吉川ひなの“宗教二世”としての苦しみと“心の傷”を著書で告白

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

  

 

【吉川ひなの、“宗教二世”としての苦しみと“心の傷”を著書で告白「クリスマスも誕生会も禁止」亡き母との35年に及ぶ恩讐(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース】

https://news.yahoo.co.jp/articles/93c71b294f859dec35123398fc3add581a5524a9

 

芸能人・吉川ひなのさんに関する記事です。

2021年にエッセイ『私がしあわせになるまで』を出版し、6月に『Dearママ』を刊行する予定です。

取材で明らかにされたのは、吉川ひなのさんが、実は宗教2世という特殊な生い立ちを背負って生きて来た事です。

 

記事中で教団名は明らかにしていませんが、輸血拒否などは「エホバの証人」を思わせます。

8年前に母親が亡くなり、信者である母親の死から時間の経過と共に、発表する踏ん切りが付いたと言います。

名札の裏には輸血拒否の意思表示が書かれたものを持ち、学校に行っていたとか…。

また、宗教上の体罰も受けていたと言います。

 

《自分でもどうしたらいいのか、どう思えばいいのかわからなくて、隠すことしかできなかった過去。でも少しずつ乗り越えることができて、ありのままの自分を受け入れたいと思うようになった》

 

もちろん、同じ宗派でも各家庭ごとにグラデーションはあるでしょう。

しかし、生まれた家庭は選べず、子供時代には自力でどうする事も出来ない親の宗教観。

 

私は新興宗教の事を全て知っている訳ではありませんが、こうして人知れず誰にも打ち明けられずに苦しむ子供は少なくないのかも知れません。

論点は少し違うのかも知れませんが、統一協会の小川さゆりさんも、親の宗教観により人知れず悩んでいた一人と言えるのかも知れません。

 

もちろん、一つ一つの宗教団体全部に詳しくなる必要も無いでしょうし、宗教団体に所属してるからと、全てを宗教の教義のフィルターで見る必要も無いでしょう。

 

ただ、私には素朴な疑問が湧きました。

 

「これは宗教だから」

 

そう言って、どこまでを認めるべきなのでしょう?

統一協会の様な深刻な献金被害や、悪質なステルス勧誘とマインドコントロールはやはりアウトでしょう。

しかし、生命に関わる輸血拒否や、身体的虐待にあたる体罰などはどうでしょう?

信教の自由はあります。しかし子供は親に頼らざるを得ません。子供には信じる、信じないを選べる状況ではありません。

しかし、完全に自由な家庭、自由な子供もまたいないでしょう。親は各自で子供にマナーなどを教えます。当然、そこに親の価値観は反映されます。

この辺りの線引きが、非常に難しい問題だと思いました。フランスで「反セクト法」が出来たのは、その線引きのためなのかも知れません。

 


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コメント: 7
  • #7

    おてんば (土曜日, 24 6月 2023 15:01)

    下記は、ひなのさんの手記の記事です。
    https://toyokeizai.net/articles/-/673363?page=6

    私も「毒になる親」を読み、毒親との関係を考え直し、自立し、呪縛から抜け出したので、共感しました。
    子育てに対する理念も同じです。
    ひなのさんの書籍を読み、宗教2世さんや、毒親の支配で苦しんだ人達が救われることを願います。

  • #6

    グッビオのオオカミ (日曜日, 28 5月 2023 23:03)

    掲載ありがとうございます
    吉川ひなのさんに、そんな過去があったとは驚きでした。不思議で不安定そうな雰囲気は生い立ちと無縁では無いのでしょう。
    いわゆる「宗教2世問題」ですね。
    幼少期の体験はその後の人生に重い影を落とすでしょう。吉川ひなのさんには本にし、言葉にする事で少しでもご自身の心の整理につながり、統一協会問題以降、小川さゆりさん達が取り組まれている宗教2世問題に、一石を投じる結果になって欲しいとも思います。

  • #5

    ぺんぎん! (土曜日, 27 5月 2023 21:53)

    2年前に発売されたエッセイも、購入して読みました!
    今度の本も、購入します!
    ひなのちゃん、二十数年前、メディアに多数出演されていた時から、何故か気になる存在で大好きでした。
    近年、その複雑な家庭環境(毒親であった事など)をカミングアウトされ、
    類い稀な美貌とスタイルの良さに惹かれていただけではなく、
    不遇な環境の中、時には失敗しながらも、真摯に人生に向き合うひたむきさに、何となくシンパシーを感じていたのかなぁ?
    と、、気付きました。
    オゴがましいながら、今は、同じく三児の母だし、配偶者(夫)に理解され、助けられている部分、ナチュラリスト(健康オタクとも言いますが、、)など、共通する部分も多かったり。
    (やっぱりオゴがましいか、、m(_ _)m)
    素敵な女性ですよね☆⤴︎
    今も、これからも、気になる存在だと思います♪

  • #4

    m213 (土曜日, 27 5月 2023 12:57)

    吉川ひなのさんがエホバの証人2世であるという噂は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のエホバの証人界隈のスレッドでよく名前があがっていました。エホバの証人は有名人の信者を広告塔として使うことはしないので、ガセネタでは?と思っていたら本当に2世だったんですね。
    他にTwitterでエホバの証人2世であることをカミングアウトしたのは元C-C-Bの関口誠人さんがいます。
    シンガーソングライターの矢野顕子さんはエホバの証人の現役1世信者で、娘の坂本美雨さんは元2世で、お母さんの矢野顕子さんから鞭で叩かれるなどの体罰を受けたことがあったそうです。なお、先日亡くなった矢野さんの元夫の坂本龍一さんはエホバの証人の集会に参加したりして宗教活動に付き合ったことはあったらしいですが、結局信者にはならなかったそうです。
    世界的に有名なエホバの証人2世は「King of Pop」マイケル・ジャクソンなどがいます。しかし、マイケルは「スリラー」のPVの描写が教団に問題視され、教団から除名。晩年はムスリムだったそうです。

  • #3

    あしたのジョージ (土曜日, 27 5月 2023 10:33)

    めちゃくちゃ可愛かったけど、おバカさんなのかなぁと思っていました。ひなのちゃんが子供時代に苦労していた事は後から知りました。意外でした。あんなに可愛いくて、スタイルもいい子がなんで?と思いました。そういう事だったんですか?人は聞いてみないとわからないものです。子供時代の苦労の分、幸せになって下さい。

  • #2

    やなちゃん (土曜日, 27 5月 2023 06:53)

    ひなのちゃん、デビュー当時の『キューティー』表紙がいまだに忘れられません。芸術的で、神聖さをも感じさせた可愛らしさは衝撃的でした。その後テレビでの活躍で、美女だから許されるような天然キャラぶりにガッカリした覚えがありますが、宗教二世だったとは思いませんでした。壮絶さを微塵も見せなかったですし、ネットでもそんな話は出てこなかった…。そういうマイナス面を表沙汰にせず、彼女は頑張ってきたんだと思うと、周囲の期待を裏切らない天然ぶりも立派な健闘だったんですね。嫉妬なく、素直に心から讃えたくなりました。ひなのちゃん、年重ねても輝かしく可愛いです。

  • #1

    リカオン (土曜日, 27 5月 2023 06:35)

    親の子どもへの影響とは、大人になってもこんなに引きずるものなのですね。
    しかし吉川ひなのさんは、自分で乗り越えて来たのはすごいと思いました。

    自分の収入の振込先を自分の銀行口座に変える事で、親と立場が逆転するなど、方法はシンプルで考えてみれば当たり前の方法ですが、なかなか思いつかないです。
    肝心なのは親からの自立心なのでしょうか。