「光る君へ」伊勢物語を引用した恋文

 

投稿者:まいこさん

 

「光る君へ」第6回は、伊勢物語の和歌を引用した恋文が登場、主人公まひろ(紫式部)に、道長が思いを伝えました。

 

【光る君へ】第6回「二人の才女」回想 白楽天と伊勢物語に寄せて道長 まひろへの万感の思い託す 「漢詩の会」の見事な収束、「望月」の歌も視野に

https://artexhibition.jp/topics/news/20240211-AEJ1855379/

 

 

ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし 恋しき人の 見まくほしさに

 

私は、越えてはならない神社の垣根も踏み越えてしまいそうです。

 

恋しいあなたにお会いしたくて「ちはやぶる」は「神」の枕詞。

 

この歌の元になったと思われる「伊勢物語」の歌はこちらです。

 

 

ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし 大宮人の 見まくほしさに

 

 

神を祭る神聖な垣根も越えてしまいそうです。

 

都人を一目見たさに(新潮日本古典集成「伊勢物語」より)

 

***

 

現代でも、好きなアーティストの楽曲を演奏したり、歌詞を引用したりして告白されたという方、たくさんいらっしゃると思います。

 

「歌謡曲を通して日本を語る」を楽しんでおられる小林先生のファンの皆さま、ゴー宣男子&女子さんたちは、どのように思いを伝えられるでしょうか。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント)  

 

「歌」には「生きてる」が込められていますね。

 

恋歌もそう。

 

辞世の句もそう。

 

人が生き続ける限り「歌」は生まれ続ける。

 

 

 

・・・なんつってね(^_-)

 

 

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コメント: 7
  • #7

    まいこ (火曜日, 13 2月 2024 21:21)

    歌詞の中の名前を、相手の名前に入れ替えて歌うようなことは、どなたでも行えそうですね。
    記事中には、「この世をば」の歌の故事の伏線が、張られたような内容もありました。

    今回、まひろが提案し却下された滑稽譚は、次回は採用になる模様で、『源氏物語』にも
    いくつか滑稽味のある場面が描かれていることが反映されていると感じました。

  • #6

    リカオン (月曜日, 12 2月 2024 21:01)

    和歌の恋文は読み上げている途中で現代語訳にすり変わったような‥。

    トマトさん、私もガイドブック買いましたよ。途中で人間関係が分からなくなりそうだったので。

    私が告る時は和歌ではなくチョコかな〜?

  • #5

    枯れ尾花 (月曜日, 12 2月 2024 19:34)

    感動した!

  • #4

    おおみや (月曜日, 12 2月 2024 19:24)

    歌ではありませんが、このドラマの使用音楽がとても良い出来だと感じております。その女性作曲家さん担当のサントラ、発売を楽しみにしております。

  • #3

    パワーホール (月曜日, 12 2月 2024 17:55)

    アパートの部屋にテレビがないので何とも言えませんが、来年の大河は江戸時代中期が舞台とのことです。日本人の歴史観を深めるためにもさまざまな時代にフォーカスを当てた作品を作っていってほしいです。戦国と幕末だけではマンネリですし。

  • #2

    トマト (月曜日, 12 2月 2024 17:44)

    光る君へ関連の投稿、今週もありがとうございます!!
    ドラマもまいこさんの投稿も毎週の楽しみとなっています。

    ドラマは少女漫画を読んでいる時のようなドキドキ感を楽しんでいます。
    まいこさんの投稿には、なるほど!そうだったのか!とあらたな発見を楽しんでいます。

    実は3週間程前にガイドブックを購入したのですが、時々寝る前に数ページずつ読んで、それも楽しんでいます。

  • #1

    あしたのジョージ (月曜日, 12 2月 2024 17:34)

    恋愛をした事がない私にとっては、正直色んな意味で難しい大河ドラマです。
    ただ殺し合いの大河ドラマばっかり見ていたので、新鮮な感じはあります。
    何とか頑張って見ていきたいと思います。