アメリカのキャンセルカルチャー、鳥類や昆虫の名称変更

 

投稿者:平井智也さん

  

 

「鳥類の呼び名 負の歴史排除へ」

米学会 奴隷制・迫害関与の人物由来を変更

(信濃毎日新聞 2023年11月3日)

 

米国の鳥学会が、人物の名前にちなむ鳥の英語名を全て変更すると発表したそうです(ただし、世界共通の学術用語である学名は対象外)。

 

 

人物からとった鳥の名前に関して問題提起した市民団体によると、鳥の名の由来となった人物の中には、奴隷を買っていたり黒人差別発言をした人物もいる、との事が記事になっています。

 

上記の市民団体が主張している話や鳥学会の動きは、おおまかな括りで言うとこれらも“キャンセルカルチャー”と言えるのではないかと思い、投稿しました。

 

中には本当に変更が必要な鳥名もあるかもしれませんが、既に多くの人に慣れ親しまれている鳥の名前を、由来になった人物の「過去」の発言や行動を今の基準で問題視して名前を変更するなんて、面倒で迷惑極まりない行為としか思えません。

 

米国では他に昆虫の名前も見直しが進んでいるそうです。

 

いろんな分野に浸透するキャンセルカルチャー。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

なるほど。

 

これも広い意味でキャンセルカルチャーなのでしょうね。

 

名称を変えることで、「政治的な復讐」や「過去の清算」を実現したつもりでいるのでしょうね。

 


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コメント: 6
  • #6

    へたれダイバー (月曜日, 06 11月 2023 01:13)

    先住民の居住地を奪った合衆国をキャンセルしてそれぞれ祖先の居住地へ帰らなくて良いんですか? と思いますが、合衆国の方どう思われます?

  • #5

    猫娘と猫息子の母 (日曜日, 05 11月 2023 01:25)

    興味深い事例ですね。
    「言葉」「名」を重んじることのない文化圏のお話。
    「アスペルガー」という名前も、抹殺されましたが、
    なんで抹殺されたのか、日本では、身近にも知らない人がいます。
    精神医学の世界、なんかね〜。さらに根拠のない言説飛び交い
    発達障害誤診。
    向精神薬大量投与。
    …。
    歴史を識らず、公の目の見えない場所で、
    自分の都合のいいようにだけ物事を考える人々、発言する行動する人々。
    自称「専門家」はどこにでもいるんですねー。

    夜中の投稿で失礼しました〜(^^)

  • #4

    おしょー (土曜日, 04 11月 2023 21:57)

    いや、ほんとに、架空の世界を生きてる人々なのしょうね。
    現実に生きていて、虐げられたり、殺されようとしている人々には、余り感心がないようです。

    世界中、学級委員長的な、いわゆる学歴エリートは、ぼんやりホシュ、ぼんやりサヨクなのでしょうか。

  • #3

    大阪の一会社員 (土曜日, 04 11月 2023 21:14)

    キャンセルカルチャーというものの実態を知れば知るほど、アホらしくなる。
    そんな事を達成して満足か?
    世の中において、
    真に立場の弱い者を救おうという気はないのか?
    ないだろな〜。

  • #2

    magome (土曜日, 04 11月 2023 19:30)

    かつて、ヌタウナギやホソヌタ宇ナギ属も「メクラウナギ」と呼ばれていました。上海ガニも「シナモクズガニ」と呼ばれていましたが「シナ(支那)差別語」というキャンセルカルチャーから正式名称をチュウゴクモクズガニに変更されました(上海ガニは通称)。なぜか「シナハマグリ」はそのままですが。キャンセルカルチャーが危険なのはこれが学名にまで及んでしまう所にあります。学名には多くの人命が使われていて、その中にはキャンセルカルチャーに該当する人物が数多くいるので分類上の混乱を招くのではないのか気になります。
    ちなみに、日本でも「シュレーゲルアオガエル」というアオガエルがいますが、この「シュレーゲル」はもちろん、人名から取られています。

  • #1

    惜春 (土曜日, 04 11月 2023 18:03)

    そんな事をしたからといって、世の不条理が消える訳でもあるまいに。