≪動画解説文≫
小林よしのり : プーチンが負けたらロシアがどんどん独立して無秩序になるという話もある。
中国も同じ論理を使う。
中国がもし衰退したり負けたりしたらカオスになり、世界に迷惑をかけるという言い方をする。
強権で引き締めないと国家がどんどん分裂する。プーチンもそういう風になっているんじゃないかという懸念がある。
井上達夫: ある組織のリーダーを批判するのと組織を叩くのは別のこと。
共産党は党首公選制にしろと言った者を反党行為として除名した。執行部は自分の権力を守るために除名した。
ロシアはプーチン2期目に戦略転換して盗賊経済と天然ガスで成長率7%。しかしリーマンショックでガクッと来た。これではダメ、優秀な人材も逃げちゃう。
本当にロシアを立ち直らせるためには、ウクライナ侵攻なんかやめてロシアの信用を高めて、経済を真っ当なルートに戻さないとダメ。
菅野志桜里 : アラブの春は独裁者も重しになっていたという見方があり、独裁者がいないとカオスになると振りかざしながら、めちゃくちゃ酷いことを国内でしていた。
独裁者がどいた後にカオスの中から国民が国を作るという未来がある。
カオスになるからと独裁者必要説にはくみしない。
小林よしのり : そこがわしは違う見方をしている。
台湾は蒋介石の独裁国家だったが、国民党の中の李登輝が民主化した。
イラクのサダム・フセインは父権主義の塊で独裁ではあったが、男尊女卑では無かった。
閣僚に女性もいたし近代的だった。
イラクを崩壊させてしまうとISが出てきたり男尊女卑が強くなった。
カオスの中から民主化の芽が出てくるのかどうかは判断つかない。
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千本通り (金曜日, 21 4月 2023 15:08)
よしりん十番勝負。第一番のゲストが三浦瑠麗と東浩紀、第二番のゲストが藤井聡と施光恒。外しまくってやっとまともな二人が。菅野さんは未だゴシップの悪いイメージのレッテル貼りする奴らがいて許せない。一度菅野さんとよしりんの対談本を出されたら? ドイツのメルケルだって順調に首相になったわけじゃないんだから。
リカオン (金曜日, 21 4月 2023 13:23)
様々な民族や宗教が複雑に絡むなど国によって事情が異なっており、独裁が無くなった後、民主主義になるかどうか国によって違うと思う。
チベットはカオスにはならない様な気がします。
アフガニスタンは大国が余計な事してめちゃくちゃになってしまった。ソ連が侵攻する前は白人女性が自転車で一人旅ができる国であったのに。
イラクはフセインのままにしておいて、国民への弾圧を国連から改善するように勧告する事の方が良かったのだろうか。クルド人との関係が今ひとつ分からないが。
枯れ尾花 (金曜日, 21 4月 2023 09:52)
教育や倫理観がしっかり行き渡った国民が多い、つまり民度が高いほど例えその国が独裁者から解放されたとしてもカオスになる可能性は低くなるんじゃなかろうか?
きたこう (金曜日, 21 4月 2023 07:04)
とても興味深く、議論を見させていただきました。独裁の強権が必要か否かは一概に言えないものなのですね。国民性や因習、伝統などが関わってくるだろうし。しかしウクライナ戦争の場合に限れば、プーチンの勝利はあってはならないものだろうと思いました。
くぁん (金曜日, 21 4月 2023 00:41)
ここが1番のハイライトでした。ウクライナ戦争をどう終わらせるか?の根幹に関わる部分なので、ここをもっと時間かけてやって欲しかったですね♪中東に対してアメリカがやった事(民主化の押し売り)って100%間違ってたと思う。地域によって、カオスの度合いは凄まじいし、日本で考えるカオスとは訳が違うとも思うので、自然発生的に民主化するとは思えない部分がある。小林先生が言ってたように、台湾の国民党には、たまたま李登輝がいたから良かった、というようなケースも稀だと思うし。かといって、菅野さんの言うように、カオスになる自由を独裁者が国民から奪うことも間違ってる気がするし。ソ連が崩壊していった時の共産主義、社会主義国家がドミノ倒しのように倒れていったのは、いわゆる西側諸国の経済、「隣の芝生が青かった」ことを国民が知ってしまったからだ。という認識なんだけど、今のロシア国民ってどうなんだろう?プーチンの情報統制が崩壊し、革命が起こる要素ってあるのかな?民主主義自体にそんなに魅力があるか?って聞かれたら自分だって自信はないけど、専制(独裁)国家よりは、選べる自由がある方がいいなぁ、ぐらいだし…。ロシアや中国って、体制が変わらない限り、領土的野心ってなくならない気がするし、中国なんて、ロシアよりオレ達の方が上手くヤレる!って思いそうだし。だからインドだ!って気もするし。難しいね、わからないや(笑)