投稿者:りぼんさん
このサイトで大吉原展が取り上げられる数日前に、私は展覧会を見に行ってました。
入り口付近に数ヶ所「当時ここで起きたたことは女性の人権侵害であり、私達はそれを容認しません」的なエクスキューズがパネルに書かれていて正直少し興醒めしてしまい、同時に中身も割と否定的なのかしらと不安になりました。
しかし、展示されていた美術品(主に浮世絵)はどれも悲壮感など微塵もなく、遊女の矜持さえ感じられたほどでした。
歌麿は遊女の24時間を数枚の絵に表していましたし(どんだけ通ったんだ⁉︎)、琳派の坂井抱一にいたっては、なんと遊女の一人を身請けし、その女性は様々な文芸に通じていたようで、二人の合作の絵まで展示されていました。
これは江戸に花開いた立派な文化であり芸術に他ならず、今日のDOJOで小林先生も触れられてましたが、現代の感覚で測ってそのあり様を否定したり、ましてや決してキャンセルなどされてはならないものだと圧巻の作品を前に思いました。
可能な方は是非上野に足を運ばれてご覧になることをお勧めします。
(管理人カレーせんべいのコメント)
ジャニーズ問題が表面化した時、当サイトも炎上が続いてしまい、身に降る火の粉を払うためにYouTubeを使ってタイマン議論をやったことがあります。
2023年8月17日
【ガチ議論】ジャニーズ問題~タイマン勝負~
その時、私は「”京都の舞妓さん”も、子供の人権侵害という現代の価値観で、その過去ごと裁くのか?」と問いかけました。
ひとたび「キャンセルカルチャーの津波」が襲ってきたら、それは十分有り得ることだと思いました。
「吉原」については、今後も標的にされるのでしょう。
そして最後は「天皇制」に行きついてしまう。
だから抵抗しなければならない。
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『大吉原展』炎上とキャンセルカルチャー(2024年4月16日)
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枯れ尾花 (日曜日, 21 4月 2024 22:02)
遊女が年季奉公終えた時には身体はぼろぼろになっていることが多かったというから、私が以前、いいとこに嫁入りするのも稀ではなかったと言ったことは間違いかなあ。ぼろぼろになる前に身受けされた女性が運良く遊郭の外に出られて幸せを掴んでいたということかな。
パワーホール (日曜日, 21 4月 2024 18:26)
「当時ここで起きたたことは女性の人権侵害であり、私達はそれを容認しません」ー思いっきり自虐史観やん!