≪タッチ&ゴー宣≫ 第226章「下賤な人間は高貴な人格がわからない」

 

このコーナーでは『ゴーマニズム宣言』の最新話を読み終えた読者が、間髪入れずの「タッチ&ゴー」で感想を語り合います☆


 

《参加者》

まいこ: 

えみりん:

リカオン:

和ナビィ:

カレーせんべい: 

  

 

ゴーマニズム宣言 第226章

 

下賤な人間は高貴な人格がわからない 

 

 

リカオン:これは2月6日号SPAの巻頭の山口真由への反論になっているのですね。

 

 

まいこ:今回は、週刊SPA! 2024年2月6日号の巻頭に掲載された不敬な文章への強力なカウンターになっています。

 

 

リカオン:それにしてもあの文章は酷かった。女性誌でも皇族を貶める酷い文章をよく見ますが、男性誌のSPAも倉山といい山口といい反論できない皇族をいじめ、マウントを取ったつもりでいる、その品性を疑います。

 

 

和ナビィ:発言内容こそが自らの下賤な姿。「なぜなら私がそうだから!」が繰り返されるのが恐ろしいです。傍目から見たら何とおぞましいゾンビのような姿であることか。

 

 

えみりん:この女性評論家は皇室に対してケチをつけたり侮辱したりして、自分になんのメリットがあるのかなと首を傾げました。

 

 

和ナビィ:才色兼備と自他ともに思い込んでいる場合、さらに惨状を呈します。得々と鋭く穿った評論をしているつもりが、すべて「鏡に映った自分の正体」を曝け出していることになります。

 

 

カレーせんべい: 「自他ともに」ってことはSPAもですよね。実は私、SPA!に対して不信感を覚えています。

なぜなら「愛子天皇論」を掲載している雑誌という矜持をまったく感じていないからです!

 

 

リカオン:それにしても、小林先生はうまく表現していますね。「こんなできすぎた"いい子"なんか、いるはずがない!わざとらしい!作り物みたい!ぜったに無理して演じているに違いない!」沙耶の怨霊のようでもあり、六条御息所の生霊のようでもあります。

 

 

えみりん:愛子様は国民と違って聖域に生まれ、育ったということを忘れていると思います。次元の違う育ち方をされているのだから“できすぎた子”になっても不思議ではないと思います。

 

 

まいこ: 『戦争論』や、よしりん独演会でも語られた幼少の先生に立ちはだかる御両親の言動は、今の価値観からすれば子供への虐待に当るような厳しさで、それを乗り越えて得られた「これが男であるというフィクション」に、先生は感謝しておられます。

 

 

カレーせんべい: そうでしたね。

 

 

まいこ:現在の価値観で過去の親の言動をジャッジする「毒親」という概念も、キャンセル・カルチャーの類のように思いますけれども、「自分が「毒親」に育てられたと思っているから」という、私的な見方を真の公である皇室にまで当てはめようとする不遜が、先生の作品として記録されたことは、安定的な皇位継承を実現するために意義があるように思いました。

 

 

カレーせんべい: なるほど!

 

 

◆◆◆

 

 

リカオン:一方の言論人はなぜこれほど皇族をいじめるのに必死なのか。屁理屈こねくり回す倉山とか母子の感情を勝手に勘ぐる山口とかについて疑問に思っていました。自分を大きく見せたいのかな?自分が卑小で意地悪な人間だと吐露しているようなもんだと思っていましたが、それが明らかになりましたね。

 

 

まいこ: 特に「勝手に雅子さまを「毒親」扱いしている女がいるが、これも自分が「毒親」に育てられたと思っているから、そう言っているだけだ」というお言葉は、非常に的を射ているように感じました。

 

 

和ナビィ:人間皆同じ・平等、戦後民主主義の中で育った学歴秀才。その陥穽はすべて自分の平等認識の範囲でしか人物を捉えられないこと、そして「高貴・畏れ多い」を察知する感覚を持ち合わせていないことです。人知が及ぶ範囲を過信している浅薄さと言ってもいいかもしれません。「おそれ」に当てる漢字に【畏】は入っていないのではないでしょうか。

 

 

リカオン:皇族の方々は自由のない中で留学する事で束の間の自由と勉学に励む。しかし、愛子様はご自分の自由より、難き時代を国民のために尽くすお覚悟で赤十字への就職を選んだ。

それをありがたい事とどうして思えないのか。

 

 

まいこ: 天皇陛下が今年の御誕生日に語っておられるように、「皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすること」。

このような御立場、真の「公」を引き受けて下さっている皆さま、とりわけ、愛子さまや雅子さまに対して、卑小な「私」という見方で貶める者たちの言動が生れる背景までも、今作の愛子天皇論では克明に描き出してくださいました。

 

 

えみりん:愛子様には人に対する思いやり、優しい心を持っていることが見た目に表れていると思います。人の心は見た目に出ると思います。

 

 

カレーせんべい: じゃあ、私がつるセコハゲ丸なのは・・・

 

 

えみりん:人の心は見た目に出ると思います!!

 

 

◆◆◆

 

 

和ナビィ:3月2日のヨコハマライブ、よしりんバンドの熱演を目の当たりにしたばかり。

その熱冷めやらぬ今日、第226 章【下賤な人間は高貴な人格がわからない】を受け取りました。

 

 

リカオン:よしりんバンドは早くもキャラとして定着してますね。チェブリンの「難しい話をするのはやめて」でツボってしまいました。それに続く「号泣〜♪解せない、解せない、解せない、下賤、下賤、下賤ー!」シャウトにお腹がちぎれるかと思いましたよ。「チェブリンに保守思想がわかるまで教える」への布石と知りながら、乗っかって笑ってしまいました。

 

 

和ナビィ:チェブリンの「よしりんバンドは歌で表現するのよ!」の号令とともにミュージックスタート!!。パンチかますドラムの響き、たたみかけるように弾けるピアノ、マイクスタンドにすがるように狂おしく歌い上げるボーカルよしりん。その激しい曲の名はまさに≪ゲセンロック☆≫ではなかったでしょうか。勝手に曲名を想像しちゃいました。

 

 

リカオン:2月6日号山口氏への反論、生ライブイベントを受けてのバンドのキャラが漫画に登場、次のイベントの布石と、現実と連載マンガが見事にリンクして、ファンの心をリアルタイムで鷲づかみにして来る。漫画もイベントも計算されたタイミングに至るまで読者を喜ばそうとされているのを感じます。

 

 

えみりん:「号泣〜〜♪」と叫んでいる歌。実際にどんなメロディなのかめっちゃ気になります!「歌謡曲を通して日本を語る」で歌ってほしいな♪

 

 

まいこ: 下賤の歌詞、中森明菜の「DESIRE」のメロディが合うような気がしてきました。

♪ゲセン、ゲセン、ゲセン、ゴーオキュー

 

 

和ナビィ:ほんとだ!! ♪ゲセン、ゲセン、ゲセン、ゴーオキューがぴったり入る。

それにしてもこの声、その身のこなし!  すごい歌い手ですね、中森明菜。

 

 

カレーせんべい: 歌謡曲の感想で締めちゃいましたね(笑)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=GD_JdyMQTjw


 

ゴー宣を読んだ感想をコメント欄に書いてください♪

 

簡単でも短くても全然よかです(^^)

 



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コメント: 5
  • #5

    ひとかけら (日曜日, 10 3月 2024 17:39)

    愛子さまを貶める山口真由を初め男系固執派は国民主権病に侵されていて、天皇の主人は我々国民であるぞと思っているのでしょう。
    誕生日の記者会見やケニア国王夫妻の歓待そして短いとはいえ自由を満喫できる留学を手放してまで社会や国民に貢献するのを選んだ愛子さまは男系固執派にとっては眩しいし羨ましいと感じていると思います。
    自分が毒親に育てられたとはいえ俗なるものから一番遠い聖域に居て国民に寄り添ってくれる愛子さまを貶めるのは100%間違いです。

    そして皇室を敬い貢献しようとしてるゴー宣DOJOの人々は男系固執派にとっては目の上のタンコブてすね。
    よしりんバンドの皆様は歌で思想を表現し男系固執派が心底恥ずかしいと思えるように思う存分活動してほしいです。皇室を敬う国民は明るい未来を必ず拓いていくと信じてます。

  • #4

    コバティ (日曜日, 10 3月 2024 11:48)

    よしりんバンドのリアルが、連載漫画にも広がっていく様は痛快そのものです。誰にも真似できない世界がそこにあり、ファン以上に圧倒されるだろう対抗勢力の不穏を想像すると、思わず興奮するほどです。

    ♪ 下賤、下賤、下賤… 号泣〜〜♫ ♫

    もー、やめてぇ〜と思うほどの可笑しみに溢れていますよね。読みながら無邪気に大笑いしました。その分、批判されている当人にとっては痛烈ですよね。この究極の恥ずかしさに悶えなかったとしたら、それはもう人間じゃないと思えるくらい…。

    拗らせ系秀才の軽率な発言を抑制する働きかけとして、あまりにもお見事過ぎると感服しながら、この作品を生み出す先生のご苦労と覚悟も大変なものであろうと想像します。

    先生の〈人間が人間でいるための強烈な働きかけ〉を、ファンサイトの皆がこうして語り合いながら応援する姿は、実に新鮮です。
    よしりん先生の創作欲が、一層鼓舞されます様に…

  • #3

    さとがえる (日曜日, 10 3月 2024 11:15)

    今回のゴー宣を読んでどこかで見た文章と思いつつ男系派全体に向けたものと思ってました。
    男系派の心の歪みに納得してしまいました。

  • #2

    おおみや (土曜日, 09 3月 2024 20:34)

    読んでいて爽快な回でした。
    日常の中であっても「価値観の変異(進化)が止まって久しい状態=価値観のゴールを見た!と固定し成長が止まった個性」おおよそそういう感じで人物像を読んでいる時が結構あります。しかしその安住こそ蜜の味で依存的に作用してくるもの、さて、そういう個性と相対する時に悪人としてどう加減しつつ関わるか、な日々です。

    (号泣)は確かにメロディが気になりますね。

  • #1

    あしたのジョージ (土曜日, 09 3月 2024 18:32)

    あの回のゴー宣は私にとってある意味、神回のように思いました。
    同じ雑誌に載っている人を批判してはいけないと言われている事をあのような形でマンガにして批判しました。
    わかる人にはわかると思いました。
    それを掲載させたSPA!も凄いかもしれませんが。
    凄いテクニックだなぁと思いました。
    改めて小林よしのり先生は凄い方だなぁと思いました。