竹田恒泰が社長の令和書籍の歴史教科書が検定合格

 

投稿者:グッビオのオオカミさん

  

令和書籍の歴史教科書が合格 過去4回不合格、社長は竹田恒泰氏 | 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20240419/k00/00m/040/385000c

 

何とも微妙な話です。

男子限定の皇位継承論で有名(?)な竹田恒泰氏が社長をしている「令和書籍」の歴史教科書が文部科学省の検定を通りました。

 

竹田恒泰氏は「国史教科書」にこだわっていた様ですが、皇位継承に関する記述辺りはどうなっているのかが、非常に気になる所です。

 

記事にも

『今回の検定では、国家や王朝の成立に関し「(国連加盟国中)現存する世界最古の国家は、我が国なのです」とした部分が「生徒にとって理解し難い」との指摘を受け「皇室は現存する『世界最古の王家』とも言われます」などに改められた。「後白河天皇の院政」を「後白河上皇の院政」に、「健保元年」を「建保元年」と修正した箇所もあった』

とあり、客観的な事実と自身の主観が混在してた様子です。

 

一応、文部科学省の検定は通ったから大丈夫だろうとは思いたいのですが、何しろ"あの"竹田恒泰氏。

 

私はあまり若い人らに読んで欲しくは無いですねえ。

 

 

(管理人カレーせんべいのコメント) 

 

小林よしのり先生が「新しい歴史教科書をつくる会」をされていた頃は、中学校のすべての歴史教科書に「従軍慰安婦の強制連行」が載っていたほどの左翼教育全盛の時代でした。

 

その頃に「日本を愛する心を育てる教科書」を世の中に送り出すことが、一体どれほどの死闘だったことか。

 

実際にテロまでありましたから。

 

ところが、長年の戦いで左翼を駆逐した後、いわば安全になってから、自称保守が自らの誇示のために愛国教科書を作るというのは、私個人的に吐き気がします。

 

 

必死で土地を耕した人がいて

 

その経緯に敬意も持たず

 

「ここはみんなの土地だよね?」

 

と平気な顔して

 

ブルドーザーで開拓する人間。

 

・・・

 

吐き気がしませんか??

 

 

竹田恒泰については

「思想が嫌い」はもちろんのことですが、

「態度が嫌い」の方が私は大きいです。

 

 


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コメント: 7
  • #7

    パワーホール (日曜日, 21 4月 2024 18:25)

    自虐史観も嫌ですけど竹田史観も同じくらい嫌ですね。それにしても出版社名が「令和出版」とは"不敬"の極みです。
    話はずれますが、竹田恒泰と北村義浩の顔を見ると憤りを感じてしまいます。テレビ局をはじめとするメディアもなぜ竹田や北村のような下品な人物に権威を与えてしまうのでしょうか。

  • #6

    新米派 (日曜日, 21 4月 2024 16:48)

    文部省検定合格版から引用すると、「わが国は、中国から謙虚に文明を学びはするが、決して服属はしない――これが、その後もずっと変わらない、古代日本の基本姿勢となった。そのかわりに、我が国は学ぶときにはどこまでも徹底的に学ぶ。」と、特定の一次史料からでなく歴史全般の印象を愛国的に記述する点では客観でなく主観的というべきでしょう。
    ただしこの教科書の市販本まえがきでは「全体を無視して、部分だけとりあげてあげつらうなら、正しい批判にはならない(後略)」ともあり、反省させられます。
    同書の序章冒頭では「そういう事実をいくら正確に知って並べても、それは年代記といって、いまだ歴史ではない。(略)どういう影響が生じたかを考えるようになって、初めて歴史の心が動き出すのだといっていい。」と、客観に徹するだけでなく、なぜその史実を限られた紙幅で特筆するのかという主観に関わる領域を考えさせる記述があります。とは言えこうした複雑な着眼点は中学生には早いどころか中学教員を含めた平均的大卒社会人にすら理解が難しいでしょう。

    かつての文部省が検定した『新しい歴史教科書』の初版は上記の通りですが、文部科学省が検定した令和書籍の中学歴史教科書の内容は記事以上のことは分かりません。
    扶桑社教科書に小林よしのり先生達が携わっていた頃は、上記の通り実物を読んで(その細部を)批判という手順がまだ守られていたようですが、令和書籍教科書に対しては実物を読まれずに批判されるという斬新な扱いになりそうです。平成期に比べて令和期は更に公論環境が劣化したからなのかそれだけ社長の竹田恒泰さんが嫌われているからなのかは、どっちでも構わないのですが、「つくる会」系でない教科書の占有率が未だに99%を占めているのは残念です。

    『新ゴー宣』中期の頃は、「歴史教科書問題は国家百年の最重要課題」「これに無関心の者は非国民」「新聞・雑誌を常に精読して、この件の報道状況を監視し続けなければ」と自分は固く思い込んでいたものです。しかしその後自分自身が教科書問題への関心を脳内から無自覚にキャンセルしてしまっていたことに鑑みれば、自分もまた脳内歴史修正を乱用する大衆の一人でしかないと気付かされます。

    個々の同和問題や慰安婦問題では、小林よしのり先生や他の論客の活躍によって従来型の認識が一部改善されたことは誇るべき史実でしょう。その一方で、既存教科書における「国産み神話の視点を却下し生物学的進化のみを取り上げる」「原始共産制から王権による身分差が生じた」「一揆や逃散などで封建支配に抵抗した民衆」「異常に分量が多い朝鮮の抗日史」「人権に目覚めた地球市民へ」「現在の価値観から過去を評定する」などなど、大東亜戦史を抜きにしてもこれだけ多い問題点は解消されたのでしょうか。占有率1%の「つくる会」系教科書と、同99%の他教科書ではどのような記述になっているのでしょうか。

    いやしくも史実を探求する歴史教科書に関わる言述において、「どうせほとんどの教科書はいまだに改善されていないに決まっているから、まだ内容がマシらしい竹田さんの教科書の採択率が上がってほしい」と左右の原典を読まずに断言することは控えます。
    いずれにしても、自分自身が「歴史そのもの」あるいは「歴史を中学生に教育するという行為」について見識があるわけではありません。そのため、文科官僚や歴史学者などのセンモンカが了とした内容であればまあ大丈夫なのかなという予断するところです。厚生官僚やウイルス学者などのセンモンカによる功罪の歴史を学んだとしても、また他の分野で深く勉強するのは中々難しいものです。

  • #5

    なおさん (日曜日, 21 4月 2024 15:29)

    すみません。
    そもそも、竹田恒泰が、いつ?どこから?出てきたのか、誰か教えてください。
    小室圭さんに対するあの異常な強烈な嫉妬。秋篠宮家を貶める言動。竹田恒泰1人で、やっていることなのか。親が生きているのに、注意しないのか。恥ずかしくねーのか。
    天皇陛下も大迷惑しているに決まってます。
    ナニ様。

  • #4

    希蝶 (日曜日, 21 4月 2024 14:25)

    簡単ですけれども、「似て非なる者」は(コロナのことも含めて)どこにでもあるのかも知れない、そして、一般にはそのことが認識されない、考えることが抛棄されている、その典型例が、竹田恒泰だったり、WILL、HANADA、正論なのではないか、と思ったりします。
     令和書籍の教科書はそういうものではなければいいのですが(というのははかない望みですね、多分)
     要はそんなに「採用」されなければいいのですが。

     (テーマからずれるのですが)カレーさんのコメントで、私は根室本線の廃線などを思いました。確かに災害で復旧が困難になっていたのですが…これだって、キャンセル・カルチャーみたいなものなのでは?
     人口が増えればいい、とか車社会じゃなくなれば、という単純な話ではないにしても。
     そこに鉄道があった、通っていたという事実は継承されていって欲しいです。その鉄道だって、ひょっとしたら、寺院の境内とか神社の杜とかを潰したものかも知れないわけです。
     そして、皇室廃絶だけは絶対に阻止しないと、です。

  • #3

    牛乳寒天 (日曜日, 21 4月 2024 14:21)

    カレーさんの吐き気に同意です。
    直しの例をちょっと見ただけでも、こんな主観的な表現で教科書作ろうと思えるのかと驚きです。直されたものが教科書になるとはいえ、こんなもので学びたいとは思えないし、自他問わず子どもたちには絶対読んでほしくないなぁ。

  • #2

    さとがえる (日曜日, 21 4月 2024 14:16)

    教科書、歴史的事実は検定を通っているところで解決しているのでしょうが、解釈が不安です。
    特に天皇、明治時代関係に不安を覚えます。
    自分も、将来子どもが学ぶ教科書では選びたくないです…

  • #1

    さらうどん (日曜日, 21 4月 2024 14:10)

    竹田恒泰氏の思想通りに、皇室に関してのことが決められてしまったら、
    確実に皇統は断絶しますので、
    竹田氏は「保守の皮を被った極左」だと言動から感じてしまいますね。
    教科書については検定でどれくらいの修正が入って、実際どういう記述になったのかは読んでみないと分かりませんが、
    「二千年の男系」という固定観念ありきで書いているでしょうし、言葉尻や言い方のニュアンスに修正が入っていても、大筋は竹田氏の考えが反映されたものでしょうね。
    しかし、こういう人達の「執念」は凄いなとは思います。執念と行動力は無駄に凄いんですよね。