投稿者:まいこさん
「光る君へ」第15回、「蜻蛉日記」の作者、藤原道綱の母・寧子と紫式部・まひろとの出会いが描かれました。
「光る君へ」道綱の母と紫式部の出会い…財前直見、裏側明かす
https://news.yahoo.co.jp/articles/8271fb68a446b72b1b927240bcf0b6a84f15636d
元記事
https://www.cinematoday.jp/news/N0142143
第15回「おごれる者たち」では、まひろが友人のさわ(野村麻純)と共に気晴らしにと近江の石山寺詣でに向かうこととなった。そこで思いがけず、幼いころより憧れていた「蜻蛉日記」の作者である道綱の母と出会ったまひろは感激。
「嘆きつつひとり寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知る」の文言を巡る寧子の「心と体は裏腹でございますから」との言葉は、まひろを激しく揺さぶった。
そんなまひろに、寧子は「蜻蛉日記」を書き綴った理由を明かすと共に
「妾はつろうございますから、できることなら嫡妻になられませ」
「高望みせず嫡妻にしてくれる心優しき殿御を選びなさい」
と妾の辛さを知るからこその助言をした。
中略
ちなみに、運命の出会いが描かれる一方、寧子の息子・道綱(上地雄輔)は一目ぼれしたまひろと間違って、さわに夜這いするハプニングも。
「サイテー」「失礼すぎる」「コント?」「やってもうた!」とツッコミが相次いだ。
***
「蜻蛉日記」を読んだときは、嫉妬に次ぐ嫉妬の描写が重苦しいという印象で、嫉妬した相手を生霊となってとり殺す「源氏物語」の六条御息所は、彼女がモデルかなと考えていたのですが、
「光る君へ」の寧子は、兼家との関係は良好で、頼りない息子・道綱の後押しをする逞しさもあって。
紫式部の文学への希求の発露となった作家というドラマの捉え方によって、道綱の母のイメージがかなり変わりました。「蜻蛉日記」、また読んでみたくなりました。
その頼りない息子・道綱が夜這いの相手を間違えるシーンは「源氏物語」・「空蝉」のオマージュですね。
道綱…間違ったことを認めて引き下がる
光源氏…こちらも良いかも、とそのまま関係を持ってしまう
『夫婦の絆』の一郎は、やはり光源氏と共通するところがあるなあと改めて思う次第です。
≪大河ドラマシリーズ≫
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おおみや (木曜日, 18 4月 2024 20:27)
【見た事があるネコミュニケーションの場面を想起していました】
ある猫がいつもの仲良しの猫と思って初対面の同じ模様の猫にいつもの様に親愛のスリスリ、(あれ???違う猫ニャー!!!)と急に気が付いて脱兎の如く猛ダッシュで10メートル、振り返って超激しい威嚇を繰り返し、追い払ってしまいました。
間違えた時に生じて感じる機微とその後の行動、ニンゲンって大変だニャー・・・
希蝶 (木曜日, 18 4月 2024 20:08)
さわが気の毒だな…という感じでした。この場合、道綱もまひろ…になってしまうんですね。
いったい、何のための石山詣でだったのやら、です。あとになって笑い話になってくれれば良いのですが…。
同じ回の、道兼の公任の家でのふて寝のシーンも面白かったです。
あしたのジョージ (水曜日, 17 4月 2024 06:16)
このシーン笑ってしまいました。
まひろだと思って夜這いしようとしたのに、人違いだったなんて恥ずかしいですね。
羞恥心の元メンバーだけに。•́ ‿ ,•̀
リカオン (火曜日, 16 4月 2024 23:46)
「光る君へ」視聴しての感想を書きたいところですが…、実は用事で見れず、録画していたはずだったのがHDDがいっぱいでこれまた録画できておらず…。
一応再放送の録画を指定しておき、日曜日に2週分まとめて視聴になりそう…。
源氏物語、枕草子、蜻蛉日記など平安時代に活躍した女性作家がドラマの中で脚本の創作とはいえ絡み合うのが興味深いです。古文は無味乾燥な授業で機械的に現代語訳していて頭に入っておりませんでしたが、こうしてドラマになると平安時代の女性たちが躍動する様がおもしろく、日本文学における女性の役割は重要だったと再認識するとともに、どんな人が書き手だったのか想像するのも楽しく視聴しております。