投稿者:ねこ派さん
「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判
https://mainichi.jp/articles/20240425/k00/00m/040/177000c
毎日新聞の記事です。
幼い子どもを持つ親を「子持ち様」とやゆし、強く批判する声がSNS(ネット交流サービス)上で広がっている。
SNSに書き込みをしているのが、子持ちではない女性とみられるケースも、散見されるとのこと。
会社で、子供を持つ女性が、子供の急病などでどうしても会社を休まざるを得ず、そのために、同じ部署の子供のいない女性において、代わりに仕事が増え、その不満が、SNS書き込みへと繋がっているらしい。
「なんで私があなたの子どものために」というわけです。
これ、私は、納得出来ます。
今やサラリーマンは、就労者の8割以上。女性も、正規か非正規で、夫婦共働きで、サラリーマンとして数多く働いており、女性の自営業者や専業主婦は少数派です。
そして東京や大阪や名古屋といった三大都市圏では、サラリーマンの数が非常に多い。
都市生活者に多いサラリーマンは、凡そ、従前からの地縁・血縁から距離を取りたくて、都会に集い、生活している。
その昔、自営業者や専業主婦が多数派だった時代は、近所と共に、親族と共に、子育てをするのが当然だった。
しかし、近所や親族との距離が近いのは、どうしたって煩わしさが付きまとい、色々と面倒臭い。
子育てにおいては、お互い様、というわけです。
しかし都市生活サラリーマンは、近所や親族との付き合いで生ずる、煩わしさ、面倒臭さから逃れたいがために、都市で就労し、生活するという人生を、選択したところが大でしょう。
お互い様、は避けたい、と。
都市生活者は、それぞれ孤独で、隣の家は何する者ぞ、で、隣近所レベルとの関係すら、希薄になりがちですが、それはそれで、自由なところがある。
サラリーマンという職業に就いて、都会暮らしで自立しているのに、何で他人の子供のために、私の自由を犠牲にしなければならないの、と思うのは、不思議でも何でもないように、思います。
しかし、いっぽうで、子育て支援をしないと、少子化傾向が改善されはしないでしょう。
さて、どうしたものか。
因みに私は、中年男性で、子供がおらず独身、名古屋の近郊に在住する、自営業者です。
弟がいるので、子供の頃は、幼い弟の子守をしたこともあるし、最近、甥っ子が生まれたので、その子守も、喜んでしてしまう質。
子供が嫌いではありません。
しかし、子供がいないからこそ、以上のような意見投稿になったのかな、とも思います。
皆さんは、どう思われますか?
(管理人カレーせんべいのコメント)
「国家の存続を願う」という”公心”を発揮すれば、「この国の子供が生まれ続けること」はやっぱり重要です。
自分が結婚していようが、結婚していまいが。
自分に子供がいようが、子供がいまいが。
国民である以上、子供の問題は共有せざるを得ないと思います。
少子化対策に協力することも、国民として必要な行動だと私は思っています。
ただ、人にはそれぞれ”私心”というものがありますね。
「子持ち様」と揶揄するような言葉をSNSで発露するのは「私心の表出」だと考えます。
人間だもの。そう思うこと自体は否定しません。
ただ価値の序列からしたら「下」になると思います。
私の結論としては、
「居酒屋で悪口言ってりゃいいだろ!」
「SNSで発信するな!」
と正直思います(;^ω^)
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田舎のおっちゃん (月曜日, 29 4月 2024 11:37)
「子は国の宝」なる思想は戦前の富国強兵思想とも繋がって批判されるでしょう。
では、我らは何をもって、
「子供を作れ、ふやせ、育児せよ」と号令をかけるのか?
結局、リベラル派にはここが無いんですよ。
既に生まれてきちゃった「子供の権利」は語れても、産めよ増やせよと奨める思想は無い。
へにゃへにゃと「子育ての快楽」などを語るしか無い(子供はペットじゃねーよ)。
そもそも思想が無いのに政策や負担を語っているから、ピントのズレたバラ撒きや義務の話にしかならないし、そりゃたんなる義務や負担には不満も溜まるでしょうね。
JET (日曜日, 28 4月 2024 18:08)
日本の場合、裏ルールが同調圧力で存在しているのが問題です。
そもそも経済を回すためと言って祝日増やしたり、金曜日を半休にしようとせずとも、有休消化させれば済む話で、今回も子持ち様だなんだと鬱陶しい事言わずに権利を行使しただけと捉えればよいのです。
ワクチンだって強制禁止は上っ面で半強制だったり、同調圧力で裏ルールを作る方がオカシイ、使ってはいけない権利を明文化する事への嫌悪感こそが必要だと思うのです。
まあこの問題についてはどんな大人も子供だったワケで、そういった想像力が欠如して生理的な感覚で適当な屁理屈を捏ねて発信する人が増えたなという印象ですが。
sparky (日曜日, 28 4月 2024 02:35)
コロナ禍で日本人は「叩く愉しみ」を覚えてしまった。マスクが奨励されればマスクをつけない者を、ワクチンが推進されればワクチンを打たない者を「みんなの事を考えない利己的な悪者」として叩ける事を、迷惑を被った正当な怒りの表明だと装えば少なくない匿名の支持者が付くことも知ってしまった。
コロナ禍が明けてそんな「他人を悪と決めつけて叩く愉しみ」が減りそうだったところに勃発したのがジャニーズ問題。つくづく最悪のタイミングだった!
以来マスコミに煽られるままに次々とキャンセルを繰り返してきたが、別にマスコミが煽らなくてもこの通り。むしろマスコミに記事ネタを提供するまでに成長した………アカン方向に。
やはり主犯は国民だ。
ト◯ロ岩 (土曜日, 27 4月 2024)
有休の範囲内であれば
許容するしかないと思います。
ただ、それが理由でひと月に
二桁休まれると、シンドイですけど。
新米派 (土曜日, 27 4月 2024 16:30)
産休育休看休などで惹起される子持ち様批判論議に関しては、因果性や合徳性など素朴で平易な演算子だけで概ね回答できるものだと思っています。
職場において、苦情客が現れたり長期育休が申請されたり機器不具合が発覚することで、自身の業務が不意に増えてしまうことはままあります。
業務増に因果関係のある人物として、苦情客を案内した受付社員や育休社員の結婚相手や機器不具合を指摘した出入り業者を挙げる人もいるでしょう。けれども普通は、関係者のうち道徳に合致しない行為をした者だけに求償するはずです。
とは言え道徳観念が個人ごとに異なるのも事実です。
結婚を願望し続けてきた中年社員で、後輩のくせに先に結婚するのは倫理的に許されないと考える人もいるでしょう。地縁を避けてきたサラリーマンが、独立独歩の都会生活でなぜ田舎の如き共助を強要されねばならないかと思うこともあるでしょう(会社形態そのものが本質的に共助であり、本当に独立したいなら被雇用者を辞めて育休など関係ない自営業になればよいと自分は思いますが)。
未成年の扶養という大事業に比べれば、それを批判する者達が内心で抱える事情や信条など生活排水程度のものだとあからさまに切り捨てづらいのが悩ましいところです。
子持ち様批判をする人は、子持ち様たちのことを子供が主役の子供国に行くべきと考えるかも知れません。「子持ち様批判」を批判する人は、子持ち様批判者たちのことを人口動態や年金制度など関係ないアンドロイドの国に行くべきと考えるかも知れません。
理想とする日本国に比較的近いのはどちらかと言えば前者の国だと思うので、自分個人としては子持ち様を擁護し子持ち様批判者を批判する立場を採ります。
因果関係を、目に見える身近なものに求めてしまいがちなのはどの国でも共通だろうと思われます。とは言え自分の偏見として、日本人の場合は決まり事や制度を不変所与のものと捉え、なおかつ権威あるお上に従順な性質が特に強いのではと推量しています。
自身だけ明らかに業務量が多く、毎月100時間以上の残業が1年以上も続くと、他の係員たちのせいだと確かに感じてしまいそうになるものでした。しかしながら、育休代替も含めた人員や業務量の配置調整は、経営者や管理職が采配するべきことです。
この件で言えば、批判したいのであれば第一に育休代替措置が不充分な経営者であり、第二に企業へそうした措置を採らせられていない政治家及び有権者たちであり、第三にこのような職場環境しか選べなかった自身や育休者を含めた社員全般とするべきでしょう。
ただしこうした社会論を、子持ち様批判をする人々に示しても感情的に拒絶するだけでしょう。
教育段階で、論理学や法哲学、子育て施策の意義などを組み込むべきという正論もありますが、むしろ「子供は大人全員が無条件に愛するべき存在」「子育てをする者を神の如く称えよ」と感情論丸出しの洗脳の方が有効なのかも知れません。
佐々木 (土曜日, 27 4月 2024 16:04)
ぼっちの方が気楽と私心丸出しの
自分ですが、流石にこれはないなあと
思いました。
むしろ、仕事を引き継げるなら、
まだマシです。
その仕事が担当者に属人化してたら、
会社に損害を出す羽目になるのがオチです。
Dr-mukimuki (土曜日, 27 4月 2024 14:34)
「なんで私があなたの子どものために」という女性は、生理休暇や妊娠に理解のない男どもを非難できるものなのでしょうか?
うちの職場は急な本人の体調悪化や家族の急な催し等は「お互い様」と認識させているので、そのような方しか働いておらず助かっていますが、その分、新しい人がなかなか入ってこないのが悩みどころです。
偉そうなことを書きましたが、「緊急出勤(残業)手当て」を出せる余裕がないのが情けないところです。
英二 (土曜日, 27 4月 2024 14:25)
マタハラの変形じゃないですか
管理人様の言う通り、心の中で思っていても今は公にしていいものではないです。
小林先生もかつて仰ってましたが、SNSって便所の書き込みを公に自己主張の場にするからホントに嫌いです。
とっとちゃん (土曜日, 27 4月 2024 13:31)
障害者雇用なので低賃金であり、性格に難がある上に障害が遺伝するかもしれないので結婚や子を持つことは諦めている。
これからを生きる子供には力になれないけれど何かできたらなとは思いました。誰しも子供の時は迷惑や世話をかけたもの。お互い様の精神を持ちたい
職場は病院で育児経験のある女性看護師さんがほとんどなので悪口は聞かない。ただ、待遇や労働環境が良いとは言えず人手不足が深刻で崩壊がそろそろ近いかも
長く生きて若い世代の負担になるの嫌なので年齢や病気の有無に関係のない安楽死が法整備化してほしいなとは思っている
すろん (土曜日, 27 4月 2024 13:11)
看護師や助産師の世界では、時短労働者へのフォロー残業が、週40H超えが常態と聞きます。娘が20代半ばの頃、時短者への愚痴を帰省の度に聞かされました。今は自らが時短者になって、陰口を叩かれています。
この問題は、共同体の崩壊とそれに変わる行政および雇用事業者の負担強化の限界が、議論されるテーマです。
のんくん (土曜日, 27 4月 2024 12:37)
「自分が人を助けてやっている!」と思っていても「実は知らない所で人から助けてもらっている」と思った方が気持ちも楽になりますし、実際長い目で見ればそうだと思います。
「情けは人の為ならず」という言葉は自己責任を相手にに押し付ける言葉として誤用する人がいますが、本来「巡り巡って己が為」と続くように、人にやさしくすれば巡り巡って自分にも返ってくるという意味なので、優しく助けてあげる事が大事だと思います。
まいこ (土曜日, 27 4月 2024 12:25)
名古屋ゴー宣DOJOの「学問のすゝめ」rightを福沢諭吉が如何に訳したかに通じるトピックのように感じます。「権理道義」は義に通じる理のある力、「権利」は利己主義、自分の利益だけの権限、力。義は、人間の行動・思想・道徳で、「よい」「ただしい」とされる概念、とのこと。目の前で起きたことに、思わず手をさしのべるような行動が、廻りまわって自分のためにも世の中のためになる「権理」。物事を一過性の自分だけの利益でしか考えていない「権利」では、それこそ長く続く世の中にならないと思います。たけしさんの会社のように、ふつーに助けるのがふつーの職場、助け合ったことが報われる職場が増えるといいですね。
晃明 (土曜日, 27 4月 2024 12:21)
小さい子供が二人いますが、一緒に連れて行くのはせいぜい公園、娯楽施設、近所のスーパーくらいで、それ以外の場所は親が我慢して行かないようにしています。
コロナの時は子供がちょっと喋っただけで「飛沫ガー」「マスクガー」と言われてウンザリしました。
色々と意見はあると思いますが、ネットの中で騒いでるだけならまだマシな方だと思いますよ。
ココ (土曜日, 27 4月 2024 12:01)
たけし社長の仰るとおり、子どもが急病で母親が困っていたら職場の同僚が助けるのが一番で、私も当然のように業務の代役をなるべく行っています。
少子化もあり、子どもは国のみんなの共通の宝という公の思いと自分も子どもや親の緊急時に逆に助けて貰うことがあるかもしれないからです。
ただ、たけし社長が経営される会社の「緊急出勤(残業)手当て」のような制度がある優良企業は多くない気がして、私の職場も特に手伝ったことへの報酬や評価などは無く、そういったことも不満が溜まる要因かもしれません。
また、私の職場でも不妊治療をしているなど、子どもが欲しくても出来ない方もいる中で、節操なく子どもの話ばかりする母親がいて、そこで分断が生じている気もします。
子を持つ、持たない双方に共通して、みんな自分の利益ばかりで公心が無いことで、殺伐とした世の中に成っていて嫌になります。
たけし (土曜日, 27 4月 2024 09:29)
子どもの病気で、お母さんが困ってたら、職場の仲間でふつーに助け合えばいいのにと思いました。そんな優しさのない職場が多いのかもしれませんね。うちの会社では、助けてくれた社員が「ラッキー!」と喜ぶくらいの「緊急出勤(残業)手当て」を感謝の気持ちでお支払いしてますが、さすがに「なんで私があなたの子どものために」なんて考えるような人は、今まで見たことないです。殺伐とした世の中ですね。。
はな丸 (土曜日, 27 4月 2024 08:52)
そうなんですね、カレーさんがおっしゃるように、いちいち言うな、居酒屋で言っとれ、という話なんですよね。確かによく言われるように寛容さがなくなってきたんでしょうが、SNS等に軽い気持ちで書き込む人間があまりにも多くて、それをメディアが拾い上げて煽って、ハイ世論いっちょ上がり、みたいなね。何かこういうの、いちいち考えるのもメディアに乗せられてるみたいで馬鹿馬鹿しくなることが最近増えました。
ダグドラえもん (土曜日, 27 4月 2024 07:52)
私自身も独身子無しの48歳腐女子ですが、既婚者だろうが独身者だろうが子持ちだろうが子持ちじゃなかろうが、大人と言うのは未来ある子供の為に何かを為し、そして未来を繋ぐ為の少しでも手本になるとかで社会を良くしようとしたりする…そう言うモノだと思って、公の心を忘れてはならない様に日々生きてるつもりですf^_^;。
ひとかけら (土曜日, 27 4月 2024 04:20)
私は独身で結婚してませんが兄の3人の子供には成る可く関わって彼らの人生が充実するように務めたいと思ってます。
人口が減ってきたら社会を支える構成員が少なくなり自由な独身者も割りを食う可能性があるなら、お互い様の精神で独身者と子育てする人々が連携するのは必要です。
輝くような黄色 (金曜日, 26 4月 2024 23:59)
この問題、私はただただ、想像力の欠如した体が大きいだけの幼児が増えたなぁ、としか思えません。
そんなことを言うなら、こちらは次世代育成という国家的事業を担ってるんだよ!と言い返したくなりますね。同レベルの幼児になるから言いませんが。
子は国の宝、という常識はどこへやら、ですね。
RUIDO (金曜日, 26 4月 2024 23:53)
SNSで「子持ち様」とか発信している人は、居酒屋での愚痴と同列のつもりなんでしょうね。まさか世の中に何らかの影響を与えているとは、微塵も思ってないと思います。
確かに他人の肩代わりをするのは大変だし、マナーが悪い人も実際居るし、良い気がしない時があるのも分かります。でもそんな私的な事で、子育てしづらい世界を構築する方が問題でしょう。
まぁSNSで子持ち批判はするような人には公共心のカケラも無いし、居酒屋で愚痴る事も出来ないのでしょうが…
リカオン (金曜日, 26 4月 2024 23:26)
2つ思いつく事を書きます。
1つは、子持ち様の子どもが大人になったら、社会の構成員になって、いずれ独身者はその世話を受ける側になるだろう。今子持ち様にしてあげている事は倍以上の恩恵で返ると考えられないだろうか。それどころか、日本国が無くなるかの瀬戸際に来ていると考えると耐えることはできそうだが。
もう一つは、日本人が貧しくなって余裕がないので、末端の部分で争っているようにも見える。好景気で短時間労働でも充分稼げれば、こんないがみあいにはならないのではないか。貧すれば鈍する。
貧しくとも子は国の宝と言っていた、昔の日本人はどこへ行ったのだろうか。
SNSは良識を駆逐し、便所の落書きが優勢になるのが苦々しく思う。
パワーホール (金曜日, 26 4月 2024 23:07)
解決策は、以前小林先生がおっしゃっていた「共同体の回復」でしょうか。女性が安心して仕事と子育てを両立できる仕組みが必要ですね。