中古車の対ロシア輸出規制を強化、経済制裁で米欧と足並み

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

 

【中古車の対ロシア輸出規制を強化、経済制裁で米欧と足並み…排気量1900cc超が対象に : 読売新聞】

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230717-OYT1T50265/

 

これはいい流れだと思います。

ウクライナ侵攻後、国際社会はロシアに経済制裁を課していました。

 

ただ日本はロシアへの自動車販売の規制が緩く、贅沢品を取り締まるためとして、600万円以上の自動車の販売を禁じていました。

しかし、いわゆる中古車販売は価格が安く、むしろ日本海側の地域を拠点とし対ロシアでは販売件数が激増してしまいました。

(こちらは去年の10/21の対ロシア中古車販売の報道です。下記の記事を参考までにどうぞ)

【制裁下のロシアで日本の中古車が売れるわけ | NHK | WEB特集 | ロシア】

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221021/k10013862371000.html

 

 

今回、政府の取り決めでは、アメリカやEU諸国と足並みを揃え、排気量1900ccを超えるガソリン車とディーゼル車に加え、すべてのハイブリッド車とプラグインハイブリッド車、電気自動車(EV)を禁輸対象とするとなっており、ロシアとの取り引きは一部の小型車のみに限られるとの事。

 

記事では日本国内での自動車の価格の相場を懸念している部分もあります。

 

しかし、私としては軍事転用が可能である自動車への対ロシア販売規制の強化には大賛成です。

 

これがさらなる追い打ちになり、ロシア軍の弱体化につながり、ウクライナ軍の反転攻勢の成功に結びついて欲しいと思います。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

経済制裁は「ロシアの戦争遂行能力を奪う」ことが目的ですね。

 

一方で、ロシアを経済面で支える動きは「ロシアの戦争遂行能力の維持」に繋がってしまうわけだから、ウクライナにとっても、世界秩序にとっても危険を煽るようなものです。

 

それでも「国益」を優先して、ロシアを間接的に支援してしまう国もあるわけで・・・。

 

そう考えると、ナショナリズムはろくでもない一面もあると感じます。

 


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コメント: 2
  • #2

    千本通り (火曜日, 18 7月 2023 23:46)

    ロシアがサハリン1、2を全面国有化せず日本の資本参加を認めているのは、日本からの中古車輸入の道を閉ざしていないからだと思っている。サハリン1、2を国有化して中国資本を導入されたら、二度と日本は参入することができないだろう。危険な賭けに出た。

  • #1

    リカオン (火曜日, 18 7月 2023 23:08)

    富山県内を走る国道8号線やその周辺にはロシア相手のパキスタン人経営中古車屋が沢山あります。この地域はパキスタン人などイスラム教の方が多く居住している事からイミズスタンと呼ばれ、ロシアへの中古車輸出がこの地域の経済に及ぼす影響は大きいと思います。
    イミズスタンは中古車屋以外にカレー屋やモスクがあります。コンビニもパキスタン人の需要に応える珍しい外国産の商品が並んでおります。

    イミズスタンはカレー好きには有名で、あちこちにカレー屋があり、私も時々利用しております。考えてみると、ロシアへの中古車販売が巡り巡って私も恩恵を受けていたのかも知れません。

    中古車輸出がウクライナ侵攻を支えていた面があると思うので、輸出の制限は賛成です。