスライドにして映し出されていた、という・・・そして「いのちの歌」とかいうペラペラの歌詞の歌が歌われたという・・・想像するだけでも、地獄です。
いのちの歌の歌詞 → https://www.uta-net.com/song/124705/
「生長の家」にある儒教的な部分だけを濃縮し、さらに生命至上主義を加えた、まさに「カルト」ですね。
大須賀淳 (火曜日, 28 3月 2023 09:33)
自分は幼児期に両親離婚してて、祖父母とだけ暮らしてた時期とかもあったので、もし小4のときに「二分の一成人式」があって、発表で家庭の状況に言及させられたらキツかったろうなー。
親となった現在も、子供が学校で先生の「指導」による感謝の手紙なんか書かされたら、素直に喜ぶ心境にはなれないと思う(無かったので助かった!)