≪報告≫震災ボランティア2回目に行って来ました。

 

投稿者:リカオンさん

  

2月3日、震災ボランティア2回目に行ってまいりましたので報告します。

 

新たに気づいた点の報告と、ボランティア作業以外に課題にしていた事がありましたのでそれについて。

 

今回はリカオン家全員で行ってまいりました。

 

氷見市の震災ボランティア活動は主人は3回目、息子は4回目。

 

私はまだ2回目なので家族の中では新米みたいなものです。

 

ネットで活動日の申し込みを主人にしてもらいました。

 

氷見市のボランティアは平日20人募集していましたが、土日は60人と多いです。

 

9時に氷見のボランティアセンターに集合。

 

今日は60人のうち10人ほどが初めての方でした。

 

私は2回目以上の経験者の席に座ってガイダンスが始まるのを待っていると、30~40代の男性が知り合いを見つけて隣に座り、話始めました。

 

それとなく聞こえてきた会話で、その男性は大型重機のオペレーターらしく、石川県復興の土木作業を請け負っており、仕事のない日はボランティアに参加されているようでした。

 

他の方もボランティア活動を通じて知り合いのようで、「やあ、またお会いしましたね」といった会話があちこちで聞かれました。ボランティア仲間ができているようでした。

 

前回同様ラジオ体操で準備運動。

 

 

今日は10チームが作られ、リカオン家は8人のチームに参加しました。

 

ミッションの説明を聞き、リーダーを決め、持っていく資材をチェックします。

 

 

 

今回の作業場所は車で15分ほど移動した先の民家でした。

 

8人は軽トラック1台と乗用車2台に分乗し移動。

 

我々のミッションは地震で土蔵の壁が剥がれ落ち瓦礫となったものを土嚢袋につめ、片づけるという内容でした。

 

お年寄り夫婦のお宅でとても高齢の方では手に負えない状態です。

 

男性6人、女性2人で手に手にスコップを持って作業をします。

 

詰めた土嚢袋を軽トラックに積み、荷台がいっぱいになるとリーダーはゴミ捨て場に運んでいきました。

 

 

ボランティア活動をしに全国を回っているというアラセブンのご夫婦と休憩中に会話しました。

 

様々な被災地をまわってボランティア活動をしているそうで、車の中で寝泊まりできるように布団も積んでます。

 

 

瓦礫処理のためのスコップやクワ、脚立など必要な道具が全て積載されており、他県のボランティア活動したときの識別用のステッカーを祈念に車内に貼っていました。

スーパーボランティアの尾畠さんと作業をしたこともあるとおっしゃってました。

 

トラック2往復で瓦礫の撤去は終わり今日の作業は2時半に終了しました。

 

ボランティア同士「またお会いしましょうね」と言いながら別れしました。

 

こんな風にボランティア同士のコミュニティのような関係性がある事を初めて知りました。

 

◇◆◇◆

 

さて、今回自分の課題としたのは、被災地を観光してお金を落とし経済を回すというミッションです。

 

とりあえず目標にしたのは営業している施設を探して温泉に入り、ブリを食べるというものです。

 

氷見漁港近くの「氷見温泉郷総湯」は断水や施設の故障で休業していましたが、1月13日から営業再開。

 

またその隣、液状化で駐車場半分に泥があふれていた「ひみ番屋街」も1月27日に営業を再開したとのこと。

 

「ひみ番屋街」は土産物屋や食堂があります。

 

そこで、まずは入浴から。

駐車場はいっぱいで車のナンバープレートを見ると半分は富山ナンバーでしたが、3割ほどが石川ナンバー、2割ほどがそれ以外でした。

 

大阪や愛知、沖縄ナンバーもありました。石川ナンバーは水道がまだ復旧できていない地域から入浴に来られるのでしょうか。

 

また、その他の県外は復興工事の関係者でしょうか。

 

温泉は露天風呂や炭酸泉などあり、疲れもとれ、主人もごきげんでした。

 

次に番屋街でブリのメニューのある店を探しました。

 

本当はブリしゃぶを食べられたらと思ったのですが、予約が必要だったようで、すでに今日の分は完売してお店がしまっています。

 

そこで寿司屋でブリを食べようと入店しました。

 

 

ちょっとリカオン家には高級店だな…と思いながらも主人に「経済を回しに来たんだろ」と言われ、「おうよ」と気を取り直してタッチパネルに注文を入れ始めました。

 

まずは3人ともブリの握り。

 

 

(追加のブリトロは今回はやめておこう…)

 

一方息子は「たっけえ~」と言いながらどんどんタッチパネルで高い寿司ばかり注文します。

 

 

(えっ?マグロの中トロと大トロ?金の皿に乗ってる…)

 

主人はイクラを注文した息子に「まるで今日は誕生日みたいだな。まあ息子も頑張ったし」。

 

財布が気になり始めた私は息子を横目に安い寿司ばかり選択。

 

 

経済を回すと豪語し、ファンサイトでブリしゃぶを勧める投稿をしておきながら、だんだん勢いが減弱する自分…。

 

今度スーパーでブリの刺身をみつけたら買って、自宅でブリしゃぶを作る事を自分に誓うのでした。おしまい。

 

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)   

 

リカオンさん、またしても貴重な報告ありがとうございます♪♪

 

ボランティアの現場、写真とイラスト付きで臨場感がすごい!

 

そしてお寿司のくだりが面白くて笑いました^^

 

こちらもある意味、臨場感がすごい(笑)

 

 

【関連記事】

 ≪報告≫ 災害ボランティア活動をしてきました(2024年1月27日)

 

 

 


↓(スポンサーリンク)↓



コメント: 11
  • #11

    輝くような黄色 (火曜日, 06 2月 2024 10:37)

    リカオンさん、そしてご家族の皆様、お疲れ様です。しかもきちんと経済まで回して来られたとは!
    前回の記事と同様、リカオンさんが絵で描かれることにより、写真よりも現場の様子が伝わってくるように感じました。

  • #10

    パワーホール (月曜日, 05 2月 2024 21:47)

    ご家族全員でボランティアに参加とは立派ですね。そしてご苦労様でした。
    「被災地を観光してお金を落とし経済を回す」ー経済を回すとはコロナ騒動で小林先生が何度もおっしゃっていたことですね。私も被災地ではないですが、昨年から一人暮らしを始めたのと5類になったのを契機に長期休暇には旅行に行っています。こちらも地元の食材を変えますしお金を落とすことで地元の人の生活を支えることにもなる。素晴らしいことだと改めて感じました。

  • #9

    おおみや (月曜日, 05 2月 2024 20:37)

    金色の皿に一瞬止まる、よくわかります。最近の回転寿司は昔と比べて鮮やかなお皿が増えた気がします。そういえば回転寿司のレーンのシェア断トツナンバー1といえば、お隣の県ですね。
    各地から集う人々の力によって氷見もこうして一歩ずつ日常を取り戻し、奥能登への力にもなり、働く人達にとってもより良い実存を感じられる街に、実に喜ばしい事です。
    七尾市または奥能登からの入浴の方もきっといらっしゃる事かと思います。氷見を拠点として復旧工事へというニュースもありました。氷見の山の向こうの私の実家の市もそうです。
    リカオンファミリー様の口能登への御尽力に感謝申し上げます。

  • #8

    大阪の一会社員 (月曜日, 05 2月 2024 18:13)

    エセ偽善の大手マスコミには、絶対にできないレポートで素晴らしかったです。
    オチもきちんとついていて、エンタメ性もありました。
    「おうよ」…(笑)
    でも、やはり家計を預かる責任はありますものね。
    息子君よ、母様に少しは譲ってあげなされ。(笑)

  • #7

    牛乳寒天 (月曜日, 05 2月 2024 14:54)

    リカオンさん、お疲れ様でした!ご家族の皆様も仲良しで頑張ってらっしゃる様子が素晴らしいです。
    お寿司、美味しそうでした。私も今日ブリ買おうとスーパーに立ち寄りましたが、宮城県産のものでした。お腹モードがブリだったので買いましたが、北陸産が売り出されたらまた買って食べようと思います。

    ボランティアに慣れている方の装備万全な様子も興味深かったです。色々な形で頑張ってらっしゃる方がいて、とても面白いし励みになります。
    ご報告ありがとうございました!

  • #6

    和ナビィ (月曜日, 05 2月 2024 14:22)

    ご家族で2回、3回、4回、とボランティア活動お疲れ様でした。息子さん、お若い力で4回目も!。どんなに助かることでしょう。「ボランティア同士のコミュニティのような関係性」の様子、作業の道具や寝具まで積んで被災地に駆けつけ手伝って下さる方々、---そういう有難さをあらためて知りました。

     後半の大事なミッションのお話も興味津々です。ブリのおいしい季節、こちらでも「ブリ大根」いっぱい作っていますよー。ブリはスーパーや生協利用ですが。
     風呂や宿泊が再開している場所は「前線基地」になるのですね。従業員の息子さんが電気関係インフラ復旧のお仕事で被災地に派遣されているのですが、基地(宿泊地)から現地への道のりが大変とのことでした。

     前回のご報告もそうですが、リカオンさんのイラストはとても様子が伝わります、その時の心持ちまで☆。

  • #5

    リカオン (月曜日, 05 2月 2024 07:11)

    #4 「りか」は「リカオン」の間違いでした。

  • #4

    りか (月曜日, 05 2月 2024 07:10)

    追加情報ですが、昨日のNHKの特集では、地震復興作業を担う方の宿泊できる場として氷見地域が利用されているようで言わば前線基地の役割をしているようです。

    なので温泉場の駐車場の車は、やはり全国から来られた復興関連の方々のものだったようです。

  • #3

    平井 智也 (日曜日, 04 2月 2024 22:43)

    ボランティア活動、この度もお疲れ様でした!
    ガイダンスからはじまるところなど様子を伺い、
    しくみ化されてるんだ、と感心しました。

    阪神大震災以降から現在に至るまで、
    各地のボランティア団体の皆さんの経験が
    積み重なり、活かされているのだと感じました。

    寿司の注文でお子さんたちのタッチパネルを
    どんどん押していく様子には笑みが溢れました♪
    自分もそのタイプなので、見かねた妻からは
    勝手に押すの禁止!と制限されてます(笑)。

  • #2

    枯れ尾花 (日曜日, 04 2月 2024 22:43)

    2週連続でのボランティア活動、ほんと頭が下がります。

  • #1

    あしたのジョージ (日曜日, 04 2月 2024 21:52)

    リカオンさんご家族総出で、また被災地ボランティアの貴重な報告ありがとうございました。
    ボランティアの経験は一回もないですが、参考になりました。
    その後に寿司を食べた報告も実に面白かったばぁい!