投稿者:まいこさん
「光る君へ」第11話「まどう心」、平安女子たちが交わした恋バナが話題となっています。
【光る君へ】倫子の恋への積極姿勢に視聴者驚がく 「スゴ腕ハンター」「意外と肉食」
https://news.yahoo.co.jp/articles/174e871eb6c905dfec9454c315b04c0b350eb59c
元記事
https://encount.press/archives/597866/
17日に放送された第11回では、まひろと源倫子(黒木華)が恋の話をする様子が描かれた。
倫子の恋のスタンスにSNS上で「肉食」という声もあった。
***
この恋バナの直前に、道長とまひろが違う場所で同じ月を見て互いを想い合った後に、左大臣邸で古今集を鑑賞するという心にくい場面が展開。
君やこむ 我やゆかむの いざよひに 真木の板戸も ささず寝にけり
君が来る 僕が行くかと 惑い寝に のぼる十六夜 扉放ちて
「もどかしい。女子はひたすら殿御を待つだけなんて」
「待っているうちに寝てしまうなんて、何て寂しいのかしら」という平安女子たちに
「寝てはいないと思います。寝てしまったことにしないと、自分が惨めになるからと思ったのではありませんか」と前夜の状況を反映させて感想を述べるまひろ。
このあと、左大臣家の娘・倫子とまひろが二人で交わした会話が
倫子「私、いま狙っている人がいるの。両親は私が猫にしか興味がないと思っていますけど、実は想う人はいるのです」
まひろ「それはどなたでございますか?」
倫子「言えない。でも、必ず夫にします。この家の婿にします。その時まで、内緒」
まひろ「それは楽しみでございますね」
倫子「私も楽しみ」
惑っていると、大切なものを奪われてしまうという切ない側面とともに、国の頂きにのぼるものたちを輩出する壮大なシスターフッドの萌芽をみられた場面にわくわくしました。
(管理人カレーせんべいのコメント)
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まいこ (日曜日, 24 3月 2024 15:08)
投稿採用とコメントいただきありがとうございます。
藤原道長が、源倫子という高嶺の花との結婚によって左大臣家の後押しを得て三男坊ながら出世してゆくことは、光源氏が入内すると目されていた葵の上と結婚し、左大臣家の後押しを得るという形で『源氏物語』に反映されていると思います。一家三后実現も、倫子という強い源氏の正妻あってこそ。道長も紫式部も藤原ながら何故に『源氏物語』という理由の一端も伝わるシーンでした。
リカオン (水曜日, 20 3月 2024 23:24)
それにしても源倫子演じる黒木華のお美しいこと‥。絵巻から飛び出したかのような艶やかさ。製作陣も絵巻物を見るような作品を意識していると聞き、目も喜ばせてくれますね。
おおみや (水曜日, 20 3月 2024 21:08)
令和の自由な庶民
妻には言いませんが、(そうか、自分は狙われていたんだったな)(それを知らずに策を弄し待ち受けていたのが自分だった)と思い出しつつも黙って視聴しておりました。ん?その事実を親類縁者同僚一同の誰も信じてくれてないぞ?ど~ゆ~こっちゃ…
ひとかけら (水曜日, 20 3月 2024 16:08)
果報は寝て待てという風には考えられないでしょうね。
リカオン (水曜日, 20 3月 2024 09:32)
「バギューン」って(笑)
狙われた男の気持ちを代弁しているのかな?
この宮廷の恋模様は直接権力とも結びつき、おどろおどろしいものにもなっていくのだろうか?これからももっとたくさんの恋愛体験を見聞きしたり自分も経てこそ、源氏物語が生まれるのですね。
それにしても妾にならんかとか北の方(正妻)でなければ嫌だとか、身分差がある世の恋はもどかしいですね。
シスターフッドかぁ。元彼を仕える方にとられたら維持できるのか要らぬ心配をしてしまふ。