投稿者:あるでぃーさん
先日の日本レコード大賞の特別賞の取り消しに引き続き、ジャニー喜多川氏に贈った「菊田一夫演劇賞・特別賞」も取り消されました。
同協会によると、長年のショービジネスに対する多大な情熱と功績をたたえて賞を授与したが、喜多川氏による性加害の実態が明らかになったことを受け、顕彰にふさわしくないとの判断に至ったということです。
【映画演劇文化協会、ジャニー喜多川氏の「菊田一夫演劇賞」特別賞を取り消し…「ふさわしくない」】
https://www.yomiuri.co.jp/culture/cinema/20231018-OYT1T50106/
一方、アメリカではウディ・アレンが、養女への性的虐待スキャンダルをきっかけにハリウッドから追放されましたが、しかし、キャンセルカルチャーの本場のアメリカでさえアレンのアカデミー賞(監督賞を1度、脚本賞を3度受賞)の剥奪までは行っていません。
また、アレンはカンヌ、ベルリン等海外の主要な国際映画祭でも数々の賞を受賞していますが、それらが取り消されたという話も聞きません。
それどころか、今年9月のベルリン映画祭ではアレンの新作が上映され、本人も堂々と表舞台に登場。
またインタビューでは「(#MeToo運動は支持するが)あまりに過激になると馬鹿げたものになる。」と皮肉だってかましてます!
抗議デモもあったようですが、敢行したのは、ヨーロッパではまだ「作品の価値と作者の人格は別」であり、文化を守っていこうという思想、気概が遺っているということだと思いました。
W・アレン監督最新作、ベネチア映画祭で上映 疑惑巡り抗議も
https://jp.reuters.com/life/entertainment/NRRHYQUKUFNCBHUIT3TZMOVZQU-2023-09-05/
しかし、我が国では、ジャニー喜多川の痕跡を根こそぎ消し去ろうというマスコミの動きに歯止めがかからず、ヒステリックな状況が続いてます。
なんで、いつも日本はこうも一気に極端に突っ走るのでしょうか?
今まで親しんできた自国の文化への愛着やリスペクトはないのでしょうか?
よしりん先生の「日本人論」、この先も目が離せません!!
(管理人カレーせんべいのコメント)
必死で切り拓いてきた道
事実や、思いや、作品を
「なかったことにされる」こと。
「なかったことにできる」こと。
私はその両方に恐怖を感じます。
日本人特有の汚さを見ます。
・・・私もいつか。
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オッチー (金曜日, 27 10月 2023 02:45)
俺は以前から本人が犯罪者になったからといって過去の実績を消すのはおかしいと思っていた。
そのきっかけは元ボクシング世界王者の渡辺二郎。
日本人初のメジャー団体統一王者になるなど、ボクサーとしての実績は抜群。
俺は子供の頃、渡辺のボクシングが大好きだった。
でも、引退後にヤクザになり、銃刀法違反や恐喝で逮捕された。
そして、渡辺の実績は日本ボクシング界から消され、歴代王者からもはずされている。
これって早すぎたキャンセルカルチャーだよね。
勤務医一筋 (日曜日, 22 10月 2023 22:14)
#8さん
前から思ってましたが、貴方ゴー宣ファン?
タロー.G (木曜日, 19 10月 2023 11:47)
音声配信サイト「voicy」で、ノンフィクション作家の中村淳彦氏が毒親に虐待された女性(50代)にインタビューしてるのですが、「私達が子供の時は大人は普通に子供に暴力振るっていて、子供の人権なんて考えてなかったのに、今は手のひら返しで子供の人権は大事、暴力振るうなと言って信じられない。日本って国は野蛮人ばかりが住んでいる。一回この国は滅んだ方がいい!」と涙ながらに訴えていたそうです。
#3リカオンさんの言うとおり、本当にこの国は野蛮人ばかりで国が滅びないとわからない奴らばかりかもしれないですね。
英二 (水曜日, 18 10月 2023 23:59)
前の方がコメントされてるように、世間が怖いからこういうことをするんですね。小林先生が仰るようにコロナの時に最大に発揮された日本人の村体質村八分、エンガチョが如実に発揮されてますね。
さらうどん (水曜日, 18 10月 2023 23:22)
キャンセルカルチャー発祥の地でもあるアメリカですが、
アメリカ人は一人一人の「個」が強いというのもあるんでしょうね。
日本は集団主義で魔女狩りするから歯止めが効かなくなってしまう。
日本人論で、その辺も今後描かれるんでしょうかね。
sparky (水曜日, 18 10月 2023 23:14)
ジャニー氏に対する罰とか制裁ではなく、彼に賞を与えていた「自分達の罪」を消す為の取り消し。
「罪」だと思っているかどうかは判らぬが、「罪」だとして叩かれるのは目に見えているので、「うちはちゃんとやってますぅ!」と大急ぎで目に見えぬセケンサマの御機嫌を取ろうとしただけ。
リカオン (水曜日, 18 10月 2023 23:05)
「王殺し」や「スケープゴート」の様相を呈するようになってきた。これじゃあ論理は通用しない。破壊し尽くすまで行きそうだ。
弁護士が法律を否定し、人治を肯定するって何だ?
日本人はただの残酷な野蛮人の群れと化したのか。
まいこ (水曜日, 18 10月 2023 22:46)
文化浄化のような蛮行は、明治期の神仏分離令が暴走した廃仏毀釈をも思わせます。一方に暴走した後に揺れ戻しが来たとしても失われたものが大き過ぎて慄然とすることになります。「国際社会は『人権』に異常なほど厳しい」という弁護士の説明と、「作品の価値と作者の人格は別」という実際の状況を、よく鑑みて欲しいです。
つぼのうち (水曜日, 18 10月 2023 22:27)
なんと言うか、よしりん先生がおっしゃてた親殺しみたいですなあ