投稿者:まいこさん
愛子さまが「夢みる光源氏」展で、高校時代のレポートについて御言葉を述べられたようです。
調査員が感銘受けた愛子さま「夢みる光源氏」展の専門的質問 高校のレポートで『枕草子』登場する犬「翁丸」テーマに
https://news.yahoo.co.jp/articles/780d715b931f4bc34949ac89e684602fa12b2a2a
元記事
https://www.fnn.jp/articles/-/698355
特別展では、その『枕草子』の『夢』にまつわるシーンも紹介されていた。
夢の意味を思案して恐ろしく感じた時に、他人に「なんでもない」夢だと分析をしてもらうと安心する、という一節について説明を受けると、愛子さまは「現代でも夢占いはありますよね」と話された。
星さんによると、このとき、愛子さまが高校時代のレポートで『枕草子』に登場する犬「翁丸」をテーマに取り上げたことを明かされる場面もあったという。
この「翁丸」の一節が、西暦995年に藤原隆家が花山法皇を襲撃した「長徳の変」が背景になっているのではないか、ということについてレポートで論じたという愛子さま。
「長徳の変」の場面を展示していた『栄花物語』の前では、「大変思い入れがある場面です」と話されたそうだ。
***
『枕草子』の『夢』にまつわるシーンは、261段「うれしきもの」
「いかならむと思ふ夢を見て、恐ろしと胸つぶるるに、ことにもあらず合せなしたる、いとうれし」
「翁丸」の一節は、『枕草子』第九段にあります。
http://www.manabu-oshieru.com/daigakujuken/kobun/makura/009.html
ちょうど12日に放送された「光る君へ」第19回のラスト、花山院に矢を射かけた「長徳の変」により、藤原伊周、隆家は流罪となり、後に許されて帰京します。
https://realsound.jp/movie/2024/05/post-1659290_2.html
―この「翁丸」の一節が、西暦995年に藤原隆家が花山法皇を襲撃した「長徳の変」が背景になっているのではないか―
『枕草子』に「長徳の変」についての言及はない代わりに、第九段で一条天皇の愛猫に吠えかけた「翁丸」という犬が島流しとなるも、宮中に戻ってきて涙を流し、許されるという描写によって中関白家(関白藤原道隆を祖とする一族の呼称)の悲劇を暗に表しているということでしょうか。
愛子さまのレポート、拝読してみたいです。
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和ナビィ (火曜日, 14 5月 2024 13:34)
昨日13日のGJ、まいこさんの【「光る君へ」と読む「源氏物語」第4回 第四帖<夕顔 ゆうがお>】もますます面白かったです。 流れるような美しい筆文字で読んでいるようなキモチ、それこそ「情感」がしっとりわくわくと伝わってまいります。(尤も筆文字をすらすらと読めたら!のハナシですけどね;;)。
「夢見る光源氏」の展示にお出掛けになったニュースもこうして読むにつけ、愛子様は「源氏物語」へのやわらかで深い造詣と、こういう情感を豊かにお持ちであることが伝わってまいります。その美しさとともに≪情感ごと≫惹きつけられずにはおれません。和歌も日常の中で自然に詠まれているのではないでしょうか? 源氏物語の時代のように和歌での遣り取りもおできになるに違いないと思ってしまいます。
先生も---まいこさんの「源氏物語」考察で、我々の「情感」を深掘りしようではないか!---と書かれていましたが、この感覚はどんなに生きることを豊かにしてくれることでしょう。
リカオン (火曜日, 14 5月 2024 00:01)
わあ!まいこさん、私の要望を実現くださり、ありがとうございました!
枕草子の該当する一節も紹介くださって。
翁丸、年寄りの犬なのにひどい目にあってかわいそうでした。
動物好きの愛子様も気に掛けられたのですね。
光る君へでは源倫子が猫を飼っているので似たようなシーンがこれから出て来るかも知れませんね。