≪タッチ&ゴー宣≫ 第227章「天皇陛下が性別を確認しなかった理由」

 

このコーナーでは『ゴーマニズム宣言』の最新話を読み終えた読者が、間髪入れずの「タッチ&ゴー」で感想を語り合います☆


 

《参加者》

まいこ: 

えみりん:

リカオン:

和ナビィ:

カレーせんべい: 

  

 

ゴーマニズム宣言 第227章

 

天皇陛下が性別を確認しなかった理由

 

 

まいこ: 冒頭の僅か2ページで、学術的にも女性・女系天皇が存在したことが証明されているという事実を見事に描きだして下さいました。

 

 

カレーせんべい: あのコマは永久保存版にします!

 

 

リカオン:日本の歴史上、女性天皇が存在した事をもっと学校でも教えて欲しいです。そうしたら女生徒達はもっと自信を持つのではないかと思いました。

 

 

まいこ: 先生が述べておられるように権威主義になるとは存じますけれども、未だに男系固執派を気取っている方々に、この2ページを印籠のように掲げて、突き付けたくなります。

 

 

えみりん:私は今週のゴー宣を読んで「愛子様には、女性であることに対して、屈折した感情を持っている様子が一切見られない」というセリフにハッとしました。

(出典:ゴーマニズム宣言 第227章「天皇陛下が性別を確認しなかった理由」より)

 

 

カレーせんべい: 確かに、そうですね!

 

 

えみりん:世の中では女性天皇の議論がなかなか進まず、男系男子しか認めないと言う男系派までいる中で、そのような屈折した感情を持たずにいられること自体「凄いこと」なんだと気付きました。

 

 

カレーせんべい: 周囲の雑音だって、両陛下には聞こえていたはずですからね。

 

 

えみりん:私だったら「なんで女に生まれてきたんだろう」と「男に生まれてればスムーズに事が運ぶのに」とかウジウジしたことばっかり考えてしまうと思います。

 

 

リカオン:それに関してですが、自分は女性ですが理系に進学させていただきました。

しかしいざ就職する段になって、親や周囲から理系は女には無理とか、世の中は女に甘くないとか言われました。

否定的な言葉に負けずがむしゃらに働きましたが、どこかルサンチマンやフェミニズム的な思想が入り、ヒステリックフェミの言い分も理解できる。

時々理解ある男性に対してイヤミを言ってしまい、申し訳ない事をしてしまう。

そんなひねくれたルサンチマンみたいな自分がイヤです。

 

 

カレーせんべい: いや、そのような理不尽に遭遇したなら、多少の屈折するのは当然。仕方が無いことです。

 

 

リカオン:その点、愛子さまは女性である事に屈折した感情がないです。威風堂々とした成年会見を見て、私も愛子さまからオーラが放たれているのを感じました。

 

 

カレーせんべい: なるほど!愛子様の今のまっすぐであたたかいオーラは「凄いこと」なんですね!

 

 

まいこ: 愛子さまが皇太子に上っていただいたら、「女性であること」にルサンチマンを抱いたり、自意識過剰になることから抜け出る方も増えるのではないでしょうか。

 

 

えみりん:両陛下がきっちりと愛子様を育てになったこともあるけれども、両陛下が元からそういうルサンチマン的な考えを一切持っていないというのもあるからだと気付きました。

 

◆◆◆

 

 

和ナビィ:天皇陛下は誕生前に決して子の性別を確認なさらなかったことが語られました。

陛下は「子供を授かる」ことに貴さ・畏敬を持っておられるのだと思います。

逸脱してはいけない「人の領域」を心得えることで、大切な祭事も司り、求めるべき未来への経路を進んで行かれるように感じています。そこに愛子さまがおられます。

 

 

カレーせんべい: タイトルにもなっていますが『天皇陛下が性別を確認しなかった理由』は、国民として深く推察しなければならないですね。

 

 

まいこ: 出産前の性別確認に関しては、産科の医師に「教えていただかなくても良いです」と伝えたにも関わらず、母子手帳に「9割R」と書かれていて、「多分、女の子かな」と思いながら過ごしたのを思い出しました。

 

 

リカオン:私が妊娠した時、婦人科医はお腹の子の性別は調べない方針でした。

高齢出産になりますし、不妊治療もし、流産も経験しましたから、私にとってもなおさら男でも女でもどちらでも良い。

元気にさえ生まれてきてくれればという気持ちでした。

 

 

和ナビィ:今時の夫婦は出産前に胎児の性別を確認するのが殆ど、と言う事態に驚きます。

名前や着るものの準備の都合?!

そんな理由のために、実はとんでもなく大切な期間・遥かへの想いをはせる機会をフイにしてしまっているのではないでしょうか。

 

 

カレーせんべい: 私は特に積極的に聞いたわけじゃなかったけど、「あ、そう。分かるんなら聞いとこかな」くらいの軽い気持ちで事前に聞いてしまったなぁ。

 

 

和ナビィ:母? 祖母? いやもっと遥か彼方から、子供は「作る」ものじゃなくて【授かる】のだと伝えられてきたような気がしてならないのです。

アグレッシブと言えば聞こえはいいかもしれないけれど「自分達の意志で未来を作っていける、知ることができる、計画立てられる」「理論からすればこうなるはずだ」と当たり前に口にする人に警戒します。

そうならない場合、突発の事故、計算外の事態が巻き起こる、なんていくらでもあり得る・現にあるからです。

若い人が「子供を作る・作らないことに決めた」「ライフプランナーに相談したからこうする」とか身近でも時折聞きますが、どこかで引いてしまっている自分がいます。

もっと言えば「あんたいったいどんなバトン受け取って今人生走ってるの?」「あんたのケーカク通りになるんかい?、何起こるかわからないよ。だから面白いんじゃないの?」と。

 

 

カレーせんべい: か、肩身狭めぇ~(苦笑) そこまで考えなかったなぁ。

 

 

まいこ: 実は先日、「男の子が生まれて良かったね」といった会話を聞いたので、性別にこだわる風潮が、まだ残っているのかと驚きました。

 

 

カレーせんべい: え~~!いまだに性別にこだわる人がいるのか~~。どんな事情かは知らないけどギョッとしますね。

 

 

まいこ: そういった会話に違和感を覚えるほどになったのは、天皇皇后両陛下が愛子さまを輝くような素晴らしい女性に育てられる様子を見せてくださったからということが伝わりました。

 

 

和ナビィ:昭和57年冬、初産で長女が生まれた時のことです。すべて初めてづくめのこと、十月十日胎内で大きくなっていた子供がこうして腕の中にいる、そして本能でおっぱいに吸い付きチュクチュクと飲む、皺皺の顔、小さな手。私、親なんだ・・・不思議な感覚がジワジワと押し寄せました。

産院の授乳室では何人もの産婦がいっしょです。すぐお隣りの方はなんだかしょんぼりしておられるのです。そして問わず語りに「今度も女の子だったんです・・4人目・・」とのこと。

今号を読み、あの時のその方の表情をありありと思い出しました。

 

 

カレーせんべい: 確かに昔はありましたよね。私のひいばあちゃんは明治生まれなのですが、私の「いとこ」にあたる男の子が昭和58年に生まれた時には「やっと跡取りができた」と涙を流して喜んでいたそうですから。

  

◆◆◆

  

リカオン:直系の天皇のお子様は愛子さましかいない、皇統を継ぐ事ができるのは愛子さましかいないという状況にそろそろ政治家は気づいて欲しいです。

そして愛子さまの存在は日本が生まれ変わる、天皇制をさらに強く美しくするまたとないキッカケになるはずだと信じます。

天皇皇后両陛下もきっとそう信じておられるような気がします。 

(出典:ゴーマニズム宣言 第227章「天皇陛下が性別を確認しなかった理由」より)


 

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全然よかです(^^)

 



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コメント: 2
  • #2

    sparky (土曜日, 16 3月 2024 20:47)

    「あんたのケーカク通りになるんかい?、何起こるかわからないよ。だから面白いんじゃないの?」
    これを言ってのけられる和ナビィさんが羨ましいです。本日のDOJOで小林先生が「保守思想は設計主義ではやれない」と仰ったのにも通じると感じました。
    人生一寸先も中々判らないものですが、闇よりはハプニングと言い切った方が人生は楽しいですよね。

  • #1

    ひとかけら (土曜日, 16 3月 2024 04:44)

    私が生まれた時の話をしますが、非常に難産だったようです。母は私を妊娠中、食べれず眠れず血の斑点を作りながら早く産まれてほしいと願っていて陣痛促進剤を使ってようやく生まれました。母は女の子が欲しかったそうで兄に引き続き私が生まれたのにガッカリしたそうです。ひでえ母親だな(笑)。しかしながら全力で育ててくれました。
    皆さんの話を見ていて子供を産むこと自体が非常に尊い事が分かります。
    男性であれ女性であれ全力で育てるという天皇皇后両陛下の気持ちが伝わってくる小林先生の画力に感謝します。何だか少し救われた気持ちがしました。
    公の体現者である天皇皇后両陛下の子育てで性別関係なく子供を全力で育てるという風潮が広まる事を望みます。
    私は結婚しない子供も居ない人生を選択しましたが、その分社会と姪や甥に還元する人生にしたいと思います。